若いうちはがむしゃらに残業するものだ!
残業したくないはおかしいという意味不明な煽り。
そんな風潮が未だに根強く消えませんが残業せず定時で帰るのは普通です。
残業したくないがおかしいわけでも甘えでも無い理由を説明します。
残業は素晴らしいという価値観がなかなか消えない理由
働き方改革などで残業は削減していこうとしていますが、残業時間こそ減っても評価は結局残業する人の方が高い状態のまま。
なぜ残業が素晴らしいなんて風潮がいつまでも残るのか説明します。
脳みそが成長期路線
残業が素晴らしいというのは完全に高度成長期気分に働いているからです。
特にベテラン世代はバブル時代などを経験しているので、とにかく長く働けばそれだけ利益が増えて幸せになると思っています。
長時間働いたからこそ昔は景気が良くて発展したのだと心のどこかで思っています。
実際は人口ボーナスで景気が良くて仕事が沢山あって成長しただけなのですが、頭の中では残業したからという思いが消えません。
だから、残業すれば会社が成長していける。
残業せず、成長させようとしない奴ははっきり言っておかしい奴だと思われるのです。
しかし、現在は人口減少で人口ボーナスなんて一切ないので、いかに効率よく付加価値の高い仕事をしていくかが大事です。
もっと言えば、仕事量を減らしても高収益で利益を出せる環境ならこれほど良いものはありません。
それが理解できずに、ひたすら大きくしないといけない、残業すれば会社も成長して給料も上がり自己成長につながると思いこんでいるのです。
そんな人たちが評価を付けるので、まだまだ残業すれば会社を成長させるために頑張っているのだと無条件に思われます。
残業しない奴は会社を衰退させる奴ぐらいまで思われるのです。
成果で評価するシステムが無い
効率性を重視した方が良いのになぜ残業だけが評価されるのか?
それは、明確な評価基準がないからです。
本来だったらどれくらいのスキルがあるから優秀とか、どのようなことをすれば評価されてるとか作らないといけません。
この評価制度を曖昧にしていると、何をどのくらい頑張ったら評価されるのかわからないままになります。
それでも、人を評価しないといけないので、とりあえず目に見える残業時間だけを見て
「なんかこいつ必死になって働いているな!頑張っている奴だ!」
みたいに適当に評価されるのです。
受験勉強を何時間頑張っても落ちればそれまでで評価されません。
ただ、試験とか結果を求められるものが無いのにずっと勉強している人がいたら、なんかすごい奴だなって思いますよね。
具体的な結果を求めることをしないので、雰囲気で評価して残業が凄いとなるのです。
雰囲気で評価されるため、定時で帰っているとこいつ頑張っていないなと思われます。
残業自慢が楽しくなるから
たくさん残業をしたことがある人ならわかると思いますが、残業ってある一定時間を超えてくるとなんか楽しくなってくるのです。
確実におかしくなっているだけなのですが、楽しいという事実があります。
人間って辛い記憶の方が記憶に残ります。
思い返したときに辛い思い出ほど思い出補正で楽しかったように錯覚するのです。
残業って辛いけども楽しい、そして思い返せば残業があったら今の自分があるとか残業という宗教にハマった状態になるのです。
よくあるビールを旨いと感じてこそ社会人という論法と同じです。
残業という苦しみと楽しみを理解してこそ一人前だと残業してきた人たちは思いこんでいます。
みんなで残業して盛り上がりたいのです。
それなのに、残業をせずにひたすら定時で帰ると仲間意識もなく社会人として一人前になっていない奴だと思われます。
だから、残業が評価されて定時帰りはおかしい奴扱いを受けるのです。
定時帰りは本来は当たり前という事実
残業を評価するのは、成長路線の夢を捨てきれず残業すれば会社と自分が成長する、残業って楽しいものだと洗脳された人。
また、評価基準が無いからとりあえず残業しているし頑張っているだろうと評価している人。
これらの人がただ残業を評価しているに過ぎないのです。
前者は人として壊れかけていますし、後者はなんかもう残念な人です。
現代において、既に残業でただの単純作業で根性で乗り切れば良いなんて時代は完璧に終わっています。
効率よく生産性を良くして高収益でやらないことには、会社だって伸びません。
だから、効率よく仕事を終わらせて定時で帰ることは、むしろ普通なのです。
残業が評価される会社にいるべきか考えた方が良い
残業が評価されている時点で、働いている人か会社がそもそもおかしいのです。
定時で帰るという当たり前が通じないなら、おかしくないのにおかしい扱いをされてストレスが溜まります。
さらに、評価も低かったらもう何が何だかわかりませんよね。
残業を評価する会社にいても良いものかしっかりと考える必要があります。
ただ、残業を評価するような嫌な会社だからっていきなり転職するのって怖いと思いますしオススメしません。
ただ、転職活動だけはしておくべきです。
在職中なら最悪残ることだって出来ます。
転職活動をすると絶対に転職しないといけないと考えてしまいますが、現職に残ることまで含めて転職活動です。
おかしいと思うなら色々な企業を見て見るべきです。
だから、モヤモヤするより転職活動だけはしてみましょう。
転職活動をする前に社風が合わない会社に入社しないために自分の適性を知っておきましょう。
ミイダスを活用すれば自分の適正年収と適職がわかります。
自分のことって案外知らないものです。
自分がどういった人間で何を大事にしているのか明らかになるので転職活動をするときに目指すべき方向性が明らかになります。
実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
在職中だと履歴書、職務経歴書、面接の練習とかめんどくさいです。
そんなめんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
効率よく転職活動が出来ます。
また、会社の内情も教えてくれるので社風が合わないような会社に入る危険が減ります。
これが完全無料で使えるので使わないと損です。
あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
完全無料なのでいくつ登録しても安心です。
相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
現に転職に成功した人は平均4社以上登録していますから。
自分が登録したキャリアアドバイザーは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
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そのため、確実な転職のノウハウがあります。
求人数が他と比べて圧倒的に多いので登録しない手はありません!
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2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては地元企業のあまり大きくないような会社の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
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3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
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20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
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まとめ
残業したくないというのは本来は正常です。
人間は8時間の労働、8時間の睡眠、8時間の自由が最低限あって初めて人間です。
定時で帰ることでようやく人間として生きていると言えます。
残業を評価している人は壊れかけているか、会社が壊れかけています。
自分がおかしいと思わずに色々行動して居心地の良い環境を見つけましょう。