ランス10 全ルート、2部クリア後の感想 集大成の最高のまとめ方

シリーズで約30年近くも続いたアダルトなゲーム最年長のゲームであるランスシリーズ。

その集大成であるランス10を各ルート完全クリアしたうえでの感想です。

結論から言えば集大成にふさわしい最高のエンディングに胸が一杯になる名作です。

  • 総合評価    94点
  • シナリオ    98点
  • BGM      99点
  • キャラクター  100点
  • ゲームシステム 88点

ランス10の良い部分

名作ゲームであるランス10の名作と言えるだけの良い部分について紹介します。

ボリュームがあり綺麗に締めた最高のシナリオ

 

ランス10の一番の魅力は何と言ってもシナリオが一番です。

 

約30年の歴史に終止符を打つにふさわしい超絶ボリュームのあるシナリオに圧倒されます。

始めのうちはいくらやっても終わる気がしないぐらいのシナリオの長さがあります。

1周目をクリアするだけでも40時間程度はかかるほどの長さです。

 

今まで出てきたキャラを絡めての圧倒的力を持つ魔人との大戦争に過去作をやっていればやっているほど胸が熱くなってきます。

 

そして、そのボリュームが短く感じられるほど絶望的でどうにもならない状態からの大逆転劇には睡眠時間が削られるほどです。

 

ルート分岐もかなりたくさんあるので全てを含めるとこの価格で発売できるのかと心配になります。

 

さらに、凄いのは条件を満たすと2部が解放されることです。

この2部だけでも商品として売り出すことが可能と思えるくらいしっかりとしたボリュームと大団円にふさわしい最後と言えます。

 

ランスシリーズは主人公のランスが底抜けにポジティブなだけでランスともう一人健太郎しか倒せない圧倒的な力のある魔人がいるだけではないです。

人の不幸を心から喜ぶ鬼畜のような創造主が存在しているのでどうあがいても絶望的な状態なのです。

 

それがどうやって綺麗に納得するエンディングに繋がっていくのか是非プレイして感動してもらいたいです。

熱く盛り上がれるBGM

ランスシリーズはシナリオだけでも一流なのですが、BGMも負けず劣らず一流です。

日常パートのほのぼのとほっこりする曲からふざけたコメディーな場面まで耳に残る名曲のオンパレードです。

 

特に戦闘BGMはシナリオの盛り上げりと相まって血が沸騰します。

 

ラスボス戦の曲は敵の圧倒的強さに絶望とそれにあらがうせめぎ合いを上手く表現しています。

考えられた戦闘システムと難易度

ランスシリーズの凄い所はゲーム部分もしっかりとしているというか、ゲーム部分が滅茶苦茶面白いです。

特に戦国ランスは一般ゲームとして発売してもヒットするくらいの中毒性のあるゲームシステムでした。

今作のランス10でも戦闘システムが凝っています。

ソシャゲのカードゲームのようにカードを配置していくのですが、これが奥深いのです。

 

カードを配置するにしてもむやみやたらに配置できるのではなく、配置枠を増やす特典を割り振らないといけません。

この特典は攻撃力を上げたりにも使えるので工夫してどこから優先的に強くしていくか考えていく楽しみがあります。

 

そして、ただ好きなキャラ強そうなキャラでボコるだけのやり方だと確実に負けます。

しっかりと相手の強みを封じ込めて状態異常にして削ったりと地道な戦略を考えていかないと勝てない難易度です。

 

戦略性があり難易度が高いので工夫して達成した時の喜びは一塩でさらにゲームにのめり込んでいくことになります。

ランス10の気になる部分

悪いというよりもう少しこうしててくれれば文句なしだった要素もあるのでその部分も紹介します。

キャラが確定入手で無い部分が多い

今までのキャラが多数登場するのですが、あまりに出てくるキャラが多いために確定入手が出来ないものがあまりにも多いです。

 

宝箱からキャラを任意で選択するのですが、どのキャラが手に入るかは完全に運に任されているのでお目当てのキャラがいつまで経っても手に入らないことがザラにあります。

このせいで周回プレイしても言うほど無双が出来ないのでいつまで経っても工夫を凝らして戦闘を進めないといけなくなります。

 

この部分が残念ではあります。

周回恩恵が言うほど無い

基本的に周回プレイを前提にしているゲームなのですが、思ったほど周回による恩恵が少ないです。

 

いきなり強キャラを使えるとか便利なアイテムで無双できるとかは一切ありません。

 

多少便利とかの特典はありますが、だからと言って圧倒的に楽になるかと言えば全くそんなことが無いです。

全ての周回ポイントを得ても後半はひいひい言うことはザラにあります。

 

もう少し周回恩恵を貰えたら言うこと無しです。

欲を言えば戦国ランスのような感じが良かった

集大成で全キャラ全地域を舞台にしなければならないので仕方がないですが、どうしても型どおりの攻略しかないと周回すればするほどマンネリになります。

 

大戦争とうたっているのであれば戦国ランスのような戦略性を取り入れてもらえたら完全なる中毒ゲームになれていました。

 

不満というより出来ればこうして欲しかったレベルなのでゲームとして十分に面白いことは間違いなしです。

まとめ

今までの長いシリーズによる歴史がありキャラにも愛着があるランスシリーズ。

その今までの歩みをきっちりとこれ以上ないレベルでまとめ上げたエンディングに泣けてきます。

 

そして、シリーズ通して絶望しかない魔人との連戦一つ一つがよくシナリオが練られており大逆転劇からの興奮は溜まりません。

 

ランスシリーズを一度でもプレイした人なら当然としてプレイしたことがなくてもゲームとしてシナリオ、戦闘共に完成度が高いです。

是非プレイすべき一作です。

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