会社はライバル企業が強いからとかトレンドが変わったから崩壊することは意外に少ないです。
会社が崩壊する原因のほとんどは確実に内部にあります。
そして、必ず同じような特徴が出て崩壊していくのです。
会社が崩壊していく段階的特徴と予兆を実体験から紹介します。
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会社が内部崩壊する初期段階の特徴
必ずしも悪い部分だけでは無いですが、後から思い返すとこんなことがあると後々の崩壊に繋がっていったと思えることがあります。
早いうちに対処すればなんとかなるのでまだ希望が持てる状態が以下の特徴です。
スタープレイヤーが現れる
良いことの様に思われますが会社にスタープレイヤーが登場すると内部崩壊しやすくなります。
上手くスタープレイヤーがゲームの様に活躍してくれれば良いのですが、上手く扱いきれず後から考えれば内部崩壊の初期段階だったと感じることが多いです。
スタープレイヤーが登場する時点で社内教育が上手くいっていない場合が多いです。
誰か一人の才能に寄りかかるだけで上手くいくはずがないです。
また、スタープレイヤーに頼るとスターが疲弊したり不満を持ったりします。
周囲も触発されて頑張るよりやる気を失ったり足をひっぱたりする人間が出てきます。
こんな状況を上手く扱ってより発展させればスタープレイヤーがいて良かったとなりますが、任せきりにすると不協和音で会社が内部崩壊する足がかりとなります。
良くも悪くも採用人数が増える
会社が大きくなっていくとか定年退職が増えてくると採用人数が増えます。
採用人数が増えることも上手くやれなければ内部崩壊のきっかけになります。
よくありがちなのが、忙しいからとりあえず採用することです。
大事なのはどんな仕事をするのに何人雇ってどう働いてもらうかです。
これを考えずにとりあえず忙しいからとか定年退職で何人辞めたから雇うようなことをすると内部崩壊していきます。
とくに目先の仕事なんて誰でも出来ますがしっかりと会社の理念・考え方を引き継がせたり教えたりするのは難しいです。
人が急に増えてくるとこの部分が疎かになるので溝が出来やすくなり崩壊のきっかけになります。
自前のオフィスを持とうとする
調子が良くなると見栄を張りたくなるのが人間というもの。
内部崩壊しがちな組織は何故か自前のオフィスを持とうとします。
別に自前じゃないと出来ない商売でもないのに何故かオフィスを持とうとする会社は崩壊しやすいです。
当たり前の話ですが、買うためのお金もかかるし固定資産税も維持費もかかります。
賃貸より優れているのは自分のものという優越感だけです。
何の意味も無くオフィスを持とうとするとこけやすく内部崩壊します。
拡大路線一辺倒な戦略を取りがち
大きくなるのは良いことですが、いつまでも大きくなり続けません。
どこかで成長が止まるし、大きくなればなるほど当初の目論見通りにはいかなくなることも多いです。
よくありがちなのが、親身な対応で成長してきたのにとりあえず客を増やすことに躍起になって自らの良さを殺してしまうこと。
拡大しないと最初はダメですが、どこかでコスト重視とか適正な会社サイズを探していかないと歯車が狂います。
拡大路線一辺倒で大きいことは良いことだと言わんばかりの会社は内部崩壊を起こす初期段階と言えます。
会社が内部崩壊する中期段階の特徴
あれ?ここってなんかおかしいぞって思いはじめるのが中期段階です。
ここまで来ると普通に良くない会社だなって空気を感じ取れるようになります。
イエスマンが増殖する
内部崩壊が進んでいくと確実にイエスマンが増殖してきます。
イエスマンが増殖してくると言い逃れが出来ないくらい内部崩壊が始まっていると言えます。
内部崩壊が進むと上手くいかないことが当然増えてきます。
上の人間はストレスばかり抱えている状態です。
そのため、なんでも言うことを聞いてくれて自分のことを一生懸命持ち上げてくれる人間がそばにいると心地よいので傍に置きます。
本当は耳障りの良くない意見を言ってくれる人間を傍に置いて頑張らないといけない局面で逃げると内部崩壊が止まりません。
イエスマンが増殖すると意見を言う人間は冷遇されて意見を言わなくなるか辞めていきます。
残った人間はイエスマンか何も考えない人間ばかりで会社内で従うことが正義という風潮が出来ます。
ここまでくれば立派な内部崩壊中期段階です。
優秀な人間から辞めていく
内部崩壊が進むと割を食うのはいつだって優秀な人間です。
内部崩壊が進んでいる原因はほぼ上の人間の戦略ミスなのですが、そのミスを優秀な人間でカバーしようとします。
すると優秀な人間だけ仕事量が過大になっていき負担が増えると同時に目に見えてスタープレイヤーとして扱うので悪い相乗効果が増進されます。
また、物事を総合的に考えられる本当の意味で頭の良い人間を内部崩壊が進んでいて意見を言っても冷遇される現状に嫌気が差して辞めます。
すると残るのは当然能力も意見も無いヤバい奴だけがどんどん熟成されていきます。
ますます内部崩壊が進みます。
友達ごっこをするわりにトラブルが続出
内部崩壊が進んでいくとなんとかしようとするのが当たり前のように思いますが実は違います。
トラブルを見て見ぬふりをしたがるのが人間の性です。
お互いになあなあで適当な仕事を許容するようになり悪い意味でお互いさまになります。
簡単に言うと友達ごっこをするようになります。
本当に仲が良いのではなくお互いの顔色を伺って不都合なことが起こっても、あえて問い詰める組織ではないとぬるいことを抜かします。
また、本当にぶつからないといけない部分で相手の事情ばかりを重んじたふりをして逃げるようになってくるのです。
結局、やるべきことをやらない責任の所在を上手いこと明らかにせず仲が良いという縛りで意見を封じ込めることになります。
当然仲良しごっこをするとトラブルが続出するのですが、これも仕事の内など言って美化するようになると内部崩壊が加速します。
会社が内部崩壊する末期段階の特徴
ここまで来ると誰がどう頑張ろうが会社内の人間だけでは到底解決することが出来ない暗雲が立ち込めています。
これはもう終わりだなって状態の特徴が以下の通りです。
管理職になってはいけない人が管理職になる
内部崩壊する最大の原因は絶対に人です。
内部崩壊が進んでいるとまともな人や優秀な人は辞めているので残った人間は極端なことを言えばロクな人間ではありません。
それでも誰かしらを管理職や下手したら社長にしないといけません。
組織において一番恐ろしいのは極力なライバル企業との戦いに挑まされることではなく無能な内部の人間です。
人がいないからと本来だったら管理職になってはいけない人間が登用されるようになると会社に絶望的な閉塞感が蔓延します。
自浄作用を完全に失うので末期段階で崩壊に向かっていきます。
一人当たりの仕事量が増大していく
内部崩壊と同時に会社の業績も当然悪くなっていきます。
業績が悪いと仕事が無いから暇になるかというと実は違います。
むしろ、儲かっていないくせに忙しくなるのです。
人が辞めて採用するお金がないのに加えてなんとかしようと全く割に合わない仕事をとりあえずで請けてくるのです。
一人当たりの仕事量が増大している割には人を採用しないし、誰もが虚ろな目をして働いていると内部崩壊が進み切っていると言えます。
ノルマが急に設定されて詰めてくる
今までノルマが無く働けていたのに急にノルマ設定をしてくると内部崩壊が進むところまで進んでいます。
内部崩壊をしていると当然成果が出ていません。
本来なら組織的な問題を解決するのが筋です。
でも、自浄作用が無いのでとりあえず目先の数字だけを追いかけるようになるので今までになかったノルマが出来上がります。
ノルマ自体は悪くないですが、内部崩壊して雰囲気が悪くプレッシャーをかけられると信じられないくらい殺伐とした空気になります。
そして、どんどん人が辞めていくようになるので終わっていきます。
経営方針が根性論になってくる
本来だったらしっかりと戦略を立てて会社の方向性を決めるのが経営方針です。
しかし、内部崩壊が進むとどこから手を付けて良いのか全く分からない状態になるので頑張れ!の一言に集約されます。
管理職や社長が人を集めて言うことは、具体策が無く一人一人の頑張りが・・・とかお客様の笑顔がとか精神的なことを言うようになります。
経営方針が根性論で解決するとなってきたら上手くいく確率の方が少ないので完全に終わる日も近いです。
自分の会社が戦略を持ってやっているかはこの本を読んでみてください。
戦略の本質と立て方について論理的に提示しています。逆に言えばこれが出来ていない会社は精神論な会社です。
内部崩壊する組織からは逃げた方が良い
内部崩壊が初期ならばどこでも見られると思いますが、中期段階やましてや末期段階ならその会社に未来はありません。
会社に未来が無いということは自分の会社員人生も未来が無いことに他なりません。
内部崩壊した会社にいても得るものが無いし、ただただぼんやりとした不安が襲ってきて辛いだけです。
早めに逃げた方が良いです。
しかし、いきなり辞めるのは不安でしょうから、まずは転職活動だけでもすることがベストです。
転職活動だけなら在職中でも出来るし、モヤモヤするより色々な会社を見て総合的に人生を考えるって大事です。
転職活動をする前にまずは自分の本当の適性年収と向いている業種を知っておきましょう。
自分を客観視してから行動するほうが成功率が上がります。
ストレスばかり溜まる会社の原因は自分の個性と合っていない可能性があります。
適性年収の把握にはミイダスが有効です。
無料で自分の適性年収を出してくれるのでそれを基準に活動できます。
実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
在職中だと履歴書、職務経歴書、面接の練習とかめんどくさいです。
そんなめんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
効率よく転職活動が出来ます。
また、会社の内情も教えてくれるので自分に合いそうな会社に転職できる確率が上がります!
自分に合った社風の会社に転職しましょう。
これが完全無料で使えるので使わないと損です。
あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
完全無料なのでいくつ登録しても安心です。
相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
現に転職に成功した人は平均4社以上登録していますから。
自分が登録したキャリアアドバイザーは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。
そのため、確実な転職のノウハウがあります。
求人数が他と比べて圧倒的に多いので登録しない手はありません!
圧倒的な求人数があれば必ず入社したいと思える会社が見つかります。
とにかく色々な求人を見たいならこれ以上はないです!
2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては優良な地元企業の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
見たことあるような地元の企業が「こんなに良い条件の勤務体系になっているのか!?」って驚くことが多いです。
地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。
また、求人数も多く求人検索機能が充実しているので希望する求人が探しやすいです。
3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
その点パソナキャリならしっかりとサポートしてくれます。
また、自分に合った会社選びも親身になって行ってくれます。
履歴書の添削から面接の受け答えまで本当に丁寧に指導してくれるので転職が初めての人はぜったいに登録すべきです。
20代でしたらマイナビAGENTがオススメです。
20代に完全特化した転職サイトです。利用者のほとんどが20代~30代までで若い人のサポートを中心に行っています。
20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
※マイナビのプロモーションを含みます。
転職を無理にしなくても自分の人生って今までのままで本当に良いのかなって一度立ち止まって考えることは大事です。
まとめ
会社は驚異的なライバルが出現して崩壊することは少ないです。
ほとんどが人が原因でどんどんおかしな方向に行って最後は組織崩壊します。
そして、崩壊が進み切った組織は自浄作用が無いので変わらないです。
変わらないことでストレスを溜めるより自分の環境を変えるため逃げた方が得策です。