会社は嫌なことばかりで周りはバカばかり。
そんな状況にうんざりして売り手市場で転職が楽だろうと思いこんで勢いで転職すると地獄を見ることになります。
そして、勢いで転職すると転職が決まらない人になってしまう確率が高いです。
勢いで転職しては絶対に駄目な理由を説明します。
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何事もカッとなってはダメ
会社の上司はバカで指示もめちゃくちゃ。
さらには責任逃れだけは一流ですぐに逃げる始末。
同僚は何も考えていない人間で媚びを売るしか能がないバカ。
そして、後輩はろくに仕事もせず負担を押し付けてくる。
もっと言えば今の会社に未来なんてあるのかとひたすら悩む日々。
このような問題が複合的またはどれか強烈に襲ってくると
「ふざけんな!!!こんな会社やっていられるか!」
と思ってしまいますよね。
そして、売り手市場だからいきなり辞めてやろうと考えてしまいます。
この勢いで転職したいという気持ちは本当にもの凄くわかります。
ワンクールに10回は辞めたいと考えてしまう自分には共感できます。
それでも、勢いで転職するのは絶対にいけません!
大原則として何事もカッとなったら負けなのです。
その時は本当にムカついて会社を破壊してやろうかと考えてしまう自分もいますが、冷静になると考えが変わります。
上司が本当にムカついてもその時点では
「こいつ、本当にふざけている!いい加減にしろ!一緒に働けないわ!!!」
と怒りのマグマで沸騰します。
しかし、時間が経つと大体が
「んん??あのクソ上司?まあ、最悪だよねー。無視、無視」
という気持ちになるはずです。
冷静に考えた状態で転職を決断して辞める分には良いです。
ただ、カッとなっての行動は絶対に人生後悔します。
転職は年収アップより年収ダウンの確率の方が大きいです。
どうしても、年収ダウンも視野に含めてまで冷静な時に無理なのか考えるのが絶対に大事です。
だから、勢いで転職はしないでください。
どうしてもムカついてしょうがないと思うなら仏教の本をオススメします。
ムカついたり悩んだりするのは全て心のあり方です。
どうすれば気持ちを平常心に戻せるか、動揺しないかを理解できます。
なにより、成功者はほとんどが仏教の本を読んでメンタルコントロールをしています。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
売り手市場の嘘に惑わさている
まず、勢いで転職する根拠として売り手市場が原因としてあります。
ムカついてどうしようもなく転職したいと思ったときにテレビやスマホで
【好景気!転職市場活況!売り手市場で年収アップ】
みたいなものを見れば誰でも辞めようと思うはずです。
ただ、理解してもらいたいのは売り手市場というのは嘘なのです。
嘘と言うと言い過ぎなので厳密に言うと普通に休めて普通にお給料が貰えて普通に入社したいと思える会社以外が売り手市場です。
介護、飲食、建設の業界が異常なくらいな売り手市場なだけです。
で、この3つは好景気になるとか関係なくほとんどいつもが売り手市場です。
常に人気が無いので人が足りないのです。
だから、売り手市場とは普段有効求人倍率が5倍のものが11倍とかになっただけで労働者にとって何一つ良い話ではありません。
現に誰もが憧れる事務系の職業は有効求人倍率が0.5倍を下回っています。
転職が簡単だからと勢いで辞めると思ったように次が決まりません。
中には簡単に次が決まった人もいますが、それは業種が人不足か運がめちゃくちゃいい人だからです。
人手不足業界で働けている時点で業界選びの運が良いので結局全て運です。
簡単に転職してホワイト企業だよって言葉に惑わされて行動する人は悲惨です。
例えるなら宝くじ1枚買ったら6億円当たって会社を辞めれたよって記事を見て会社を辞めて宝くじを買っているようなものです。
ただの無茶無謀です。
そして、無茶無謀で落ちまくったのが自分です。
あり得ない理想だけ追い求めるようになる
勢いで会社を辞めてしまうと理想が高くなります。
一種の転職ハイ状態になります。
「勇気を持って辞めたんだからいい会社に行ける」って勝手に思い込みます。
少なくとも絶対に前の会社より好条件でないと嫌だと譲れなくなるのです。
こんな周りを見れず暴走した状態だと普通に受かりません。
そりゃあそうですよね。
自分の実力と目標が乖離しているのですから夢は叶いません。
そして、落ちまくり収入も無いのでとにかく必死になります。
悪い意味で必死です。
こうなるとますます受かりません。
つまり、婚活で売れ残った人みたいになるのです。
「せっかくこの年齢まで相手を見極めたのに中途半端では妥協できない!絶対に良い人を捕まえたい!」
こんな感じで必死な人ってめちゃくちゃ怖いじゃないですか。
これと同じことが勢いで辞めてしまうと起こるのです。
そして、結局はとりあえずで希望ではない仕事に就くことが多いので結果として勢いで転職すると後悔してしまいます。
転職活動を先に始めると成功率が上がる
勢いで転職してはいけないと言われても、この会社を破壊してしまいたいと思える怒りパワーってそうそう収まりませんよね。
だから、辞めずに転職活動をするのをオススメします。
転職活動って辞めてからでないと出来ないイメージがありますが在職中でも可能です。
しかも、在職中に活動するのはメリットが沢山です。
具体的にはこんなメリットがあります。
・収入が途絶えないから安心
・じっくり選ぶことが出来る
・自分の会社を冷静になって分析できる
・現職に残ることも可能
特に現職に残れるって大きいですよ。
転職活動って絶対に転職しないといけないみたいな風潮がありますが、自分の人生をもう一度見つめなおすのが転職活動です。
色々企業を見て条件を聞いたうえで、案外悪い会社じゃ無いなって思うこともあります。
だから、転職は在職中に行いましょう。
実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
在職中だと履歴書、職務経歴書、面接の練習とかめんどくさいです。
そんなめんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
効率よく転職活動が出来ます。
また、会社の内情も教えてくれるので社風が合わないような会社に入る危険が減ります。
これが完全無料で使えるので使わないと損です。
あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
完全無料なのでいくつ登録しても安心です。
相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
現に転職に成功した人は平均4社以上登録していますから。
自分が登録したキャリアアドバイザーは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。
そのため、確実な転職のノウハウがあります。
求人数が他と比べて圧倒的に多いので登録しない手はありません!
圧倒的な求人数があれば必ず入社したいと思える会社が見つかります。
とにかく色々な求人を見たいならこれ以上はないです!
2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては地元企業のあまり大きくないような会社の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
見たことあるような地元の企業が「こんなに良い条件の勤務体系になっているのか!?」って驚くことが多いです。
地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。
また、求人数も多く求人検索機能が充実しているので希望する求人が探しやすいです。
3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
そもそも、落ちまくってどうしたらいいのかわからないといった不安までしっかりと話を聞いてくれてアドバイスしてくれたので安心感が違います。
履歴書の添削から面接の受け答えまで本当に丁寧に指導してくれるので転職が初めての人はぜったいに登録すべきです。
20代でしたらマイナビAGENTがオススメです。
20代に完全特化した転職サイトです。利用者のほとんどが20代~30代までで若い人のサポートを中心に行っています。
20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
※マイナビのプロモーションを含みます。
まとめ
勢いで転職しても絶対に良いことなんてありません。
焦ってもっと嫌な会社に行く確率が高くなります。
そうならないためには、とりあえず冷静になりましょう。
冷静になったうえで転職活動をして転職するのかしないのか考えるべきです。
完全なブラック企業な場合はすぐに逃げた方が良いですが・・・
冷静になったら転職活動必須の一冊を読むことをオススメします。
転職活動のテクニックだけでなく人生と仕事との関わり、方向性の決め方まで含めて考えられる名著です。
納得がいく人生を送れるように応援します。