労働が嫌だからお金を運用して早くに辞めてしまうセミリタイア。
セミリタイアという考えは全く悪くなく素晴らしいと思いますが、よく間違えてしまうのが労働が嫌なのか今いる会社が嫌なのか問題です。
大体は会社が嫌いなだけで労働そのものがどうしようもなく嫌いな人は少ないように思います。
節約しまくってセミリタイアより転職で適職を探す方が本当の自由である理由を説明します。
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セミリタイア精神は良いが本当の意味で自由ではない
セミリタイアって目指すこと自体は悪くなく、無駄なことはしないで効率よく資産形成していくって考えは人生の選択肢が広がるから素晴らしいです。
ただ、頑なに会社が嫌だからとセミリタイアを目指すと本当の意味で自由ではなく働くより苦しくなってしまう理由を3つ紹介します。
節約しすぎるとつまらない
惰性でやっているとか、みんながやっているからなんとなくでやっているものを削って自分の好きなことに全力で使っていく。
こういった支出の最適化をしていく考えはセミリタイアに限らず自分の幸福度を高めるので良いことだと思います。
ただ、セミリタイアを目指していくとどうしても避けて通れないのが節約です。
必要なものであっても頑張って切り詰めていく、または最初から必要でないと思い込んで削っていく。
こういった倹約を通り越した節約をしていくと、どんどんどんどん人生がつまらない方向に舵を切っていくのです。
物を買わない、趣味にお金をかけない、交友関係を無くしていく。
そうして得たお金より失っていくものの方が多いように思います。
何にもなく一人でずっと節約して生きるのって意外ときつく、普通の人ではまず耐えられないと言えます。
裕福なリタイアは余程優秀で高収入な人か長年勤めた人しか成しえないでしょう。
それ以外のリタイアは世捨て人しか向いていないと思います。
常に我慢、我慢の連続では働いていることと大して変わりがありません。
そのため、転職できない年齢ならしがみついて節約してセミリタイアを目指す戦力もありですが出来るなら転職して適職を探す方がよっぽど自由です。
欲望に勝っていくのは至難の業
マズローの欲求階層説を考えれば凡人が早いうちからセミリタイアをするのはまさに至難の業であるとわかります。
①生理的欲求
②安全の欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現欲求
セミリタイアを実現すると安全の欲求までは実現できるので切り詰めれば働かずに生きていくこと自体は可能です。
ただ、人間って生きていくだけで満足するほど綺麗な存在ではありません。
セミリタイアって憧れるし、自由に生きていくためにしっかりと資産形成して選択肢を増やすって本当に素晴らしい考えですがよく考えたらこの欲求に打ち勝った人がいません。
仮にいたとしても本当に自由に生きているだけで何も発信しないのでどれが正解なのかといったものがわかりません。
セミリタイアに成功すると大体本を出したりして社会と何かしらと繋がろうとします。
つまり、結局何かしらの形で働いて世の中と繋がっているのです。
これのどこが働かないリタイアなのかと!!!
ただ選択肢が広がって適職についてストレスが無くなっただけなんじゃないのかと思うのです!
だから、大事なのが最後の自己実現の欲求の部分なのでそれはあくまで選択肢を増やすことでセミリタイアで早々に働くことから逃げることではないと思います。
セミリタイアだから無理なく働くなんて言いますが、普通に考えたら働く時点で大なり小なりストレスが溜まるので最悪ですよ。
目指すことそのものが逆に不自由
頑張っているとよくありがちなのが視野が狭くなって目的と手段が逆転することです。
セミリタイアを目指したことがある人は確実に人より大なり小なりわがままでこだわりがあって自分らしく自由に生きていきたいと願ったと思います。
そして試行錯誤していく中でセミリタイアって考えに出会ったと思います。
だから、大事なのは自分らしく選択肢が多くあっていつでもわがままを出来るだけ通すことが出来る状況を作り出すことが大事です。
もちろんお金が無いと綺麗ごとを言っても何も出来ないのでしっかりとお金は貯めつつ自分の適職を見つけて選択肢を増やしていく。
色々な経験の中から自分の大事なものを選んで好きにやれるようになっていく方が本当の意味で自由なのではと思います。
だからこそ、まずは転職して適職選びが最善かと思っています。
本質は自由に自分の人生を決めていけること
何事においても重要なのが決定権を自由に持っていることです。
仕事の何が辛いかと言えばやっぱり理不尽に耐えないといけないことです。
理不尽な目にあってもその瞬間に辞めることが出来たらどんなに気持ちいいかなんて誰もが一度は考えたことがあるはずです。
無理にセミリタイアを目指す必要性は全くないのです。
必死に我慢して目指すことそのものが自由さとかけ離れている状況です。
自由を求めて自由にこだわって逆に自由じゃない状態です。
自由に人生を決めていくにあたって節約して本当はちょっと興味があることとかやりたいことを切り捨てて本当に自由なのか。
おそらくそれは自由とは言えないと思います。
人口の1%もいないと思いますが、仕事が好きで気持ちよく働けている人の方が貯金が無くてもよっぽど自由です。
セミリタイアの良い部分だけを上手くつまみ食いして自分にとって人生を最適化していくことを頭に汗かきながら模索して作り上げていく。
その方が自由です。
会社嫌いは多くても労働嫌いは意外と少ない
会社を嫌で1秒でも多く辞めたいからセミリタイアを目指しているはずです。
会社を嫌いな人は自分も含めて相当数いると思いますが、同じくらい労働そのものが嫌いな人っていません。
会社が嫌いなのは頭のおかしい管理職がいたりして理不尽なことをされるからです。
仕事の愚痴で仕事そのものがどうしても嫌で嫌でしょうがないなんて話題を飲み会で聞くことの方が少ないです。
大体が、誰々が嫌だとかあいつとはやってられないとかの人間関係です。
または、会社の将来性が不安などの理由で8割近く占めると思います。
ほとんどが仕事そのものが嫌でなく仕事だけするなら面倒くさいこともあるが充実感もあってなんとなくやってやるか気分で働くと思います。
つまり、労働嫌いではないのです。
セミリタイアするとしっかりと働く社会からは離れることになります。
そうなると、本当は別に嫌いではなかったものに意地を張っておさらばしてしまうことになるのでもったいないです。
しっかりと自分が頑張っても良いと思える仕事、職場を見つけてそこで努力する方が楽しいと思える人の方が多いと思います。
セミリタイアも視野に転職して適職探すが最強
セミリタイア出来る人ってその分野の天才だと思います。
優秀で高収入を若いうちに稼ぎ出せる天才か世捨て人になれる天才です。
そして、ほとんどの人が考えもしないうちから行動した勇気もあるような変人です。
そんな天才と変人を凡人が目指しても挫折したり最終的に後悔してしまうことの方が多いような気がします。
だからこそ、セミリタイアを目指す中で培ったスキルを活用して資産形成しつつしっかりと適職を見つけるため転職するほうが凡人には良いと思います。
資産形成してお金があれば多少年収ダウンも含めて自分のやっても良いかなと思える仕事に挑戦することが出来ます。
そのためにはまず自分を知ることが大事です。
あなたの天職がわかる16の性格では科学的に自分の性格を客観的に分析してくれて高確率で当たります。
自分の向いている適職を知ったうえで興味がある分野に挑戦するのが一番良いです。
さらに自分の適職と適正年収の把握にはミイダスが有効です。
無料で自分の適正年収と適職を把握できるので自分を卑下しすぎて損することを防げますし、年収だけ追い求めたらどこまで目指せるのかわかります。
お金と性格の二つを贅沢に両てんびんにかけてじっくりと自分の人生を決めていくことが出来ます。
まとめ
セミリタイアで大事なのは自分の人生を自分で決めて自由に生きることです。
頑なにセミリタイアを少しでも早めようと目指せば目指すほど自由とはかけ離れて窮屈になっていきます。
セミリタイアってことは何かしらの形で労働しようとするわけです。
それなら労働嫌いではなく会社が劣悪か合っていないだけなので適職を見つけてセミリタイアを視野に入れながらゆったりと自由に生きるのが最強です。