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恋愛アニメと言えばなろう小説かラノベが主流ですが、個人的ナンバーワンアニメと言って良いでしょう!
それが月がきれいです。
もうね、甘酸っぱい誰もが一度が成就するかどうかは別にして学生時代に経験した恋愛をしっかりと描き切った最高のアニメです。
恋愛アニメに物足りなさを感じているなら視聴すべきアニメです。
若いころを思い出す真剣で不器用な恋愛
中学生の頃の恋愛ってなんだか上手くいかないことだらけでしたよね。
話しかけるのが異常に恥ずかしかったりそもそも何を話せばいいんだろうと思ったり
どの頻度で連絡すれば迷惑じゃないかな、毎日連絡したいな、彼女いるかどうやって聞き出そう、手を繋いでもいいのか、繋いだら手汗とかの対処の仕方どうすんのよ!!!
って誰もが一度は経験しましたよね。
自分は今でもそんなダサいことを思ったり恥ずかしさに負けたりしてて成長していませんが・・・
大人の恋愛も良いんですが、中学生の頃のような不器用で等身大でぶつかっていった甘酸っぱい恋愛って凄くいいですよね。
そんな中学生の恋愛模様を描き切ったアニメがあるんです。
それが『月がきれい』というアニメです。
最初は何物でもない気持ちから
物語は主人公の安曇小太郎君が中学3年生になった時から始まります。
ヒロインの水野茜ちゃんと同じクラスになってまだなんとなくしかお互い知らない状態でいきなりファミレスに行ったときに出会ってしまいます。
しかも、お互い家族と一緒・・・
中学の時に、家族と一緒のところを友達にみられるだけでなんだか恥ずかしいのにクラスの女の子としかも仲が良くない子と鉢合わせるって中学生時代に考え得る最悪のパターンですよね。
そんな気持ちを思い出させてくれるのもこのアニメの凄いところです。
異世界転生しなくても人の心は揺さぶれます。
明らかな予定調和のリア充同士の恋愛ではありません。
茜ちゃんは陸上部のエースでリア充グループに所属していますが、小太郎君は小説家志望の普通の中学生。
小説家志望の人間なんて明らかにリア充グループには所属していません。
そんな状況のためクラスでは恥ずかしいという気持ちが大部分なんでしょうが話をしません。
これもまた、学生らしいんです。
その後、体育委員をお互いすることになりラインを交換し、ラインをしていくごとに徐々に相手のことが気になりだしていきます。
この最初は意識していなかったのに徐々に意識していってしまう過程ってほんっっっとうにいいですよね!!!
学生時代に感じた淡い恋愛をまざまざと思い出させてくれます。
心理描写を表現する声優の名演とシナリオ
ラインが頻繁に出てきます。自分の時代はメールでしたが、ラインだろうがメールだろうが「好きな人いるの?」というこのとんでもないぐらい大事な一言って聞けませんでしたよね!!!
小太郎君もこの一言を書いては消してました。
その瞬間、何十年前の情景がありありと浮かんできました。
とにかく、月がきれいというアニメは一つ一つの描写が丁寧なんです。
例えば、二人が付き合った当初は、会話がぎこちないんです。
これの表現の仕方が声優さん上手すぎる!!!
「あっ・・・」「へぇー、そうなんだ・・」「あのさ・・・」
などとにかく行間を表現するのが細かくて思わずアニメに吸い込まれてしまいます。
また、「う~~~っ!!」というような言葉にならない言葉を見事に表現しています。
心理描写の変化を上手く表現しています。
最初は、話すこともままならない「あっ・・・」とかしか言えない状態で、付き合うってそもそもなんだ?って状態をよく表しています。
その後、お互い夢を語り合い認め合うことでちょっとした冗談も言えるようになり、付き合うってなんとなくわかり始めたときに、名前呼びに変化したりと、とにかく細かく現実の恋愛ってこうだよなぁって思わしてくれます。
また、付き合ってしばらくして二人は喧嘩してしまうんですが、喧嘩する前までは茜ちゃんは小太郎君と名前呼びだったのに安曇君と苗字呼びに戻ったりして心の距離の間隔を名前で表現しています。
これは、自分が大好きな表現で男なら一回はやったことがあると思うんですが、電気の紐シャドーボクシング!!!
小太郎君は、感情が高ぶると家の電気紐でシャドーボクシングを始めます。
こんな忘れかけていた淡い恋愛感情以外にもそういえば中学生ってこうだったよなぁ・・・って感情も何気ない日常シーンで惹起させてくれます。
1話1話がどれもが濃密過ぎる!!!
心理描写が細かいのが個人的に大好きなんですが、シナリオが単純に面白い。
乱暴に言えば、恋愛ものだから適当にいちゃついていればいいじゃないですか。
しかし、月がきれいは学校、部活、受験そういったものもしっかり描き切ってます。
特に、恋愛ものに受験っていらなくない?って最初思ったんですが、受験って人生で初めて自分の意思で自分の進路を決めるもんですよね。
そんな中、恋人と一緒のところに行くのか離れてしまうのかって中学生にとって尋常じゃないくらい重要なことですよね。
でも、親の立場からすると何をふざけているんだ!?って話に当然なりますし、小太郎君もそのことで親と衝突します。
中学生という子供である以上抗えないことと今の自分の気持ちこのせめぎあい、親の愛情など字面だけ見ると胸焼けしそうな問題をきっちり2,3話で描きつつしっかりイチャイチャして視聴者を悶えさせる。
兎に角、無駄な話が一つもない濃密なストーリー展開です。
また、茜ちゃんのことが好きな部活の同期がいたり、小太郎君のことが好きな茜ちゃんの友達が登場したりと1話、1話目が離せません!!
絶対見ましょう
最近のアニメ?人間描写が出来てないじゃん・・・って人ほど見ましょう。
間違いなく名作です。
また、上記では紹介しませんでしたが、埼玉が舞台なんですが綺麗に埼玉の景色を表現しています。
自分は、作中川越風鈴祭りというものが出てくるんですが、あまりに描写が綺麗すぎて聖地巡礼してしまいました。
恋愛好きはもちろんのこと、ストーリー重視の人なら絶対楽しめること間違いなしです。
また、アニメって2話6,000円とかで売っているんですがそんなあこぎな商売をしないで全話でまとめて20,000円程度で売っているのでリーズナブルなのもオススメです。
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