大企業や公務員にうつ病が多い理由

安定していて福利厚生がしっかりしており勝ち組と言われる大企業や公務員にうつ病はほとんどいないと思われますが実は違います。

意外にも大企業や公務員はうつ病に罹患する人が結構な数存在します。

なぜ大企業と公務員にうつ病が多いのか解説したいと思います。

実質的なリストラがある

大企業は表面上は制度がしっかりしており不当解雇など問題になるようなことはしません。

そこら辺の危機管理能力は中小企業と比べものにはなりません。

しかし、中小企業と違って大企業ならではの追い込み方があります。

それがよく聞く窓際族と言う存在です。

明らかに辞めてもらいたい社員を閑職に飛ばしてやりがいと肩書と尊厳を奪い去り居ずらくして辞めさせる方法があります。

また、閑職に飛ばさなくても色々なやり方で追い込むことが出来ます。

例えば営業が全く向いていなく事務方として就職を希望し採用された人間を「今後のステップアップのために違う職種を経験して欲しい。だから、営業をやってくれ」なんて非常に言葉だけ聞くともっともらしいことを言いストレスが溜まる職種をやらせて追い込むことが出来ます。

また、地元志向で地元で働けるからこそ就職したのに色々な理由を付けて県外に転勤を命じることによって精神的に追い込むことだって出来ます。

このように大企業は中小企業と違って理不尽な社長の一存の退職という時代錯誤なやり方が無い代わりに非常にグレーゾーンな追い込み方をしてくるのでうつ病になる人が多いです。

いっそすっぱり切ってくれた方が転職活動に移行できるしありがたいのですが、じわじわと精神的に追い込むやり方をするので大企業や公務員はうつ病が多いのです。

大企業や公務員は組織優先

人生楽しく生きるために一番大事なことは何か知っていますか?

それは自分らしく生きることです。

自分の個性を出して色々試行錯誤しながら生きると人生が充実して楽しく生きることが出来るのです。

中小企業は制度が整っていなく悪い部分も確かにあります。

しかし、制度が整っていない分制度のスキマのような部分が必ず存在しています。

中小企業ゆえに緩くて甘い部分が絶対にあるのです。下手したら大企業や公務員より気軽に有給を使えるような職場だって存在するのです。

そのため、中小企業に勤めている社員は自分らしく生きているのでもの凄い変人もいますが生意気に自分の意見を主張しながら生きています。

それに対して大企業や公務員で必要とされるのは個性ではなく組織としてどう動けるかです。

大企業や公務員は社員が優秀ではないとは言いませんがそれ以上にシステムが優秀でそのシステムをいかに組織として回していけるかが重要なのです。

極端なことを言うと中小企業以上に大企業や公務員はいくらでも代わりなんています。募集すればいくらでも人は来るのです。

だから、自分らしく生きるよりは組織の中で卒がなく生きつつ外では肩書を振りかざして生きるということになります。

もちろんこれが大企業や公務員の醍醐味だろ!!!なんて思っている人は良いですが、少し地頭が良い人はこの現状に違和感を覚えてしまいます。

自分らしく生きるのか組織で生きるのかの問題に悩んでしまうのです。

だから、大企業や公務員はうつ病が多いのです。

失いたくない気持ちがおかしくする

中小企業だったらよっぽどの理由が無ければ本当に嫌なことがあれば結構あっさりと退職の決断が出来ます。

なぜなら、世間的な肩書もないし特別給料も福利厚生も良くないし他に代わりが利かないというわけでもないので本当に辛く限界なのにわざわざ残る選択をする意味が無いのです。

もっと言うと失うものが無いとも言えます。

それに比べ大企業や公務員は失うものが多いため気持ちが後ろ向きになります。

大企業や公務員は世間的な肩書はあるし給料や福利厚生は充実しているし他に似た良いような会社なんてあまり無いしあっても入社難易度が高い。

さらに、親や配偶者から「せっかく大企業・公務員という安定して地位があるのにそれを捨ててどうするのか!?」なんてお説教もあります。

本人も苦労して大企業や公務員になっているのでせっかくここまで築いたものを全て捨てるような絶望的な気持ちになり一歩が踏み出せない状態になるのです。

はっきり言って生きているとは言い難い状態です。今あるものばかりに目がいって大事なことに気付けず失うことに怯えながら少しづつ失っているのです。

カイジやアカギなどの福本作品全般でよく取り扱われるまさに守ろうとする気持ちばかりに気がいって動けなくなり沈んでいく状態になってしまいます。

そうなってしまうと嫌でも辞めることが出来ず現状維持に徹しますがそれでも限界がきていつしか精神を病んでしまうことになります。

病むくらい辛いなら辞めてしまえばいいという選択が最初から抜け落ちてしまっているのです。

だから、大企業や公務員はうつ病になってしまう人が多いのです。

まとめ

大企業や公務員は世間的な肩書や給料などが恵まれておりうつ病とは程遠い存在の様に思われますがそれ故に一番大事な自分の人生をどう生きるかという視点と嫌だったら最悪辞めても良いという選択肢が抜け落ちてしまっているのです。

そのため、いつの間にか自分自身を追い込んでしまいうつ病になってしまうのです。

大企業や公務員を辞めても人生終わりでは絶対に無いです。人生諦めなければ可能性なんていくらでもあります。

いつでも転職という選択は持っておくようにしましょう。

転職活動をするならこの本を読んだ方が絶対に良いです。

実際の転職活動のやり方から自分のキャリアをどう考えれば良いかなど仕事で悩んでいるなら確実に読んでおくことをオススメします。

肩書に囚われずより良い人生を歩んでください。

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