日本の社会人はとにかく勉強しないからダメだとか、勉強するだけで人に差を付けられるのになぜしないのかと説教じみた風潮が世の中にありますよね。
そんな空気があると勉強しないといけないのかなって不安になると思います。
結論から言えば社会人の勉強は強迫観念を持ってやらなくて良いということです。
その理由を説明します。
社会人の勉強は無駄に終わることが多い
社会人で勉強は大事なんて論調は凄まじいものがありますよね。
日本人は海外と比べて勉強しないとか、勉強しないからこそ差を付けられるとか、なんだか急かされているような気分にさせられます。
じゃあ、勉強しなくちゃいけない!って思っても基本的には社会人の勉強は何も考えないで学生感覚でやると確実に無駄に終わります。
社会人の勉強って勧められるのは大体が英語とかプログラミングです。
はっきり言ってこんなものはほとんど無駄に終わります。
なぜなら、社会人特に28歳ぐらいを過ぎたら資格だけの人間なんて何の価値も無いからです。
新卒で英語が喋れたり、プログラミングの基礎知識があるなら断然就職が有利になることは間違いありません。
そういった意味で自分の価値を高める勉強は意味があります。
しかし、社会人である程度経験年数を重ねると大事なのは圧倒的に実務経験です。
英語は喋れないけど英検1級持って資格がある人と、特に資格は無いけど英語を扱う仕事を6年間行って来た人なら確実に後者を採用します。
転職で自分の価値を高めるなんてそれは20代前半までの話で、それ以降はやみくもに勉強しても無駄になります。
そのため、社会人は勉強が大事だって言っても額面通り真に受けては損します。
勉強は時間もお金もかかりますからね。
社会人の勉強は資格だけ取ることになりがち
社会人の勉強で一番良くないのが資格を取ることに夢中になることです。
学生時代は、目の前の与えられた勉強と課題をこなすだけでいいですし、やったらやった分だけ結果が出ます。
それ以外の勉強方法を知らないので自然と勉強と言えば資格だけになります。
資格を取ることは悪いことではありませんが、資格貧乏と呼ばれる言葉があります。
何百時間も勉強に費やして講習にお金を払っても、思ったほど年収が上がらず仕事でも輝く場面が無いことを言います。
資格貧乏になると、時間もお金も無駄になって単純に人生の損失です。
社会人は勉強が大事だって言いますが、何も考えずに資格にのめり込む人の方が多いのでそれは無駄に終わります。
上手く勉強できないなら何もしない方が遥かに良いですよ。
勉強するより遊んだり投資で資産を築く方が得なこともある
勉強、勉強って言いますが、意思のない勉強は無意味で苦痛です。
なので、意味も分からず勉強するくらいなら普通に勉強せず遊んだり資格にかけるお金を投資に回した方が幸せになることは多いです。
ストレスを溜めて潰れるくらいなら遊んでリフレッシュして長く勤めた方が結果として多くのお金と幸福をもたらします。
また、働くのは単純にお金のためという人が多いと思います。
なので、しっかりとお金を投資に回して資産を築いてあくせく働かなくても良いセミリタイアの状態を作り上げるのもお金と幸福をもたらします。
勉強が大事だって言うけど、それは最終的には幸せに生きることがゴールです。
だから、何の目的も無く勉強しないといけないと焦るより勉強せず自分の好きなことに力を注いだ方が人生として成功することが多いです。
勉強はあくまで手段であって目的ではないです。
大事なのはストーリーを元に独立志向で学ぶこと
目的も無い勉強は意味がないので焦らず遊んだり貯蓄にいそしんだ方が圧倒的に良いのですが、それでも意味のある勉強には価値があります。
勉強のための勉強から脱却すべきです。
このことについてセミリタイアに関して全く自分と同じ思考回路を持っている厚切りジェイソンさんの思考がピッタリ当てはまります。
日本人はとにかく資格が好きですね。資格勉強はいいんだけど、資格を取ること自体が目的になってしまっている人が多くて、もったいない。TOEIC900点取って英語が喋れない人が、結構多いんですよ。なんかそれ、意味ないですよね。だって、TOEICの点数が高くても、英語がしゃべれない人、要る? 要らないですよ。何のために英語の勉強をしているの?
TOEICを否定するつもりはないですが、TOEICで高得点を取ることを目的にしていて、なんでTOEICの勉強をしているのか忘れてる人、いますよね。MBAも同じです。それをどう生かすのかが大事であって、勉強のための勉強は、やめなきゃいけないですよ。
大事なのは自分にとって勉強して将来にどうつながっていくのか具体的に考えることが本当に大事です。
将来のため→勉強ではあまりに短絡的だってわかりますよね。
資格を取ってそれを使って具体的に何を成し遂げてどれだけの利益を生むような構造を作っていくかが大事です。
自分の人生のストーリーに上手く資格を当てはめる戦略を作るのが本当の勉強です。
でも具体的にストーリーとか戦略とかわからないってなりますよね。
そこで役立つのがこの本です。
経営学の本ですが、難しい理論優先ではなくわかりやすく言葉で会社あるあるをふんだんに交えながら本当の戦略とは何かを追求しています。
本当の戦略とは面白いストーリーでその面白いストーリーはいかにして出来上がっていくのかの考え方を学べます。
経営しなくても自分の人生を運営するうえで大事なことばかりの本です。
資格と取るならどうせなら独立するくらいの気概でやった方が良いのかなって思います。
まとめ
勉強は大事には大事ですが、社会人の勉強と学生時代の勉強では本質が違います。
資格を取るのが大事ではなく、その勉強をいかに自分の人生に役立てるかのストーリーまで考えないと勉強が無駄になります。
無駄になるならいっそのこと遊んだり貯金した方が有意義です。
常に戦略を意識して社会人は勉強しましょう!