一度発症すると大人になっても一時的に落ち着くだけで決して治ることがない厨二病。
何歳になっても良い厨二病の漫画に出会えればすぐにあの頃の荒々しかった厨二病時代に戻りワクワクドキドキした毎日を過ごすことが出来ます。
そんな完治不能な厨二病が再発して世界観にドハマりできる、セリフ、用語、展開が最高にカッコいいオススメ漫画を紹介します。
喧嘩商売・喧嘩稼業
頭脳戦、なんでもありの喧嘩格闘、泣ける展開から厨二病な台詞回しと展開どれをとっても厨二病を発症させてくれる漫画。
それが喧嘩商売・喧嘩稼業です。
喧嘩商売からの続編が喧嘩稼業です。
唯一の悪いところはHUNTER×HUNTERの作者ばりに働かないことです。
しかし、それ以外はまさにこれ以上ない最高の厨二格闘漫画と言えます。
この漫画の題材は「最強の格闘技はなにか?」です。
多種ある格闘技がルールなしのなんでもありの喧嘩で戦った場合、どの格闘技が最強かをテーマにしています。
もう、この時点で心がワクッとするのですが、喧嘩なので当然戦いが始まる前に工作するなどまさになんでもありのダークな展開も最高です。
勝てばなんでもいい、そのためにはなんでもやるという徹底ぶりと超が付くほどのリアリストばかりなので斜に構えた厨二にはピッタリです。
さらに、一撃で気絶させる”金剛”と反撃不能の連撃技”煉獄”と呼ばれる奥義もあり読んでいて興奮すること間違いなしです。
それでいながら、キャラの内面を描くのが上手いので普通に泣かされるし、愛着あるキャラ同士がぶつかる熱い展開に血が沸騰します。
是非読んで見てください。
【中古】喧嘩商売 <全24巻セット> / 木多康昭(コミックセット)
BLEACH
厨二オブ厨二にして完ぺきにして最高な厨二病漫画。
それがBLEACHです。
特にソウルソサエティ(尸魂界)編はリアル中二の時に読んだらもちろん、いつだって誰だって厨二病になってしまうこと間違いなしです。
綺麗で読みやすい作画から繰り出されるオシャレでスタイリッシュな戦闘。
そして、敵キャラの喋る台詞回し一つ一つがセンスの塊過ぎて普通に生きていたらこんなこと思いつかばないとしか言いようがない声に出したいセリフばかりです。
何と言っても読んで震えるような厨二と言えば、鬼道(破道・縛道)の詠唱です。
黒棺という技の詠唱が最高にカッコいい厨二としてもてはやされていますが、個人的には蒼火堕と呼ばれる詠唱がめちゃくちゃカッコいいです。
『君臨者よ!(くんりんしゃよ)
血肉の仮面・万象・羽ばたき・(ちにくのかめん ばんしょう はばたき)
ヒトの名を冠す者よ!(ひとのなをかんすものよ!)
真理と節制(しんりとせっせい)
罪知らぬ夢の壁に僅かに爪をたてよ!!(つみしらぬゆめのかべにわずかにつめをたてよ)
破道の三十三 蒼火墜!(はどうのさんじゅうさん そうかつい!)』
こんなものを週刊連載で考えられるなんて厨二王としか言いようがありません。
それ以外にもカッコいい声に出したい詠唱ばかりなので興奮します。
是非読んでみてください。
東京喰種
8巻までは間違いなく厨二漫画として次世代を引っ張っていくものだと感じられる漫画。
それが東京喰種です。
人を食べる喰種と呼ばれる人と全く同じ姿をしている存在がいる世界。
主人公は事故に巻き込まれ移植された内臓により人知れず人から喰種になり果ててしまう。
生きるためには食べるしかない、でも食べれば人としての自分が死んでしまうような気がする。
そんな人と喰種で何が違うのか悩みながら、様々な事件に巻き込まれ自分の力を他者のため弱者のために使いながら次第に壊れていく主人公。
以上のような展開が8巻ぐらいのまでの展開なのです。
はっきり言って厨二漫画として久々に本物が出てきたなと確信したし、実際に8巻くらいまでは誰が何と言おうと面白いです。
しかし、それ以降は正直に言って面白くないし、100歩譲って第一部までは見れますがそれ以降は酷過ぎます。
それでも8巻までは確実に厨二熱が再熱する最高に面白い漫画です。
是非読んでみてください。
HUNTER×HUNTER
厨二要素、頭脳戦、能力バトル、厨二に確実にならざるを得ない要素を詰め込みまくっている漫画。
それがHUNTER×HUNTERです。
厨二能力ものと言えば誰もが思い浮かべる漫画です。
緻密に練られた頭脳戦と単純な能力差だけで終わらない戦略性がある能力バトルだけでも厨二として充分です。
それに加えて登場キャラの不快にならないナチュラルなイキり倒しと一度は使いたくなる絶妙な煽り。
この要素がより一層の強者感を醸し出すのでキャラが好きになっていくと同時に厨二の沼にものめり込まされている状態になります。
作者が全く働かないことを除けば素晴らしい漫画です。
DEATH NOTE
天才対天才を題材にした厨二溢れる設定に負けないくらい内容も最上級に面白い漫画。
それがDEATH NOTEです。
DEATH NOTEという名前を書けば殺せるノートを手に入れた主人公は犯罪者全てを粛正して世界を正すことを目指します。
それに対してライバルは意図的に犯罪者が殺されていることに気付きいかなる理由があろうとも殺しは殺しであり許されないこととし、姿かたちさえ見えない主人公を追い詰めていきます。
天才対天才の頭脳戦をメインしたまさに厨二大好きな設定で普通は看板倒れに終わるところを第一部までは本当に看板に噓偽りない漫画です。
特にLと呼ばれる主人公のライバルの体育座りで椅子に座る、ひたすら珈琲に砂糖を入れまくる、携帯電話を親指と人差し指だけで持つ行動は人知れず真似してしまいます。
そんな厨二大好きな奇行を取りながら主人公を着実に論理的に追い詰めていくスリルと興奮に読む手が止まりません。
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呪術廻戦
各作品からのオマージュ満載で厨二とダークファンタジーが良い感じでコラボレーションしている漫画。
それが呪術廻戦です。
NARUTO、BLEACH、HUNTER×HUNTERからのオマージュ盛りだくさんで盛り上がる要素しかありません。
話の根幹も呪いをベースにしているのでダークファンタジーらしさ全開です。
単なるパクリではなく、各漫画のこうしたらもっと面白かったのに要素を加えているので流れを汲んだ正統進化です。
ブルーロック
我欲をむき出しにした厨二サッカー漫画。
それがブルーロックです。
パス回しばかりで積極性もなく点を取れない日本サッカーに観戦していてヤキモキした経験は誰もが一度はあるはずです。
そんなサッカー界に一石を投げかけるような点を取るためだけのストライカーをブルーロックという養成所で個性豊かなおかしい奴ら同士競わせながら作り上げていきます。
日本はなんでも相手に譲る素晴らしい精神がありますが、それがストライカーとしての才能を潰しているとリアリスト視点から断定することからワクワクします。
そして、ゴールだけを奪うことだけを考えるマインドや我欲ばかりの厨二キャラたちがぶつかり合うのでサッカーが題材なだけでれっきとした良い厨二漫画です。
スポーツものなので読んでいて熱くなれるし、日本サッカーを馬鹿にしたニヒルさ厨二カッコいい個性的なキャラ、どれをとっても最高です。
是非読んでみてください。
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はじめの一歩
50巻くらいまではボクシングどころかスポーツ漫画史に残る神漫画。
それがはじめの一歩です。
厨二全開バリバリという感じでは全くなくむしろ熱すぎて読んでいて血が滾るような系統の漫画です。
熱い漫画ゆえに誰が読んでも燃えるような展開になっています。
燃える展開って分解すれば厨二的な要素が随所に見ることが出来ます。
そういった意味ではじめの一歩全盛期は厨二的視点で見ても充分すぎるほどの厨二らしさを秘めています。
各選手、当たれば確実にダウンさせられるだろう試合を決めるに値するフィニッシュブローがあり、これが読んでいてワクワクハラハラします。
そして、主人公一歩のタイトル戦のテーマが「ララパルーザ」という地響きがするような殴り合い意味の言葉が使われます。
熱すぎて燃える展開なので見過ごされがちですが、しっかりとした厨二展開です。
ボクシング漫画として50巻程度までは神漫画であり、盛り上がり要素ゆえに厨二らしさも潜んでいる最高の漫画です。
ワンピース
国民的漫画にして盛り上がっていた時期は最高に厨二だったと言える漫画。
それがワンピースです。
誰もが知っている漫画で誰もが親しみやすいので厨二とは全く無縁と思われがちですが、頂上戦争編前後の流れは確実に厨二要素もふんだんにあります。
と言うか主に海軍大将赤犬が厨二病最高の演出家です。
白ひげとの対峙開口一番に
「フフフ・・・派手な葬式はキライか、白ひげ」
という完全に厨二としか思えないし、厨二心に突き刺さるような煽り方をしているので単純にワクワクします。
そして、白ひげの顔半分をぶち抜いた技の名前が「冥狗(めいごう)」というなんかワンピースらしからぬ滅茶苦茶カッコいい厨二全開のネーミングで震えます。
面白い漫画の全盛期の勢いは確実に厨二要素が存在しています。
読み返すとここもあそこも厨二じゃんって思うはずです。
ONE PIECE 57 (ジャンプコミックス) [ 尾田 栄一郎 ]