日本で最も売れている最高のロックバンドB’z。
そのB’zのボーカルである稲葉さんのソロ曲においても数多くの名曲があります。
そして、ライブも圧巻なんです。
ソロ活動における稲葉さんの名曲とオススメアルバムとライブ映像を紹介します。
稲葉さんソロの名曲
正直に言ってファンからすれば全ての曲が最高なのですが、そんなことを言っても何も始まらないので特に自分が好きで好きで堪らない曲を4つ選んだので是非この曲たちは聴いてもらいたいと思います。
この手をとって走り出して
稲葉さんが書く歌詞はB’zの時も情けない男の女々しい姿を等身大で表現するのでモテない男にはとてつもなく響くのです。
それなのに、ソロになるとさらに女々しく情けなくウジウジして暗い感じの歌詞を書いてきます。
とても高学歴イケメン高収入プロ意識の塊の完璧超人とは思えない、学生時代イケてない人間の心を的確に表現してきます。とにかく繊細なんです。
そんな繊細さが出ていながら淡く切ない恋心を表現しきっている「この手をとって走り出して」は個人的に一番好きな稲葉さんの名曲です。
曲調は非常に落ち着いた感じでB’zの激しいハードロックな曲調とは対照的です。
そんな穏やかな曲調に稲葉節とも言えるワンフレーズが好きです。
それが「この人しかいないなんて思わないようにしたい 辛い思いするのはいつだって愛情の強い方」という部分です。
これね、もう最高ですよね。
モテなくていつだって好きになってしまうタイプの人間からすると痛いほどわかる事実ではないですか?
内容としては女性視点で書いたらしいのですが、男だって好きになって辛い思いをする気持ちはわかります。
繊細でありより深く恋愛の深みを表現しているのが稲葉さんのソロの特徴でありこの曲が名曲である理由です。
Okay
稲葉さんのソロの良さが出ている曲だと思うのでオススメします。
この曲は基本的に明るい感じの曲調で進んでいくのですが歌詞が暗いという矛盾が最高なのです。
「Okay いつかくる ボクのいない世界」
何がOkayなんだ・・・って戸惑うほど暗いのです。
それを明るい感じで歌い上げるから最初は曲調で騙されるのですが実際に歌詞をよく見ると、とんでもなく暗い。救いが無い。
そんな鬱屈とした思いが全身全霊で表現されており、曲調自体も聴きやすく稲葉さんのソロの良さが出ているのでこの曲をオススメします。
遠くまで
稲葉さん初のソロ曲でありながらいきなりの名曲。それが「遠くまで」です。
当然曲が良いのはもちろんなのですが、この曲が凄いのはライブでわかります。
なんとこの曲はラストで稲葉さんが「遠くまで~」と歌うのですが、マイクを使わず声を最後列まで届かせるという化け物と言っても過言ではないことをやってのけます。
普通にライブ会場で叫んでも声を届かせることなんて不可能なのに歌いながら最後列に届かせるなんてあり得ません。
まさに肺活量が男性の2倍ある稲葉さんにしか出来ない荒業です。
そんな凄いライブパフォーマンスを見てしまったらこの曲を好きにならないでいられましょうか。いや、なる。
そんな理由からこの遠くまでを強く推します。
また、遠くまでのライブパフォーマンスはB’zのライブでも披露してたのでソロを試しに聞きたい人はこのライブ映像を買ってもらえるとよくわかります。
正面衝突
暗い歌詞と穏やかで癖になる曲調だけではB’zファンからすると戸惑ってしまうと思います。
しかし、稲葉さんのソロでも激しくノリノリになれて絶対に稲葉さんしか歌いこなせないだろって曲があります。
それが「正面衝突」です。
サビが高音で叫びあげるような激しい感じなのでB’zらしさがあると思います。
ただ、稲葉さんのソロ全般に言えるのですがB’zの曲と違い一度聞いただけで耳に残り何度も聞きたいという感じの激しい曲調ではないのです。
稲葉さんのソロは、良い曲だな→結構ハマるかも→これ最高だわ
って感じで変遷していくのでB’zのように一発で心を掴むような激しい曲ではありません。
ただじわじわ好きになっていつの間にか虜にされてしまい、ライブでもノリノリで盛り上がるのでこの曲は最高なのです。
稲葉さんソロのオススメアルバム
アルバムは2019年時点で5作品出ています。もちろん、全部いいのですが受け入れやすいものってなんでもあります。
なので、特にオススメの2作品を紹介します。
一番初めに聴くのにオススメのはこれです。稲葉さん独特の暗い歌詞で世の中を斜めに見ている人間は心をわしづかみにされます。
なにより、受け入れやすい曲ばかりなので初めての方に一番いいのです。紹介した「この手をとって走り出して」と「Okay」が入っているのが良いです。
また、特典としてMVが付いてきて「遠くまで」と「正面衝突」までしっかりと入っているのでB’zから稲葉さんのソロに興味を持った方に聴いてもらいものが全部詰まっているのです。
そして、「赤い糸」は結界師というアニメのEDに使われており一度は聴いたことがある曲が入っているのもポイントが高いです。
そのため、まず初めに稲葉さんのソロを聞くならこの一枚に決まりです。
2番目にオススメするのがこのアルバムです。
一番初めに出たアルバムで個人的には最高傑作だと思っています。
まず、ジャケットを見てください。イケメン過ぎますよね。生まれ変わったら稲葉さんになりたいと強い思います。ジャケットだけで買う価値あります。
そして、稲葉さんの卑屈で暗い世界観が全開で大人になればなるほどその魅力に気付きます。
卑屈で怖がりで焦っていてヒリヒリしている寂しがりやで不器用で何もかも上手くいかないことだらけの人間を完璧に捉えています。
どうしてこんなにダメ人間の気持ちがわかるのか不思議なくらい稲葉さんは的確に表現します。
世の中に不満があったり鬱屈としている人間なら絶対に共感するし何度も聴いてしまうと思います。
B’zの歌詞の様に元気が出るものではないですが荒々しさと切なさを閉じ込めた極上のアルバムです。
稲葉ワールドの世界にハマったら絶対に聴いておきたい一枚です。
オススメライブ映像
稲葉さんのB’zでのパフォーマンスが凄いのは周知の事実です。
B’zはどのライブも凄いのですが特に凄いものはこの記事でまとめたので見てください。
B’zのライブだけでなく稲葉さんはソロのライブでも圧巻のライブパフォーマンスを披露してくれます。
ライブ映像で特にオススメなのがこちらです。
どのアルバムを稲葉ワールド全開なのですがアルバムHadouを引っ提げて開催したアルバムなので特に聴き馴染みがあり受け入れやすい曲ばかりなのでこのライブをオススメします。
このアルバムはOPから最後まで盛り上がりっぱなしです。
有名どころはもちろんのこと、ある事件をモチーフにしたと噂の「透明人間」なんかは鳥肌が止まりません。
B’zと違い荒々しさは封印していますがシャウトや歌の上手さでは稲葉さん個人の方が上だと思っています。
B’zが受け入れられる音楽だとしたら稲葉さんソロは聴かせる音楽です。
そんな稲葉ワールド前回のライブを是非楽しんでもらいたいのでこのライブ映像を特にオススメします。