中小企業の求人広告で多い謳い文句であるアットホーム。
アットホームを売りにしている企業はブラック企業であることが多いですが、実際にアットホームを売りにしている企業に入社してみて感じた絶対に入社してはいけない理由を説明します。
仲良しごっこでなあなあの会社
アットホームを売りにしている企業って簡単に言えばアットホーム以外にアピールするところがない会社です。
普通だったら休みが多いとか残業が少ないとか給料が多いとかをアピールすれば人なんか集まります。
それをしない時点で世間一般的に評価される部分がないということになります。
そんなアットホームしか売りがない会社では仲良しごっこが蔓延しています。
仕事をしに来ているのですから一番大事なのは仕事をすることです。
しかし、アットホームな会社は仕事より従業員同士が仲良くすることを大事にします。
すると、友達を作りに来ているのか仕事をしに来ているのかわからない気持ちが悪い雰囲気が会社内に漂っています。
仲良しで仕事もきっちりと協力し合ってやれればいいのですが、現実はそんなに上手くいきません。
従業員同士が友達ごっこ、仲良しごっこを始めると確実に仕事がなあなあで適当になります。
少し考えればわかりますが、友達同士で仕事をして本当に大事な厳しいことが言えるかと考えれば無理ですよね。
働きぶりが悪い、成果が出ていない、効率が悪いことに対して普通なら厳しい視点をもって対応しなくてはなりません。
言いたくないことを言わなければいけない、決断しなくてはいけないことだって多くあります。
しかし、友達にそんなことって言えますか?無理ですよね。
何かあっても見て見ぬふりをして適当に無かったことにします。
会社として終わっているのです。
働いている立場からすると怒られないし良いと思えるかもしれませんが、誰も注意しないような無法地帯なのではっきり言ってヤバい奴しかいなくなります。
社会人としても人としてもおかしい奴が繁殖するのです。
そのため、結果として働きにくい会社になるので入社してはいけないのです。
仕事で成果を出しても評価されない
仕事で評価されるには普通結果を出さなければいけません。
その結果をもって評価されて給料が上がったり出世したりしていくのです。
だからこそ、仕事をしっかりとやって成果を出そうと頑張っていくのです。
それなのに、アットホームな会社は成果を重視しません。
成果を出すより仲が良いことを重視するようになります。
厳しい決断であっても効率化を重視して働くよりは、厳しい決断するよりは今あるシステムで適当に表面上仲良く働けることを大事にします。
効率化より今あるマニュアルを非効率だろうが遂行することを良しとします。
そうなっていくと、ただでさえ村社会な気質な会社がさらに村社会化していきます。
会社の外でも通用する人間を評価するのではなく、会社内でしか評価されないスキルを持った仲良しの人間を評価するようになっていくのです。
すると、仕事が出来る人間が辞めていくので残るのは何のスキルも効率性もない媚を売るしか出来ない人間で溢れていくことになります。
スキルがない人間と一緒に働くのも苦痛なのに、頑張っても一切評価されないので入社すると不幸なことになるのです。
経営もなあなあで会社が潰れそう
言わなければならない厳しいことは言わない、評価される奴は社内でしか役に立たない媚を売る人間。
そんなアットホームを売りにしている会社の経営が上手くいくはずないですよね。
アットホームな会社は確実に赤字に転落して潰れそうになります。
赤字になったからと今までのやり方を見直して効率性を重視して評価制度を改めていくかといえば絶対になりません。
赤字に転落して潰れそうになってもありもしない妄想にすがって適当な経営を続けていくのです。
従業員自体も赤字でも特に危機感がなくあっても、大変だな~ぐらいにしか思っていません。
何もしてないのになんとかなると思うのです。
なにより、経費削減、人件費削減などの厳しい決断が出来ないので根本的な問題の解決が出来ません。
いつまで経っても回復なんてしないのです。
そのため、アットホームを売りにしている会社が赤字に転落したら復活することは無いです。
だから、そんな会社としての強さがないところには入社しない方がいいのです。
会社がプライベートを束縛する
アットホームな会社は仲が良いからと言って会社終わりや休日に強制イベントをぶち込んできます。
会社がプライベートを束縛してくるのです。
仕事が終われば、そこからは自由な時間です。
遊んでリフレッシュしてもいいし、勉強してスキルアップすることだって出来ます。
そんな貴重な時間を平気で奪ってくるのがアットホームな会社です。
仕事とプライベートの境目を曖昧にしているので常に会社の人間と一緒にいることになるのです。
特に時代錯誤の社員旅行をなぜだか知らないですけど高確率でやりたがるので休日が無くなるイベントが自由参加と言う名の強制で発生します。最悪なのです。
自分の時間が無くなるのが最大のデメリットでこれだけで入社する価値なんか無いのですが、怖いのは世界が会社一択になることです。
プライベートの時間まで会社の人間といると考え方が会社に染まっていくのです。
会社が自分の人生のすべてのようになってしまうのです。
そうなると、アットホームな会社の悪い部分がわからなくなり自分自身もダメ人間になってしまうのです。
会社に染まるのは今の時代リスクしかないのに、アットホームな会社では確実に染まります。
自分の時間もないしスキルアップも新しい考えも生まれない、ただ年齢だけ増えていってしまうアットホームな会社は危険だから入社してはいけません。
会社に馴染めない奴には厳しい
アットホームな会社は表面上だけ仲良しで裏では陰口のオンパレードでそれだけで入社するに値しないです。
簡単に言うと媚を売る人にとっては素晴らしい職場なのです。
しかし、媚を売らない人間にとっては厳しい職場になります。
アットホームな会社だからどんな人間も等しく仲良しするかと思えば違います。
自分の仲の良い好きな人には甘く、そうでない人には厳しくするのがアットホームな会社の正体です。
そのため、同じことをしても露骨に嫌な態度を取ったり酷くなると仕事を一切教えないなんてイジメまがいのことを平気でやります。
村社会気質が強いので馴染めない奴は問答無用で排除する小学生レベルの職場であるのです。
ストレスもたまるし仕事を教えて貰えないとどうにもならなりません。
そんな会社には入社しない方がいいですよね。
だから、アットホームな会社は危険なのです。
アットホームな会社からは転職しよう
アットホームな会社はプライベートの時間はない、仕事は適当で秩序がない、経営が傾いた瞬間に終わる、スキルが身に付かない評価されないという最悪の見本市です。
長くいると会社に染まってスキルがないまま年齢ばかり重ねて転職が難しくなってしまいます。
だからこそ、早めに転職してまともな会社に行くことが大事なのです。
とりあえずで長くいても良いことなんか一切ありません。
実際に転職する場合はまずこの本を読んでください。
転職のテクニックだけでなく仕事を通した人生の考え方からキャリアの棚卸まで理解できるので転職を一度でも考えたら読むべき本です。
転職活動の際はキャリアアドバイザーを活用しましょう。
キャリアアドバイザーがいると面接対策から、履歴書の書き方添削まで幅広く対応してくれるので転職活動が進めやすくなります。
また、キャリアアドバイザーは必ず複数登録しましょう。
相手もプロですけど人によって合う合わないは絶対にあります。自分にあった人と活動しましょう。
オススメしたい転職サイトは3つです。
一番のオススメはリクルートエージェントです。
協会最大手であるので求人数がどこよりも多いです。自分が行きたいとところが必ず見つかります。必ず登録しておきましょう。
DODAもオススメです。
リクルートエージェントよりは求人数が少ないですがかなりの求人数があります。そして、求人数も検索しやすいので自分の条件にあった求人が見つけやすいです。
初めての転職ならパソナキャリアもオススメです。
求人数こそそこまで多く無いですが、キャリアアドバイザーが親身になって対応をしてくれるので初めて転職活動をしていて不安なら登録しておくといいです。
アットホームな会社は良い会社では無いので早めに見切りをつけて転職してしまうことが本当に大事です。
染まる前に逃げましょう。