若者が結婚しなくなり生涯未婚率の上昇が留まることを知りませんがその原因ってなんだかわかりますか。
実際に20代の自分がなぜ若者が結婚しなくなり生涯未婚率が上昇してしまうのか一切の嘘無く本音で理由を説明したいと思います。
雇用が不安定
まず現代の日本は雇用が不安定すぎます。
転職が当たり前の時代?挑戦できる時代?
わけがわからないですよ。
普通に考えて一つの会社で楽々昇給して定年まで迎える方が楽に決まっているじゃないですか。
しかも、昔は正社員ばかりが基本だったのに今では派遣社員や契約社員で労働力を搾取する気満々のクズ野郎しかいません。
そのくせ、現実を見れていないのかハイスペックばかりを要求してきて就職活動も転職活動も地獄の様相を見せて常に自信をへし折るような構図になっています。
さらに、企業も平気で潰れる時代になって安定した会社で悠々自適でボケっとしているなんてことが出来ない時代になりました。頼れるのは結局自分だけです。
そんな一寸先は闇を体現したような世の中で結婚していこうなんて思わないから結婚しないのでしょう。
自分一人の人生で精一杯なのに人の人生まで構っている余裕は若者には無いのです。
実質賃金の低下
賃金が上がった上がったなんて数字しか見れないおバカな学者さんが騒いでいますがほとんどの社会人の賃金は上がりません。
仮に少し上がっても社会保障料と税金の上がり方の方がはるかにえぐいので実際の手取り額と実質賃金は低下しています。
物は高くなるし税金は高くなる。それなのに自分の賃金はストップ安。
生活が苦しいのなんの。やってられない若者が多いです。
しかも、こんな現状に加えて奨学金という借金まで抱えていたら若者は本当にただ働いて生きるだけの人生になってしまいます。
そんないっぱいいっぱいの人生にさらに結婚という水を注ごうものなら完璧に決壊します。
だから、若者は結婚というものに何一つ期待せず結婚をしないのです。
趣味の多様化
昔は趣味が画一的でした。
もっと言うと趣味が無い人間が多くいました。
そのため、趣味もとりあえず人に合わせてやるだけの自分の人生を生きていない人間が多くいました。
そんな人間のやることと言ったら男は車と恋愛。女はファッションと恋愛。これに尽きます。
そして、それがステータスでもあったので多くの人間は恋愛に夢中になり結婚をしていったのです。
しかし、現代は面白いことが多すぎです。今や海外旅行だって気軽にネットで申し込みをして安価な値段で行けます。ゲームだって進化しました。
そして、例えばゲームという趣味においても細分化されたため一人一人が本当に好きなことを追求できる時代になったのです。
だからこそ、恋愛を無理にしなくても全然生きていけるのです。
むしろ、嫌な思いをする可能性がある時点で明らかに自分の趣味より数段コスパが悪く粗悪な趣味であると考えます。
コスパが悪く他に興味があるから恋愛をしない。そして、恋愛をしないからこそ結婚なんてレベルにまでは到底辿りつけない。これが今の若者の現実なのです。
自由恋愛の弊害
正直周りも見ても何でこいつは結婚できたのかという世界がビックリするようなミステリーが上の年代に行けば行くほど平気であります。
何故結婚できたのかと言えば確実にお見合いで強制イベントとして結婚できたのが大きいです。
現代はお見合いではなく自由恋愛が主流です。自分の好みで好きな人を選んで結婚が出来るので自由度が高く楽しい結婚生活と人生を送れると思われています。
しかし、自由恋愛って資本主義構造以外の何物でも無いのです。
強いが奴がますます富める構造になっています。しかも、社会保障などのセーフティーネットは存在しません。
だから、特に男で顕著なのですがモテる男は色々な女をとっかえひっかえして好き放題に遊ぶことが出来るのにモテない男は本当に切ないぐらいに何もありません。
そして、モテる男は結局一人の女性としか結婚できないので遊ばれた大多数の女は余ります。しかも、一度上を知ってしまったためモテない冴えない男は相手にされないし相手にしてもせいぜいATM代わりです。
そんなことを知っているからこそモテない男は結婚できないしそもそもする気すら起こらなくなります。また、モテる男はいつまでも遊べるため結婚しない可能性が高いです。
自由恋愛で弱者は淘汰されているため若者は結婚できなくなっています。
結婚システムの崩壊
昔は結婚することにメリットがありました。
男は安定した企業で働いて給料が右肩上がりで上がり続け家にお金を入れれば家事育児なんか一切しなくても別に何も言われませんでした。
女も就職口があまり無いので早くに結婚して子供産んで安定した稼ぎの旦那の世話と子供の面倒を見ていれば良かったのです。
双方にとって良いことしかないのが昔の結婚システムです。
翻って現状はどうでしょうか。正直に言って結婚システムは完璧に破綻しています。
男は安定してない社会情勢で働き給料もそんなに増えていかない。自分一人の稼ぎで家族全員を養える男は圧倒的に減りました。そのため、働きながらもちゃんと家事育児をしなければいけなくなりました。
女は就職口が増えて定年まで勤めることが可能になりました。そのため、結婚しなくても自分一人で生きていくことは可能です。そして、結婚しても共働きが普通なので家事育児だけでなく仕事までしっかりとこなす必要があります。
そのため、完璧に分業出来て効率が良かった結婚システムが崩壊して別に結婚しなくてもいいような感じになっているのです。わざわざ結婚という制度を取る理由がありません。
結婚することに短期的利益が無いのです。だから、わざわざ辛い思いをして結婚しようとは思わないのです。
日本教育のダブルスタンダード
日本の教育はお利口な馬鹿が考えた制度過ぎます。
考えてください。中学高校では異性間の交際やそれに準ずるものは汚らわしくしてはいけないものとして表向きは規制しているのに大学や社会人になったらいきなり「恋人を作れ!早く結婚しろ!」なんて言われたら意味が分からなくなります。
恋愛などを規制しておいていきなり恋愛しろなんてあまりにも意味不明です。
しかも、学生時代はワックスをつけるなとか化粧をするなとか意味のない校則で異性のアピールを禁止しておいて社会人になれば化粧をしろ、身だしなみを整えて異性の目を気にしろなんて言い始めるわけですから完璧に痴ほう症の域に達しているとしか思えません。
場当たり的に過去の踏襲しかできずダブルスタンダードで困惑なんてさせるから最近のお利口な若者は嫌気がさして恋愛も結婚もしなくなってしまうのです。
若者は保守的で社内恋愛をしない
現代は一度失敗したらどうにもならないような頭のおかしい構造があります。そんな劣悪な環境で若者は育ってきたのでとにかく失敗を嫌い保守的です。
そのため、結婚する割合と確率が一番高い社内恋愛をもの凄く毛嫌いします。自分としては結婚するなら社内恋愛が一番いいと思っています。
一番手軽に異性と関わりが持てる社内恋愛を自ら放棄してハンデを背負って婚活をしているのです。
社内恋愛をしないで自由恋愛の格差社会で戦っているため結婚に至るまでの成功率が低く若者は結婚をしないのです。
結婚はした方が良いと思っている
結婚しない理由をいくつか述べてきましたし全ての理由に正当性があると思います。
しかし、その正当性は短期的なもので長期的に考えれば結婚した方が良いと自分は思っています。
何故なら、単純に人は一人では生きていけないからです。
孤独になると確実に精神がおかしくなります。
特に男は人と関わるのが本当に苦手なので結婚しなければ完璧に社会と接点のない偏屈な爺さんになります。
長期的に考えれば結婚した方が良いです。結婚しなくても事実婚でも良いと思っています。結婚システムが崩壊しているなら良いように自分で構築すればいいだけです。
不安で嫌な事ばかりですが一人より二人なら出来ることが綺麗ごとではなく本当にあります。
嫌な世の中ですけど是非幸せになって欲しいです。
まとめ
若者にとって現代社会は結婚するメリットが見えなくなりがちで目先の不安が湯水のごとく溢れるような時代です。
年寄りは「そんなことを言っても始まらない」と無責任なことを言いますが完璧に社会が悪いです。
だから、未婚率が上昇するのです。
自分としては30年後には未婚率が男で40%を超すだろうと思っています。独身でもおかしくない当たり前の時代が来ます。
そして、以前にもましてお金がいる時代になりました。子供を育てるのにも塾が必須になる狂った世の中です。そのためお金はしっかりと管理して増やしましょう。
お金を運用してしっかりとお金を増やす勉強をこの本ですると人生が違います。
しかし、長期的に見れば絶対に結婚した方が良いので前向きに結婚を検討してほしいと思います。