実体験から学ぶ衰退する組織の特徴・原因

自分の勤めている会社は認めたくないのですが10年以内に潰れる衰退した会社です。

会社が衰退するまでにどのような特徴・原因があり手遅れになってしまうのか実際に自分が体験して感じたことを紹介したいと思います。

何個か当てはまるものがあれば転職した方が良いです。

自浄作用が無い

何事においてもそうなんですが自らを見つめなおして反省する。そこから新しい改善策を非常に苦しく嫌な思いをするが考えて実行しなければなりません。

しかし、衰退する組織には自らを見つめなおす自浄作用がありません。

特に上の人間が腐っているので直すべきところを直さない、事なかれ主義で先送りにする、聞く耳を持たないなど絵にかいたようなダメ人間が本当に存在してしまいます。

自ら考えて反省し行動しようという気概が全く感じられないです。

そのため悪い部分いつまでも残ったままでどうしようもない状態がいつまでも続き見て見ぬふりをするので手遅れな状態になってしまいます。

部下が上司の顔色を異常に伺う

部下が上司に対して対等な関係であれという理想論を言う気はありません。

組織で働く以上上司に対して多少気を遣って過ごしていくのは当たり前の処世術です。

しかし、衰退する組織になると異常なほどに上司の顔色を伺うようになります。

悪い意味で忖度をするようになってしまうのです。

言うべきことを言えば頭がおかしいほど反発して怒るので怒らせないこと優先で言うべきことが言えない雰囲気がプンプン醸し出しています。

そうなると正しい意見が通らないし通せない状況になります。

本来上司という上の立場の人間では思いつかない考えられなかった事柄について部下の立場から色々提言して折衝してお互いにとっていいものを作るということが全く出来なくなります。

下から上への突き上げが一切起こらないちょっとした独裁政権が出来上がってしまうのです。

酷くなると下の人間は「上の人間は頑張っている」と何の理由も根拠も無しに褒めたたえ始めます。

理由があってもどうしようもない状況ではこの以上の方法はないなどというこれ以上ないネガティブな発言をするようになります。

ネガティブになってる

閉塞感が漂っている状況がいつまでも続くと人間は諦めてしまいます。

しかも悪いことにネガティブな考えはパンデミックのように非常に早く強く伝染します。全てが嫌になってしまうのです。

飲み会を意気揚々と開催しても内容は「どうせ変わらない、どうしようもない、仕方ない、俺には色々アイディアがあるのに他の奴は理解できない」など聞いているだけで本当に頭がおかしくなりそうな内容を言いますし、会議でも上記のような発言を言葉の端々にいれるようになります。

そして、自分のやるべき仕事だけやっていればいいと考えるようになり積極的に人と協力していこうとしなくなります。

必要最低限のことをやって行動には一切移さないというクソみたいな環境が出来上がるのです。

変わらない理由を探すようになる

どんな組織でも必ず現状を変えようとする人間がいます。

しかし衰退する組織は変えようとすることに対して猛反発をするのです。現状に是が非でもしがみつこうとするのです。

その意欲を会社を良くする方に使えば絶対にいいはずなのにここまで来ると合理的な考えが全く出来なくなってしまいます。

反発する理由も提案に対する内容を論理的に批判するのではなく「昔からのものをなくすのか、今までやったことがない」という本当に終わっているレベルの内容で反発します。変えようとする人間はとりあえず叩きます。

辛くても逃げずに向き合わなければならない問題からは地平線の彼方まで逃げます。

そして新しい仕事をとにかく嫌います。

新しいことをやる以上必ず今までやったことない仕事を現状に+αでやることになります。

将来のために一時歯を食いしばってもやるべきなのに「業務量を増やすとは何様だ!!」と竜神の如く怒ります。

そのように責任が無いくせに自分の権限、肩書・地位には異常なほどこだわり固執するので人間的に壊れている様を見ることが出来ます。

老害がいる

単純に老害と呼ばれる過去にすがり新しい価値観についていけないどうしようもない社員が絶対に存在しています。

その老害っぷりでどうにもならない理由・現状を作り出すというだけに留まらず若い人間に会社で喋らなくても良い情報をベラベラ喋り絶望させます。

さらに自分のやってきた・やられてきた考えを頑なに押し付けるので組織が機能不全になります。

このような老害がカビの様にはびこると若くして老害になる人間が発生します。

老害は年を取るから老害になるのではありません。

考え方がアップデートできずに新しい価値観を認められない状況に陥ると老害になります。

30歳前後の社員が「若手はおかしい。何も状況が見えてない。舐めてる」など言い出すようになったら衰退も末期であると言えるでしょう。

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優秀な奴から辞める

優秀な人間から辞めるとは本当によく聞く言葉なんですがこれはマジです!!

誰が言い出したのかわかりませんが優秀な人間から辞めていくので心底驚きます。

厳密に言うと仕事が出来る人と言うより地頭が良く問題意識を持って行動することが出来る非常に伸びしろがある将来リーダーになってくれそうな人材から辞めていきます。

問題意識がある人間は、長期的に組織を見ることが出来るので何をやっても頑なに反発する会社の人間に嫌気がさします。

そして長期的視点があるゆえに見切りをつけて辞めます。

今いる会社だけでなく他の会社でもやっていける人こそ会社に残ってもらわなければならないのに普通に転職していってしまいます。

そうなると残る人間の程度は悲惨です。

この会社だけでしかしがみつけない人。

短期的視点でしか物事を判断できない人。

仕事だけ出来ても全体のことを考えられない地頭が悪い人間だけがいつまでも残り続けます。

そして、新しく優秀な人が入っても残っている人間はカスなのでまた優秀な人間の邪魔をして辞めていきます。

こうなると良くなるはずがないので衰退していきます。

30代がほぼいない

3年以内に人が辞める場合ほとんどが仕事内容が自分に合っていない理由で辞めます。

これは非常に残念ですし対処の仕方はあると思いますが仕方ないです。

しかし、5年以上働いた人間が辞めるということは仕事内容ではなく会社に問題があるから辞めていくのです。

転職がしやすい20代のうちに辞めていきます。

そうなると30代の人間がほとんどいませんし残っている奴は基本クズです。辞めたらその分だけ補充しないといけません。

すると会社にしがみつくしかない40代以上がちらほらいて何も知らないまたはもうすぐ辞める気の20代社員が多くいるという年齢構成が非常に歪な組織が出来上がります。

年齢構成が歪な組織は確実に問題があり衰退している証拠であると言えます。

自分の会社でも6割近くが20代という恐るべき状態になっています。

新卒で入社した若い人は大体3年以内に辞める確率が30%を超えています。 若いうちは合う合わないがあるからしょうがないことです。 ...

人が辞めた後の対応がおかしい

人が辞めるということは必ず理由があります。

ただ単に仕事が合わないという理由で辞めたのであれば対策は必要ないのですが明らかに会社に問題があると感じられて辞めてしまった場合普通は組織改革を実行すると思います。

しかし、衰退する組織はもちろんそんなことしません。

何をするかというとお得意の責任転嫁をします。

具体的には会社に問題が無いという前提で考えるので消去法として辞めた人間がおかしい奴であったと批判するのです。

辞めた人間をおかしい奴だと人格攻撃を始めるとか何が起こったかわからないでしょう。自分にもわかりません。

しかし現実として衰退する組織は外に理由を求めるので辞めた人間を攻撃して自分を正当化するアクロバティックな意味不明な行動をします。

互いが顔色を伺ってベタベタしだす

働く以上はプライベートで関わる関わらないは別としてある程度はコミュニケーションをとらないと非常に殺伐とした血で血を洗うような職場になってしまいます。

なので一定のコミュニケーションは絶対に必要です。

しかし衰退する組織は一味違います!!

ネガティブで閉塞的な空気があるとお互い疑心暗鬼になるうえストレスに耐えられないので誰かとくっつかないと落ち着かなくなる人間が増えます。

仕事に精を出さず噂話の収集に精を出します。

会社内で井上公造的存在が乱立する。世はまさに井上公造時代が幕をあけるのです。

井上公造が増えると喋らなくても良い情報までベラベラ喋るようになります。

ベラベラ喋るのでさらに互いを信用できなくなり常にベタベタくっつくようになります。

そして、団結力・仲がいい組織であるという幻想を押し付けてくるようになり飲み会や社内イベントを好んで頻繁に行います。

だだし、建設的な意見は認めようとしません。

互いに言わなければならない情報は腹のうちに隠して人の噂話と出来もしない目標を掲げて盛り上がり雰囲気が良いという勘違いをいつまでも続けるようになります。

会社は当然ですが友達を作りに行くような場所ではありません。仕事をする場所です。 しかし、結構な人数が明るさと軽さをはき違えて仲良しごっこで...

衰退する会社からは転職した方が良い

衰退する会社にいても良いことなんか一つもありません。

沈みゆく船にいつまでもしがみつくメリットなんてありません。

真面目な人ほどなんとか変えようと頑張るのですが、基本的に組織は変わりません。

変えようとすれば叩かれて疲弊するだけなのです。

だから、衰退する会社と判断したなら転職活動をするべきです。

転職活動って始めると真面目な人ほど転職しないといけないと思いがちですが、現職に残ることも含めて転職活動です。

よそと比較してマシだと思うなら残れば良いし、やっぱり衰退する会社じゃんって思えば転職してしまえば良いです。

また、完全無料で在職中でも丁寧に対応してくれるので気軽に登録できます。

キャリアアドバイザーと活動すれば履歴書、職務経歴書の添削から面接のアドバイスまでしてくれるので受かりやすいです。

また、会社の内情まで教えてくれるので衰退しそうな会社を避けることが可能です。

相性や人によって言うことが違うので必ず複数登録をして一番相性がいい人と活動をしましょう。

転職に成功した人は平均4社以上登録している事実があります。

1つ目がリクルートエージェントです。

業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。

そのため、確実な転職のノウハウがあります。

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とにかく色々な求人を見たいならこれ以上はないです!

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2つ目は、DODAです。

個人的な感想としては地元企業のあまり大きくないような会社の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。

見たことある企業がこんなにも条件が良いのって驚くと思います。

地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。

また、求人数も多く求人検索機能が充実しているので希望する求人が探しやすいです。

優良企業への転職情報ならdoda

3つ目はパソナキャリアです。

お世辞にも求人数は多いとは言えません。

しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。

初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。

そもそも、衰退する会社でも今は残った方が良いのかどうかといった不安までしっかりと話を聞いてアドバイスしてくれたので安心感が違います。

履歴書の添削から面接の受け答えまで本当に丁寧に指導してくれるので転職が初めての人はぜったいに登録すべきです。

徹底した親身な対応を求めるならパソナキャリア

20代でしたらマイナビAGENTがオススメです。

20代に完全特化した転職サイトです。利用者のほとんどが20代~30代までで若い人のサポートを中心に行っています。

20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。

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まとめ

衰退する組織は急に衰退するのではありません。衰退するだけの理由がありじっくりと毒の様に組織を蝕んでいくのです。

基本的に組織を変えるように行動することが大事ですが末期な状態までいっていると本当にどうしようもないことがあります。

以下の本はなぜ企業が衰退していくのか的確に書いてあります。サイレントキラーが発動しないためにはどのような楔が必要か知ることが出来ます。

やるべきことは積極的にやってみてそれでも無理なら早めに転職することをオススメします。

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