ペルソナ5の正当な続編ペルソナ5スクランブルをトロコンまでプレイしたうえでの評価としては、まさにこれを求めていたんだよって感じの名作ゲームでした。
トロコンしたうえでのペルソナ5スクランブルの良い点と気になる部分を余すことなく魅力を紹介したいと思います。
ペルソナ5スクランブルの良い点
ペルソナ5スクランブルは本当に良い部分が沢山あります。
ペルソナ5が好きなら睡眠時間を削ってまでプレイしてしまうこと間違いないです。
そんなペルソナ5スクランブルの良い点を紹介します。
ストーリーが面白く引き込まれる
ペルソナ5の魅力は何と言ってもストーリーでした。
JRPGらしく常に起承転結がある伏線回収で震えるストーリーと魅力的な仲間たちと築いていく絆が最高でした。
ストーリー重視のゲームが好きならこの記事もみてください。
ペルソナ5スクランブルでは、ペルソナ5の世界観がそのままで
「またこいつらと冒険が出来る」
というワクワクがあります。
そして、肝心のストーリーもペルソナらしく非常に面白いのです。
最後の方とかは正直に言ってちょっと強引に締めた感は否めません。
否めませんが全然がっかりとかというレベルではありません。
途中までの面白さと比べるとちょっとなって感じです。
そのくらい途中までのストーリーが面白いのです。
ペルソナ5では、理不尽な周囲の大人達に良い様に使われ自分を押し殺していた主人公の仲間たち。
そんな状況から覚醒して主人公と共に戦う熱さがありました。
今作では、主人公に救われた仲間たちが今度は自分と似た境遇の敵に対して自分なりの答えを提示するようなテイストです。
これが非常に良く出来ており、はっきり言って辞め時がわかりません。
特に春編の話ではぶっちゃけ泣けます。
感情移入が出来るくらいの元々のストーリーの良さと不遇だった仲間たちに思い入れがあると涙が止まらない展開です。
ペルソナ5の敵がひたすら暗くて理不尽で嫌な感じだとすれば、スクランブルの敵は嫌いにならず爽やかな展開なのも良いです。
雰囲気が信じられないくらい良い
ストーリーは本当に面白いのでそれだけでも最高です。
でも、それ以上に個人的に良かったのは雰囲気です。
数々の危機をお互いに乗り越えて解決した仲間と久しぶりに会ってキャンピングカーに乗って日本全国を旅行する。
もうね、何と言ったら良いのか・・・
この時が永遠に続いてくれればいいのにっていう多幸感とそれでもいつかは終わってしまう夏のちょっとした寂しさをいい具合にブレンドしているのです。
特に最初の車に乗り込んでみんなで雑談しながらドライブしている場面なんか、何度でもプレイできます。
ペルソナ5が好きでキャラに魅力を感じていたら確実に雰囲気の良さにやられます。
これだけでも本当に買う価値ありです。
最高の仲間と面白おかしく旅行するイベントが不快なはずがないのです。
ペルソナ無双ではなく本格ペルソナアクション
ペルソナ5スクランブルは最初はペルソナ無双と呼ばれており、PVを見る限りは無双ゲームみたいでした。
しかし、実際にプレイしてみるとペルソナの本格アクションゲームだとわかります。
適当にボタンを押しているだけでは普通に負けます。
魔法を連発しても普通に枯渇して負けます。
いかに先制を取って弱点を突いて自分優位に戦闘を進められるかというペルソナの緊張感が確実にあります。
バトルも無限に敵が増殖して狩るのではなく、テイルズみたいに一回一回の戦闘があるような感じです。
ペルソナと無双だとつまらない感じがありましたが、正当なペルソナアクションゲームでやりごたえがあります。
また、ペルソナらしいスタイリッシュなアクションもあります。
スノボーで敵を倒したり、機械を爆発させてダメージを与えたり、物を落としたり、鉄柱を利用して回転したりとまさにペルソナです。
そうそう、これでいいんだよって要素を丸ごと詰め込んだペルソナアクションゲームなのです。
気軽に回復出来て攻略しやすい
ペルソナ5で大変だったのが回復です。
ダンジョンに潜ると基本的に脱出しないことには回復できず、回復しようとすると日にちが過ぎてしまいます。
それが、スクランブルではダンジョンから脱出しても日にちが過ぎず体力やSPが足りなければ気軽に脱出できます。
なので、無理に連戦で戦わなくても自分でしっかりとペース配分をしながらがっつりと強敵と戦えるのです。
いちいち、今日は制定どこまで進めるかなど考える必要なくゲームに没頭できます。
難易度リスキーが歯ごたえ充分
ペルソナシリーズ全般に言えるのですが、最終的にヨシツネなどの強ペルソナを作っても活躍の場がありません。
ましてや、全ステータスMAXにしたら本当に戦うべき敵がいなくなります。
僕の最強ペルソナの活躍の場が無かったのです。
しかし、ペルソナ5スクランブルのリスキーでは活躍しまくりです。
と言うか、最強のペルソナを作らないと勝てません。
そのくらい難易度が高い死にゲーが体験できます。
最初の雑魚敵の攻撃で普通に400ダーメジなど喰らうので一瞬で体力が溶けるし下手するとチュートリアルで終わります。
今まで活躍できなかった最強のペルソナが極悪な難易度で最高に輝ける要素が盛り沢山なのが素晴らしいです。
ペルソナ5スクランブルの気になる点
基本的に面白いゲームですが、欲を言えばもっとこうして欲しかったと思える部分があるのも事実です。
そんなペルソナ5スクランブルの気になる点を紹介します。
トロコンの難易度が一つだけおかしい
ペルソナ5スクランブルは面白だけではなく普通にプレイしていればほとんどのトロフィーが手に入る形になります。
そして、ペルソナ5スクランブルのストーリー以外の要素も存分に楽しめばただ一つのトロフィーを除いて取得することが可能です。
ここまでで大体45時間もあればペルソナ5スクランブルを思う存分楽しめてトロフィーも手に入るという状況です。
しかし、ここからひたすら15時間は苦行の時間が訪れます。
なので、ペルソナ5スクランブルのトロコン時間は60時間程度です。
BANDと呼ばれるシステムがあるのですが、これをなぜかレベル99までにしないとトロフィーが手に入らないのです。
レベルと違ってサクサク上がらないのでひたすら作業するしかありません。
難易度リスキーは比較的早くに上昇するのですが、しっかりと対策しないと雑魚敵にも一瞬で溶かされるのでストレスになります。
そこで、誰でも簡単な方法としてメタトロンをひたすら狩る方法が早いです。
早いですが、同じ敵をひたすら狩りまくるのを15時間程度しないといけないので苦痛になってしまいます。
リスキーは難しすぎて万人向けではない、メタトロンはただの作業。
たった一つだけ難易度がおかしいトロフィーがあるせいでトロコンが苦行になってしまうのが良くないと感じました。
面倒な部分が結構ある
ペルソナ5スクランブルは面倒な部分が多々あります。
自分が面倒に感じたのは3点です。
まず、1つがダンジョンに入りなおす面倒さです。
体力が回復して日にちが過ぎないのは素晴らしいですが、わざわざダンジョンから形式上でなくてはいけないのが厄介です。
どうせ、回復だけのためにしか出ないので自動回復ポイントとしても使えるようになっていれば最高でした。
2つ目はロードの長さです。
このロードの長さのせいでダンジョンに入りなおす面倒さが増すのです。
わざわざ回復のためだけに何十秒もロード画面を見ないといけないのが苦痛です。
そして、イベントが入ると普通に10秒程度はロードしている時があるのでちょっと長いと感じてしまいます。
トロコンのためのBANDマラソンもロードでサクサクとはいかないのです。
最後は、物品購入マラソンです。
ストーリーやリクエストをこなすと買えるものが増えますが、必ず同じものが売っていないのです。
特にコーヒー豆なんかたまにしか売られていないので貴重なSP回復アイテム料理が気まぐれでしか作れません。
わざわざ5戦闘しないと物が入れ替わらないので、いちいち購入マラソンをする面倒さが厄介です。
ペルソナの数が少ない
完全版の布石かもしれませんが、ペルソナ5と比べてスクランブルはペルソナの数が圧倒的に少ないです。
70レベルくらいまでは1体ずつペルソナが存在しているだけです。
それ以上のレベルはまばらにちらほらいるだけです。
基本的にメイン級のペルソナしかいないのでもっとたくさんのペルソナを使えて生み出せたなら面白かったと感じます。
それでもそこそこの数はいるので少なすぎるということはないです。
あくまでも、もうちょっと欲しかったなって気持ちが残るだけです。
まとめ
総合的に判断してペルソナ5スクランブルは名作ゲームと言えます。
ペルソナ5が気に入ったらアクションということで毛嫌いせず絶対にやったほうがいいです!
ペルソナとアクションを理想形とも言える形でプレイすることが可能です。
夢中になってのめり込んでペルソナ5の素晴らしい世界観にどっぷりと浸かれます。
ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ 通常版 PS4版