あんなに仲が良くいつまでも仲良く楽しくいられると思っていたのに、いつからか会う度、連絡を取り会う度に合わなくなっていくと感じる寂しい気持ち。
友達と合わなくなってしまうのは、たった一つの理由があります。
友達と合わなくなるとすぐに切るとか物騒なことを考える人がいますが、イライラしても決して疎遠になってはいけない理由について説明します。
友達と合わなくなったのはどちらかまたは両方が変わったから
友達と合わないと感じる理由は、自分か相手または両方が変わった意外に無いです。
悲しい話ですが、この世に変わらないものは無いというのが唯一変わらないことです。
どんなに仲が良く過ごして、価値観が似ていて楽しく過ごしていたとしても環境が変われば価値観が変わります。
性格、価値観なんて環境の奴隷です。
転職、引っ越し、結婚、出産などなど様々な外的要因で考え方と生き方が変わってしまうのです。
だから、友達と合わないと感じている時点で漫画とかでよくある
「お前・・・変わっちまったよ・・・」
が現実でも起こっているわけです。
だから、今までお互いに決めていた暗黙のルールとかマナーとかが平気で壊れてくるし自分も壊しているのです。
今までやらなかった、やられなかった失礼とか不愉快に感じることも平気でやるようになっていきます。
悪く言えば、どちらかまたはどちらとも自分たちが嫌悪していた種族とかクラスチェンジした場合は問答無用で合わないと感じます。
こうなるとどんなに頑張っても嫌だという思いが拭えないし、価値観が違うのでお互いがお互いのことを大事だと思わなくなります。
どちらが良いとか悪いとかではなく道を違えてとりあえずは別々の道に進んだだけです。
自分も今まで仲が良くて返信が早かった友達が返信がひたすら遅い、挙句既読スルーが多発。
金銭や人生の価値観が違って戸惑いましたが、お互いに変わっていくんだなと認識してからは心が軽くなりました。
友達と合わないと思ってもやってはいけないこと
友達と合わないとイライラするから縁を切る。
関係を維持したいから無理に合わせる人が多いです。
ただ、この二つは絶対にやってはいけません。
なぜダメなのかその理由を説明します。
友達と疎遠になる
友達と合わないとイライラすることは間違いありません。
そのイライラと言ったら可愛さ余って憎さ100倍さながらでしょう。
冷静に考えるとなんてことない事柄でも怒りが爆発して
「こんなに不愉快な思いをするくらいならいっそ会わない」
と縁を切って疎遠になるような行動を取りがちです。
しかし、いくらイライラして合わなくなったからと言って疎遠になるのは絶対にやめるべきです!
人と人は結局のところ、縁と縁のめぐり合わせであり、今上手くいかなくてもそのうち上手くいくことなんて平気であります。
また、何年後かに仲良くなることだって平気であるのです。
そして、何事においてもそうですが、縁を切るのは容易いですがそれでは自分の世界が広がっていきません。
自分の好きな漫画で「銀と金」という名作漫画あるのですが、その中での作中の名言でこういったものがあります。
「殺す人間の・・・・・・ 世界は広がらない・・・ 必ず閉じていく・・・」
ここまで物騒なことを考えている人はいないでしょうが、縁を切るとはほとんど殺すと言っても差し支えない行為です。
こういったことを繰り返してしまうと自分の世界は広がりません。
最初は自分が悪くなくてもどんどん独りになって孤独になっていきます。
自分だけの努力なんて限度があります。
最後は人に助けてもらうことが必要です。
いつか、そのうち、そんな気長に考えて縁を切るなんてことをしてはいけません。
自分の世界が閉じていって自分が損してしまいます。
無理に友達に合わせる
自分の世界が閉じないようにと無理に今までの関係を維持しようとするのも絶対に良くないです。
友達と合わなくなったと感じている時点で既にストレスがあって、心から精一杯楽しむことはできません。
それなのに、今まで通りの関係を維持しようとしたらひたすらにストレスが積みあがっていくだけで辛いだけです。
それに、合わないとイライラしている時点で相手も同じように感じている場合が多いし、なにより向こうは何ともこちらのことを考えていないことがほとんどです。
それを必死に繋ぎ止めて今のままで行こうとするのは愚策です。
絨毯にこぼれた水を全てコップに戻すかのごとき所業です。
どうにもならないものはどうにもならないのです。
だから、無理に合わせるなんてことをすると自分で自分を傷つけるだけで良いことなんて無いのです。
友達と合わないときは距離を置くのが唯一の最善策
じゃあ、どうすればいいのかって話なのですが、友達と合わないときは距離を置く以外の最善策は存在しません。
縁を切るわけでも無い、かと言って合わせることもしない。
こんな中途半端と思える行動が一番良いのです。
人間関係を割り切るようでドライとか、なんだか寂しいという気持ちは湧きますがこれ以外幸せにはなりません。
案外、距離を置くことで何年後に仲良くなるなんてあります。
そして、今後仲良くなることが無くてもたまに会うくらいならストレスにならず上手に付き合えることがほとんどです。
縁を切ると角が立つし、合わせるとストレスになるので、結局この良いとこ取りのような方法が一番なのです。
ずっと一緒に居なければ友達なんて決まりはこの世のどこにも存在していません。
長い人生、振り返った時に友達だったなと思えれば別にいいのです。
常に仲良くしている関係から少し離れて
「まあ、あいつも頑張っているんだろうな」
くらいの感覚で付かず離れず自分も自分の人生と新しい友達と楽しく過ごせばいいだけなのです。
そのため、寂しいと思いますが距離を置くという決断をするほかないのです。
まとめ
友達と合わないと感じるのは寂しい話ですが、自分か相手または両方が良くも悪くも変わってしまったからです。
この世に変わらないものは無いというのが唯一変わらないものです。
お互いに別の環境で精一杯頑張っていくのがベストです。
そのためには、無理に合わせるなんてことはしてはいけません。
反対に縁を切るのもいけません。
自分の可能性を意味も無く閉ざすし、楽しかった思いで全てを捨てる必要なんて別にないです。
距離を取りつつ長い人生でなんとなく友達でいれたらいいなくらいの感覚で距離を置いて接しましょう。
気にしないで楽しむのが一番です。