せっかくチケットを取って楽しみに何か月も待っていたライブ。
そんなライブでアーティストからも遠いスタンド席で音響も悪いと悲しい気持ちになってしまいますよね。
なぜライブで音響が悪くなってしまうのか。
どこの席なら良い音でライブを楽しめるのかについて説明します。
スタジアムライブで基本的に音を求めてはいけない
B’zのライブで今までアリーナ席しか行ったことが無かったのですが、長居スタジアムのスタンド席で音が大きくなったり小さくなったりの最悪音響でした。
なぜスタンド席というだけでこんな悲しい出来事が起こるのかと調べた結果、まず前提としてスタジアムライブでは良質な音を求めることが間違いでした。
まず、スタジアムライブでは基本的に野球場かサッカー場として普段は活用しているはずです。
そもそも音楽を演奏するような想定で作られていないので、そこでライブDVDのような最高の音を求めようとすることが自体が間違いです。
豆粒でもアーティストが見れて演奏が聴けるだけで良しとしないといけません。
また、もちろんプロの音響エンジニアさんがいますが、基本的にスタジアムライブでは魅せるステージにお金を優先的にかけることになります。
ライブの音も大事ですけど全ての席に平等に良質な音なんて基本無理なのでステージセットで楽しませる。
せめてアリーナ席の前方付近の人だけには良い音を届けることを前提にしています。
そして、ライブは音を楽しむ場所でもありますがやはり一体感と高揚感が大事です。
ライブ映像と違って一番いいところは手拍子とかの周りのノリを体全体で体験できることです。
このみんなで楽しむってことを前提に構築されていくので、音を中心に求めるとどうしても物足りないのです。
スタンド席の音響がどうしても悪くなってしまう理由
スタンド席はあくまでライブに参加していることを感じて楽しむ席です。
音まで求めるのは酷です。
現に2023年のB’zのライブを行ったヤンマースタジアム長居でスタンド席になった際は音が大きくなったり小さくなったりと音響が悪く最悪でした。
理由としては、プロの音響エンジニアの力をもってしてもまんべんなく大きな会場に均等に音を届けることは技術的に不可能だからです。
どうしても場所によって音の散らばりが出来てしまうのです。
以前はスタンド席にそれ用のスピーカーがあって音が反響しあって聴けるレベルで無かったことを考えると改善されているそうです。
また、アリーナ席にミキサー席と言って音を状況を見ながらコントロールする席があるので優先されるのは当然アリーナ席の音響です。
スタンド席の音響は手が回らず調整されにくくなってしまいます。
そもそもですが、遠くなればなるほど音はズレるものなのでスタンド席と言う時点で音ズレなどの不具合には悩まされるのは当然です。
アリーナ席を当てるか雰囲気を楽しむものとして割り切る
スタジアムクラスのライブでは音響は悪いものとして覚悟していくのが正しいです。
アリーナ席だとそんなに音が悪い感じはしませんが、スタンド席は音が悪いことは間違いありません。
アリーナ席を運とお金の力で獲得するか、最初からライブの雰囲気を味わうものとして割り切って行くのが一番です。
スタンド席は音が悪い。
これは確実です。