伏線回収が凄い!衝撃が走る面白いオススメ漫画をネタバレ無しで紹介

勢いで面白い漫画ももちろん最高なのですが、緻密に構築されて伏線回収の快感を味わうことが出来る漫画は1回普通に読んでも面白いですし2回以上読むとより深く作品を知れて1度で2度以上楽しめます。

そんな伏線回収が素晴らしいオススメ漫画を紹介したいと思います。

喧嘩商売・喧嘩稼業

日本で一番面白い格闘漫画と言っても過言ではない漫画。

 

それが喧嘩稼業です。現在は喧嘩稼業として連載しているのですがその前作の喧嘩商売も格闘漫画としてトップクラスの面白さです。

格闘漫画は大体登場人物が人間の域を超えた超常現象的なものがほとんどで、格闘技の強さ云々についてはあまり語られることが無いですよね。

 

大体、舐めた態度で先に相手に殴らせる→なんやかんやで本気出して勝つ

 

みたいなワンパターンが多いです。その中においてしっかりと格闘技そのものを追求している喧嘩稼業は格闘漫画として最高級に面白いです。

 

面白いのは当然です。なぜならテーマが最強の格闘技は何か?ですから。男ならこの一言で血が湧きたちますよね。

 

格闘漫画として優秀でありながら単純な腕力の強さだけでなく頭脳戦を含めた総合的強さ。

 

つまり、喧嘩の強さを追求する漫画なので作中で数々の頭脳戦が繰り広げられて何気ない会話、動作が後々に繋がっていき逆転するので身震いするほどの興奮が全身を襲います。

 

そして、舐めた態度が一切ない。

 

登場人物全員貪欲に勝つことに向けて真摯な態度で向き合っているので格闘的な強さと頭脳戦を含めた死に物狂いの本気の戦いが見れます。

 

これでつまらないはずが無いですよね!!!

格闘漫画としても優秀、頭脳戦で伏線回収も凄い。こんな漫画読まない理由が無いですよね。

 

欠点は作者がサボりがちでほとんど連載をしないことです。

 

是非読んだことが無い人には読んでもらいたいと思います。

喧嘩商売を読む

喧嘩稼業を読む

フリンジマン

テーマとしては非常にくだらないギャグ漫画なのですが、話の展開は伏線だらけの超が付く頭脳戦。

 

それがフリンジマンです。

 

内容は浮気のプロと呼ばれる愛人教授と呼ばれる人間に師事してもらいながら、いかに浮気を遂行していくか、どんな女性が浮気関係に発展できるかを大真面目にもっともらしく面白おかしくやっていくのです。

 

巻数も4巻と非常に少ないながら内容は濃厚。

単なるギャグ漫画として終わるのではなく浮気を成功させるまでの過程が頭脳戦を売りにしている漫画以上にレベルが高い。

 

例えば、浮気相手と食事をしている飲食店に自分の妻がいたシチュエーションなど明らかに絶対絶命でどうしようもない状態から様々な策を駆使して苦境を乗り越える様は笑いあり伏線回収ありで一気に読み進めてしまうでしょう。

 

伏線回収の頭脳戦とその高度な頭脳を浮気をするためというしょうもないことに全力を奉げる面白さが詰まったフリンジマンはギャグ漫画ながら衝撃が走る面白さがあります。

フリンジマンを読む

監獄学園

これまたギャグ漫画なのですが、ギャグの面白さとストーリーの面白さの二つの両立が中盤まで出来ていた漫画。

 

それが監獄学園です。

 

最初に言いますが、後半は滅茶苦茶先延ばしのつまらない展開なので読まなくても良いです。

ただ、初期から中盤までははっきり言って滅茶苦茶面白いです。

 

内容は女子が1000人に対して男子が5人しかいない学校が舞台。主人公たちはいきなりのぞきをしてしまい学校内にある監獄に入れられてしまいます。

 

監獄に入れられている中、主人公はヒロインと相撲を見に行くデートの約束をします。しかし、監獄に囚われた以上デートに行けない。

 

そのため、主人公はプリズンブレークをするために試行錯誤をこなしていきます。

 

この漫画は絵が綺麗だしギャグとしてもレベルが非常に高いので笑えるし癖が無く安心して読むことが出来ます。

 

ギャグとして油断しているとそのギャグだった部分が実は脱出するための伏線だったり脱出がばれそうになる絶体絶命のピンチを咄嗟の機転で回避したりと伏線回収漫画としてもかなりレベルが高いです。

 

絵も上手くギャグも面白い、そしてストーリーも伏線回収がしっかりできている監獄学園は読んでおかないと損です。

監獄学園を読む

うしおととら

少年漫画の王道中の王道でありお手本のような漫画。

 

それがうしおととらです。

 

ストーリーは主人公潮が自分の家の倉庫で槍によって封印されているとらと名乗る妖怪と出会う。

封印していた槍は獣の槍と呼ばれるものでどんな妖怪に対しても絶大な効力があるもの。

獣の槍は白面の者と呼ばれる最強の妖怪を倒すために作られたもので、潮は様々なトラブルに巻き込まれていく。

 

そのトラブルの中、とらと友情を深め獣の槍の秘密、とらの秘密が明らかになりお互いに成長しながら最強の敵に立ち向かっていく。

 

話の展開としては少年漫画とはこうあるべきだと断言出来るくらい気持ちが良くすっきりとした展開。

 

主人公は獣の槍を巡って様々なトラブル、旅を続けることになるのだが道中であった人物、謎、その一つ一つが全て伏線であり一切の無駄が無い話作り。

 

最初期の頃の忘れかけていた話すら最後でしっかりと役に立ったり、道中で出てきた伏線は必ず最後には回収されるのであまりにも完成され過ぎたストーリーです。

 

少年漫画的な友情と熱さに加えて伏線回収がどこまでも凄いストーリー展開。

古い漫画ですが時代の古さを感じさせない漫画です。

 

是非読んでもらいと思います。

うしおととらを読む

それでも町は廻っている

日常ほのぼのギャグと呼ばれる緩い展開の漫画でありながら実はホラーと推理サスペンス要素と伏線だらけの漫画。

 

それがそれでも町は廻っているです。

 

ストーリーらしいストーリーは特になく主人公の高校1年から3年までの日常風景を描いていきます。

 

普通にギャグが面白くほのぼのしているので安心して読んでいるといい意味で予想をひっくり返してきます。

 

まず、この漫画時系列がバラバラで掲載されるのです。

 

普通の日常漫画だったら時間という概念が存在していなかったり、あっても時系列で愉快に展開していくじゃないですか。

それなのに、1年の話をしたと思ったら次の話ではいきなり3年の話になっていたりと最初のうちは混乱します。

 

しかし、全巻通してみると「ここはこの時の話か・・・」とか「最終巻近くの話が最初期に載っていた話に影響しているのか・・・」など構成自体に伏線がちりばめられいます。

 

また、キャラが可愛く魅力的で油断しているといきなり謎だらけで一切の理解が出来ないような怖いホラー話をぶっこんできたりします。

 

そのホラー話がどこにも影響しないかというと絶妙に他の話にも影響を与えており、ネタが無くなったから意味も無く書いたなんて話が1話だってありません。

 

さらに、主人公は推理小説好きという設定であり作者も筋金入りの推理マニアなので下手な推理ドラマ顔負けのトリックを披露したりします。

 

笑いがありほのぼのあり、ホラーあり推理あり、伏線回収ありの最高級のエンターテインメント性がある漫画です。

是非読むことをオススメします。

それでも町は廻っているを読む

外天楼

それでも町は廻っているの作者の短編漫画。

 

それが外天楼です。

 

この漫画は1巻しか無いにも関わらず内容が重厚です。

伏線回収ということのみに全てを奉げている漫画と言っても過言ではありません。

 

登場人がさみだれしきに出てくるのですが、最初はどのキャラクターも日常ギャグ漫画の体を装っています。

しかし、話を読み進めるにしたがってその登場人物が全員繋がっていき無駄な話が一切ない。

 

計算され尽くした美しい数式を見ているような感覚に襲われます。

全1巻という内容で語り過ぎるとネタバレになってしまうので是非読んでくださいとしか言えません。

 

絶対に伏線回収の凄さに感動すると思います。

外天楼を読む

ハンター×ハンター

言わずと知れた超人気漫画。

 

それがハンター×ハンターです。

 

この漫画の魅力はとにかく高度な頭脳戦とその高度な頭脳戦の合間に仕掛けてある伏線の絶妙さです。

ただでさえ話の内容が面白いのに、その中にしっかりと伏線を入れ込んでおりしっかりと回収する手際の良さには感心するしかありません。

 

この漫画の魅力は単純な力だけでなく工夫さえすれば自分より格上の相手でも勝つことが可能である点です。

いかに頭を働かして自分の実力を発揮するか相手を貶めるのかを追求しているのが最高です。

 

作者が連載をサボる以外は欠点のない漫画です。

見たことない人はいないはあまりいないと思いますが見てない人は絶対に読んでおきたい漫画です。

HUNTER×HUNTER を読む

福本作品全般

金、謀略、人の心の隙間について書かせたらピカイチの漫画家であった人物は福本伸行さんしかいないでしょう。

 

最近の漫画は正直何をやっているのか意味不明ですが、だからと言って過去の名作が色あせるなんてことは一切ありません。

 

究極の頭脳戦、マネーゲーム。

そして、吐き気がするぐらいの悪人。

その悪人から出る言い訳が一切出来ないような素晴らしい名言。

そんな魅力ある悪人から耐えて耐えてからの伏線回収しながらの大逆転劇。

 

こんなのつまらないはず無いじゃないですか。

正直に言ってどの漫画でも福本作品は面白いです。

 

面白いですがその中でも特に完成度が最後まで高かった漫画を二つ紹介します。

 

まず、一つ目が天 天和通りの快男児です。

 

麻雀漫画で誰もが知っている有名作品はアカギ 闇に舞い降りた天才だと思います。

 

もちろんアカギもワシズ麻雀の最後以外は完璧なる面白さなのですが、そのアカギが始まったのは、この天という作品で登場してあまりの魅力で人気があったから連載が始まったのです。

 

つまり、晩年のアカギが登場するのです。

そして、面白さはアカギと同レベルの面白さ。

 

そう聞けば読まない理由が無いですよね。

 

特に自分がオススメしたいのは漫画の最後部分です。

アカギはワシズが閻魔と戦ったりして意味不明なのですが天の最後は頭脳戦とか伏線回収とかはありませんが人生を生きるうえでの教訓しかありません。

アカギが最後に一人一人に語らう場面があるのですが、そのどれもが人生の教訓になり得る名言しかなく感動ものです。

 

究極の頭脳戦と伏線回収、そして誰もが絶対に考えて覚えておかなければならない名言の数々がある天は生きるなら誰もが読んでおきたい漫画です。

天-天和通りの快男児を読む

二つ目の作品は銀と金です。

個人的には福本作品の金と謀略と大逆転の醍醐味が全て詰まった作品だと思っています。

 

出てくる悪党がカイジと比べものにならないレベルとクズばかり。

そして、周りの人間も一癖も二癖もある金が大好きの大悪党。

 

そんな奴ら相手に持てる限りの全ての知恵、体力を尽くして勝負に挑み金を破滅するまで分捕る様は快感としか言えません。

 

ネタバレになるので言えませんが、気持ちよく終わるのではなく金のみを追求する人生について考えさせられるような最後なので決してハッピーエンドではないところもオススメしたい部分です。

福本作品の良い所の全てが詰まった作品ですので是非読んでもらいたいです。

銀と金を読む

東京喰種

当初はダークファンタジーの金字塔になるかと思われた作品。

 

それが東京喰種です。

 

ストーリーは、とある事故から喰種(グール)と呼ばれる人を食料としてしか生きられない人と見た目が全く変わらない存在になってしまった主人公金木。

人間と喰種の二つの存在で悩みながら葛藤して不条理な世界に答えを求めていく。様々な喰種や人と出会う中で自分が喰種になった謎と世界の謎の伏線を回収していく。

 

ストーリーだけ見ると本当に面白そうで自分が一番期待していた漫画でした。

 

過去形なのは1部の8巻以降から徐々に狂い始めていったからです。

 

8巻までは主人公が悩みながら一つ一つのものに向き合いもがき苦しみながら戦っていました。

ダークファンタジー要素がありながら戦闘も非常に面白く特に7巻、8巻辺りの面白さは格別です。

 

しかし、それ以降はバトル中心で特に悩みもしないし主人公が意味も無く不幸なだけなのでつまらないです。

そして、登場するキャラもどんどん魅力が無い奴ばかり。

 

でも、辛うじて1部まではダークファンタジー要素がありながら戦闘も面白く、各所に伏線を仕掛けてありテンポよく回収されていくので本当に面白い漫画です。

2部以降はオススメしませんが、1部までは伏線回収漫画の名作なので読んでみて下さい。

東京喰種トーキョーグールを読む

神のみぞ知るセカイ

恋愛漫画でありながら伏線回収までしている出来過ぎたストーリーがある漫画。

 

それが神のみぞ知るセカイです。

 

ストーリーは、主人公は発売されているギャルゲーは全て攻略するという信念を持っておりネット上では落とし神と呼ばれるギャルゲーの神様。

その主人公の元に人の心に巣くった悪魔を出すために相手を恋愛状態にさせて心の隙間を無くさせようと悪魔エルシィが落とし神の噂を聞きつけやってくる。

 

主人公は3次元には興味が無いのだが自分の命がかかっているのでギャルゲーテクニックを駆使して女の子を落としていく。

 

概要だけ見るとありきたりのハーレムストーリーなのですが、そこらへんのハーレムものと違う点はストーリー重視の展開です。

 

悪魔とか天使とかハーレムファンタジーものなら特に理由もつけずやっても問題は無いのに、天使とは何か。悪魔とか何か。

 

また、なぜ自分が選ばれたのかについてもしっかりと設定が練ってあり話が進むにつれてどんどん謎が明らかになっていき、なんとなしに考えていた設定が伏線として散りばめられていたことを理解すると鳥肌が立ちます。

 

女の子たちは可愛く手軽にハーレムものが楽しめながらストーリーも面白いという一石二鳥の漫画です。

ニヤニヤしながら楽しく読めるので是非読んでもらいたいです。

神のみぞ知るセカイを読む

嘘喰い

とても週刊連載としてやっていたとは思えないレベルでゲーム設定が考え込まれている漫画。

 

それが嘘喰いです。

 

ストーリーは、裏社会で有名な組織賭郎。賭郎は勝負の公正と取り立てを目的とした戦闘能力が高い集団。

その賭郎が立ち合いの元にお互いが自分の破滅レベルの財産をかけて争う賭け事勝負。

 

その賭けごとに勝ち続ければ裏社会を牛耳れる力を持つ屋形になることが出来る。その屋形に挑む勝負通称屋形越えに挑み、一度は落ちるとこまで落ちた主人公斑目獏。

 

再び屋形越えを目指して頭脳を駆使して癖のある天才集団に挑みます。

 

この漫画の魅力は、まず絵が綺麗なこと。

ストーリーが面白くても絵が汚いと読みにくいですよね。この漫画にそれを心配する必要はありません。

 

そして、賭け事において必ず揉めるのが暴力で解決すること。

その暴力を阻止するために賭郎が存在するのですが、その賭郎内にも序列があり、それを巡って争ったり、依頼人を守ったりと強く魅力のあるキャラが縦横無尽に暴れまくります。

 

それを美麗な迫力ある絵で見ることが出来るのです。

 

特に素晴らしいのが究極の頭脳戦です。毎回、ゲームのルールを決めて勝負をするのですが、当然イカサマありです。

 

そのイカサマをどう見破り、逆に利用して勝つか。そんなギリギリでひりついた勝負の醍醐味は手に汗握ります。

 

気にも留めなかった事柄が勝負に重要な事実として暴かれていく様子は最高に幸せな瞬間です。

バトル、頭脳戦、どちらも高レベルで味わえる漫画ですので本当にオススメる出来る面白い漫画です。

嘘喰いを読む

岩明均作品全般

何十年経っても色あせない名作寄生獣を描いた漫画は岩明均の作品はどれも伏線が回収されており面白いです。

寄生獣を読む

グロい描写でありながら、その面白いストーリー性により読むことを止められない魅力はどの作品でも健在です。

寄生獣や現在連載しているヒストリエでも伏線が回収され、主人公が機転を利かして困難な状況を突破する様は見ていて快楽を覚えます。

ヒストリエを読む

ただ、個人的にオススメしたい作品は七夕の国です。

 

ストーリーは、主人公は物を消せる異能の持ち主でありながら、使い道がわからずゴミ掃除として役立たずの毎日を送っていました。

しかし、民俗学の研究者の教授を探しに行く過程で自分の家系のルーツを知ることになり争いに巻き込まれていきます。

 

伏線回収で紹介したので、主人公のルーツがわかる様子は非常に面白いです。

 

しかし、それ以上に何と言ったらいいのかわからないですが、無駄を排除した綺麗なストーリーで独特の深い考察によって描かれる世界は何とも言えない魅力があります。

 

巻数も4巻と少ないので試しに読んでみて欲しいと思います。

七夕の国を読む

パンプキンシザーズ

重厚なストーリーと伏線のオンパレード、そして現代の日本にも通じる皮肉じみた哲学まで作中に紛れ込ます。

ストーリー重視の人間なら読んでおきたい漫画。

 

それがパンプキンシザーズです。

 

ストーリーは、帝国と共和国の戦争が停戦になってから3年後の世界模様を描いています。

停戦から3年経っても未だに復興が行き届かない帝国において復興支援部隊として創設された陸上3課。

その陸上3課と主人公ランデル・オーランドが出会う所から始まる。

 

ランデルは誰よりも臆病でありながら戦時中901ATT対戦車特化歩兵部隊という非公式の部隊に所属していた異色の経歴がある。

陸上3課パンプキンシザーズとして活動することになるのだが、帝国に潜む闇と部署ごとの主導権争い、自身の血塗られた経歴に翻弄されていく。

 

この漫画はとにかく伏線、伏線、伏線で一切の無駄が無いストーリーが魅力です。

 

一つ一つのエピソードでも登場人物が知恵を振り絞って苦境を乗り越えようとしているのも面白いのですが、その中でのちょっとした会話が後で役立ってきたり、エピソードそのものが次のエピソードでやり玉に挙げられて利用される

 

その利用されたのを良いことに逆に相手に牽制をかけるなど目まぐるしくストーリーが複雑になればなるほど魅力が増す漫画です。

 

苦境から即物的にどう脱出するかではなく未来を見て一時譲っても最善を目指していく様が見れる漫画なのです。

また、組織が腐っていく・腐った組織とはどうなっているかを的確に表現しているのも素晴らしいです。現代日本の病巣を中世的な世界観を舞台にしながら上手く表しています。

 

例えば15巻で上層部と現場の温度差の違いについて言及しています。上層部の滅茶苦茶な指示に対して現場は様々な命令違反にならない範囲で工夫して不合理な命令を完遂します。

 

これに対して上層部は得心するのです。

自分たちの言った通りだろう。このやり方でずっとやってこれたのだと・・・

 

これって日本の企業でよく見られる話ですしサラリーマンなら誰もが一度は感じたことだと思います。

そんな不合理で制約だらけの中、裏で画策をする敵もいる、味方も上層部は馬鹿ばかり、そんな中で自国を終わらせないために知恵を振り絞り解決していく。

その解決の過程が伏線だらけで次に活きる。

そんな漫画がつまらないはずないじゃないですか!!!

 

重厚なストーリーを味わいたいならこの漫画で決まりです。

Pumpkin Scissorsを読む

 センゴクシリーズ

信長でも秀吉でも家康でもないほとんど知られていない武将を主人公にした漫画。

 

それがセンゴクシリーズです。

 

ストーリーは、史上最も失敗し最も挽回した男仙石権兵衛が主人公です。

この主人公を通して戦国時代のリアルを読み解いていき、どのように失敗してどのように挽回していったのかを追っていきます。

 

実際にある歴史を題材にしているので歴史に詳しい人からすれば伏線とは言えないかもしれませんが、教科書ぐらいしか戦国時代を知らない人からすれば作者が上手くストーリー展開を描いているのでゾクッとするような伏線・ストーリー展開を味わえます。

 

何より人間を描くのが上手い作者なので感情移入して泣けるのもポイントが高いです。

シリーズ全般面白いのですが特にオススメしたいのが、センゴク外伝桶狭間戦記です。

 

誰もが知っている桶狭間の戦いを題材にしながらいかに今川義元が優秀であったのか、その優秀な今川義元になぜ信長は勝てたのかについて論理的でありながらそれでも人智が及ばない運命について完璧に表現しきっています。

漫画って低くみられる傾向があるように思えるんですけど下手な小説より物語がしっかりしていて人間描写が出来ている漫画は数多くあります。数多くあります...

論理的なストーリー展開で歴史が苦手でも面白く読める漫画なのでオススメです。

センゴク外伝 桶狭間戦記を読む

ワンナウツ

野球漫画は努力と見せかけたゴリゴリの才能勝負で全てを打ち負かす熱い漫画が非常に多いです。

それも良いのですが、ここまで野球漫画で頭を使って勝つことを主軸においた漫画は存在しません。

 

それがワンナウツです。

 

野球版のアカギと呼ばれるくらい外見も考え方もトリッキーで絶体絶命の状況から相手を攻略します。

アニメでも同じ声優なので明らかに意識した感じです。

 

あるきっかけから弱小プロ野球チームに在籍することになり、そこからチームと金目的のために頭脳戦と伏線をたっぷり盛り込んだストーリー展開が始まります。

 

最初のうちは徹底的なまでに相手の心理を読み解いた高度な心理戦で決して早くない球速で相手を打ち取っていきます。

この部分だけでも十分に読みごたえがありますが、凄いのは野球のルールブックまで活用して相手を陥れることです。

 

野球のルールで決まっていることの穴をこれでもかというくらいに突いて状況を有利に導きます。

さらに、その盲点を突いて随所に伏線が散りばめられている絶体絶命のピンチからの解放と伏線の美しさに興奮すること間違いなしです。

 

是非読んでみてください。

ONE OUTSを読む

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 この記事へのコメント

  1. ブンブン丸 より:

    個人的に好きだったのはさよならブンブンかな。伏線というのか分からないけど、あの作者の独特の表現がその後の主人公のいく末を遠回しに表してるのが好きだったなー。ヒロインの母親に会いに行く時、家に近づくにつれ、道路の止まれの標識が増えていってた時は見てて、めっちゃ怖かったわ。

    • cima4103 より:

      さよならプンプンは先のストーリーの暗示が上手いですよね。絶対に悪い展開になるとわかっているのにページを読む手が止まらない。
      そして、案の定鬱展開。鬱漫画として名作だと思います。

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