セミリタイアを目指すうえで大事なのは資産運用であると誰もが口を揃えて言います。
もちろん資産運用無くしてセミリタイア達成は難しいです。
しかし、セミリタイアを目指すなら資産運用だけではなく心理学についても勉強しないことには達成は困難であると思います。
心理学がセミリタイアに欠かせない理由を説明します。
セミリタイアで一番必要なのは節約
セミリタイアは資産運用はもちろん大事なのですが。それ以上というか前提として大事なのが節約です。
節約ができなければ資産運用に回すお金なんて生まれませんし、セミリタイアに必要な金額も莫大なものになるのでいつまで経ってもリタイア出来ません。
節約をしっかりと行えればそれだけでお金が貯まる、資産運用出来る、少ない資産でもリタイア可能というわけです。
また、節約というと己の全てを削って生きるみたいな無茶なことをする人がいますがそれは違います。
節約とは無駄なものには一切お金を使わないことです。
だから、自分が本当に心から楽しめる、必要なものにはお金は使うべきです。
自分自身との会話が節約であり、これが出来ると人生が楽しくなります。
心理学を知らずして節約は不可能
そんな良いことづくめの節約ですが、頑張ろうなんて意気込みでは節約は不可能です。
節約を長期間成功させるためには心理学を学ばないことには不可能です。
まず、大前提として人間はバカです。
何も考えないと己の感情優先で不合理に行動してしまうのです。
普通にすれば節約なんて人間には難しいのです。
パーキンソンの法則というものがあります。
この第2法則は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」とあります。
人間何も考えないとお金はあったらあった分だけ使うということです。
まず、この前提を知っているかどうかで差が付きます。
人間は同じものでも状況によってあるものを高く評価したりしなかったりします。
しかし、そんな人間心理にはほとんどの場合規則性があります。
このような人間の心理、行動経済学と呼ばれるものを知っていないと知らずのうちにお金が消えて失せているのです。
人間がいかに規則正しく不合理はこの本で楽しみながら学べます。
広告、周囲の評価に流されないことが必要
人間は合理的に動かないことを企業は知っています。
だから、企業はいらないものでもいると思わせるように様々な工夫を凝らします。
その最たるものは広告です。
広告に流されれば流されるほどお金は無くなるし人生は不幸になります。
その理由はこの記事の中で書かれています。https://www.marketwatch.com/amp/story/guid/36541834-4A03-11E9-BC50-69FA5B978A2B
英語で書かれた文章なのでざっくり訳すと経済成長して30%数字上豊かになっても幸福度が30%上昇しているわけではない。
むしろ、成長していはずなのに人々は不幸になっている。
経済成長に必要な買わせるという行為に役立つのは広告であり、この広告こそが不幸の原因である。
広告のせいで人は常に最新のものを買わないといけない気分になるし、常に人と比べられているような気になるというものです。
このことから、普通にしていると企業に知らずのうちに良い様にやられていることが分かります。
これでは節約なんて出来ませんよ!!!
マーケティングは良いこと、高度で優れたもののように言われますが、マーケティングとは人を不幸にする仕事だと言えます。
人はみんなが持っている、自分だけが持っていないとか貴重なものという情報だけで物が欲しくなる心の動きを持っています。
こういった心理をしっかりと学ばないといつまでも企業の犬、成長という幻想の犬です。
これに対して注意しよう、芯を持とうなんて言っても人間心理には敵いません。
そこでどういったものが学ぶかが大事なのです。
それに役立つ本が「影響力の武器」です。
人間心理からいかに人がオートマチックにある事象に対して行動してしまうか。
それを企業はどうやって悪用して自分たちから搾取しているかを具体的事例を交えながら面白く紹介しているので簡単に学べます。
セミリタイアするなら心理学を学ばないと頑張ってもお金が出ていき穴の開いたバケツに水を注ぐようなもので一生リタイア出来ません。
まとめ
セミリタイアをするには節約が一番重要で基本です。
しかし、それを邪魔する自分の心の動きやそれを悪用する企業が現代では外に出ればもちろん、ネットでも溢れかえっています。
これを知らずして節約からのセミリタイアはあり得ません。
そのため、セミリタイアをしていくなら心理学を学び防衛することが必要なのです。