ジャンプ歴20年以上がジャンプの名作打ち切り漫画おすすめを紹介する

少年ジャンプは人気の無い漫画は問答無用で連載終了、打ち切られてしまいます。

本当につまらない作品の方が多いですが、中にはこんなに面白いのに終わってしまうなんて・・・と悲しむ作品も数多くあります。

面白かったのに打ち切りになったジャンプの名作漫画をジャンプ歴20年以上の自分がおすすめします。

バレーボール使い郷田豪

奇抜で頭がおかしい感じが最高に笑えてセンスの塊のような漫画だったのに打ち切られてしまった漫画。

 

それがバレーボール使い郷田豪です。

 

バレーボール部ではなくバレーボール使いという常人では到底考えが付かない特徴を備えたキャラを主人公にしたギャグ漫画です。

バレーボール使いという奇抜さだけでなく主人公自体も底抜けに明るい性格であり主人公らしい主人公でもあります。

 

バレーボール使いらしいバレーボールを駆使したとんでも展開だけでも面白いのですが、意外にも思春期の悩みに触れたような場面もあり漫画としてしっかりしています。

 

最後あたりは打ち切り間近で最初のようなキレが無くなり、安直な展開と駆け足になっていますが最初の方が本当に面白いです。

バレーボール使いという頭のおかしさが時代に追いつかなかったのかもしれません。

切法師

今思えば呪術+鬼滅の王道展開で期待していたのにあえなく打ち切りにあってしまった不遇な漫画。

 

それが切法師です。

 

鬼と呼ばれる怪物を切法師と呼ばれる人が法術を使い退治していくストーリーです。

法術も火天龍歯縫などのバリバリの厨二ネーミングと厨二詠唱がセットに付いてくるので読んでいてワクワクします。

一度発症すると大人になっても一時的に落ち着くだけで決して治ることがない厨二病。 何歳になっても良い厨二病の漫画に出会えればすぐにあの頃の荒...

そんな呪術と鬼滅を組み合わせたようないかにもな売れ筋の漫画で実際に絵は荒いけどそこまで悪くないような漫画でしたが打ち切りになってしまいました。

 

これで売れないなら無理だろと思わせる要素ばかりでセンスは良いのですが、センスだけでは売れない悲しい事実をリアル少年心に食らわされました。

 

詠唱も法術も設定もストーリーも悪くないのですが、如何せん「うしおととら」のようなイメージを抱かせてジャンプ向きではないせいで終わったのかもしれません。

 

ダークファンタジーっぽいのにダークファンタジーらしさが足りないところも今一つ伸びなかったところだと思います。

ただ、普通に面白いので読む価値はあります。

メゾン・ド・ペンギン

確実に女人気0の尖り過ぎたシュール漫画。

 

それがメゾン・ド・ペンギンです。

 

「いぬまるだしっ」作者の前作にあたるギャグ漫画です。

 

「いぬまるだしっ」の方は、丸出しな男の子が主人公というあまりにも常識外れな設定にも関わらず人気が出ました。

人気の要因は園児で可愛らしい部分があったからだと思います。

 

それに対してメゾン・ド・ペンギンは可愛らしい部分が一切なくひたすら尖った汚いギャグをひたすらに載せまくっていました。

 

どちらも笑って好きな漫画ですが、マニアックで尖っている分個人的にはメゾン・ド・ペンギンの方が好みです。

女人気は0だろうけど、非モテな人生を歩んできた男なら確実にハマると思います。

フープメン

黒子のバスケの少し後に連載されて案の定打ち切られた悲しい作品。

 

それがフープメンです。

 

黒子のバスケよりしっかりとバスケをしておりなにより設定が良かったです。

 

主人公はあくまでバスケが上手い留学生の通訳としてのポジションであったが、次第に留学生のバスケに対する姿勢とバスケの魅力から自分も選手として活躍していきます。

 

最初はただ通訳することだけしか出来ず、自分が何物にもなれない劣等感と疎外感を留学生と比較して感じていました。

 

バスケに対しても変に諦めの姿勢がありましたが、次第に恥を捨て自分の出来る限りの挑戦をしていく熱い展開になって興奮させてくれるはずでした。

 

同時から黒子のバスケは人気作品で、しかもフープメンは通訳からスタートであまりにも遅い展開なのでそのまま消えていってしまいました。

 

じっくりと熱くなりそうな漫画は既にジャンプでは頑張れないという可哀想な作品です。

タカヤ -閃武学園激闘伝-

ネットでネタにされがちなクソみたいな最終回を描きつつ当時衝撃的過ぎる名言を作ったある意味レジェンド的な漫画。

 

それがタカヤ -閃武学園激闘伝-です。

 

この漫画連載当初は物凄く話題になりました。

それがヒロインが主人公に胸を押し当て、主人公が「あたってるんですけど・・・」

というと

「あててんのよ」

と当時は到底考えられないとんでもヒロインが出てきたと話題になりました。

最初は学園格闘漫画であり、個人的には必殺技も修行して身に付け面白くて好きだったのですが不評だったようです。

 

この不評から脱するために何故かいきなり意味もなく異世界に行くことになり、これが第二の伝説の始まりでした。

 

異世界編は冗談に抜きにマジでつまらないし、少年の頭では起こった事態に対応が出来ませんでした。

 

意味不明な展開をいきなり披露した挙句、打ち切りが決まったラストのページはあまりにもやけくそでしょうもない感じで伝説を残しました。

前半は個人的に好きだしヒロインも個性的なので面白いと思っています。

P2! – let’s Play Pingpong! –

ジャンプの名作打ち切り漫画で確実に名前が挙がり実際自分も面白いと思っていた漫画。

 

それがP2! – let’s Play Pingpong! –です。

 

大体、P2でしかみんなタイトルを覚えていません。

 

運動神経が悪い主人公はスポーツ部に入りたくて色々な部に申し込むがその運動神経の悪さからどこも相手にしてくれない。

そんな状況で最後にたどり着いた卓球部で卓越した洞察力と根性で入部テストに合格し次第に卓球に魅せられていく。

 

絵柄も可愛らしくストーリーも王道中の王道で今思い返せば黒子のバスケにちょっと似ているかなって思います。

 

運動神経が悪い主人公がひたむきに努力する姿勢と支えてくれるカッコいい先輩の試合など読んでいて普通に面白いです。

 

後半は主人公が卓越した洞察力を発揮していくことで才能が開花される展開も熱いし、今でも覚えている弾まない打球「ゼロバウンド」という必殺技も出てきて盛り上がります。

 

キャラ萌えとか腐女子人気がまだ強くなかったので時代が違えば怪物漫画になったポテンシャルだけはあります。

クロス・マネジ

読み切りで読んだ時は、「これ来たわ」と思ったけどあっさり打ち切られ、「見誤ったわ」と思った全体的に惜しい漫画。

 

それがクロス・マネジです。

 

青のフラッグで人気が出た作者の初連載作品です。

 

ラクロス部という世間では全く馴染みのないスポーツを題材にしています。

 

主人公はサッカーをケガで諦め無気力状態でしたが、ヒロインの明るく元気で運動音痴だけど諦めない姿勢に感化されマネージャーとしてラクロス部に関わっていきます。

的確な指示とヒロインに触れあうことで溶けていく心、そして成長していくヒロイン、青春とスポーツというこれ以上ない題材でした。

 

ポテンシャルはあって絵は上手いし、女の子も可愛いのですが熱さと可愛らしさが今一歩伸びずにあえなく打ち切りになってしまいました。

 

決して悪くない作品です。

エム×ゼロ

青春、ちょっとしたお色気、魔法の王道設定であり実際に面白かったのに作者が尽きて打ち切りになった漫画。

 

それがエム×ゼロです。

 

魔法を持たない人間は入学が出来ない学校にひょんなことから紛れ込んだ主人公。

最初のうちはハッタリで乗り切るが、そのうち自分だけの魔法を使えるようになりその魔法が相手の魔法を打ち消すというもの。

 

ラブコメ&魔法バトルが魅力です。

 

最初のうちは魔法が使えないことがバレないようにひたすらハッタリを続けていくハラハラドキドキが面白いです。

後半になると魔法力0の人間のみが扱える魔法消去魔法を使えるようになり、一気に厨二心がワクっとするような展開になっていきます。

 

途中途中でヒロインとのラブコメやお色気もあり、まさに完ぺきと言えます。

 

面白かったですが、作者が体調不良なのかいきなりこれから更に面白くなるなって所で終了してしまう悲しみがあります。

つまらなくて打ち切りでは無いので内容は本当にしっかりとしています。

謎の村雨くん

読み切りの時は面白かったし、設定は間違いなく悪くないのにストーリー展開の詰めが甘すぎて打ち切られた漫画。

 

それが謎の村雨くんです。

 

学園生活×スパイ(忍者)と設定は悪くないし、実際に読み切りでは本当に面白く連載されないかなと思い連載されたときは喜びました。

 

この設定ならバトルにも移行が余裕で出来るし、学園とスパイなんていくらでもギャグとして成立することが間違いないから可能性は無限にあります。

 

しかし、この幅の持たせ過ぎが打ち切りにつながっていきます。

 

ギャグで行くのかバトルで行くのかちょっと中途半端で設定のセンスだけが光っているなんか悲しい展開になり打ち切りになってしまいます。

 

読み切りと最初の部分だけは頑張っていて面白いので読んで損は無いです。

LIGHT WING(ライトウイング)

むしろ、打ち切られたことで最高に面白い作品になったと言える漫画。

 

それがLIGHT WING(ライトウイング)です。

 

漫画としては、まあ普通に面白くはないです。

面白くないですが、アクが強いと言って良いのか、真面目にやっているのはわかるんだけど笑ってしまう不思議な魅力があるのです。

 

サッカー漫画で、弱小校に入部してしまった主人公というありがちな設定なのにいきなり2秒で立ち直って前向きになります。

 

そして、キャプテン翼リスペクトなのかふざけているのか知らないめちゃくちゃダサい厨二技&意味不明な技を連発していく最高の漫画です。

 

最終回では主人公の翼で地球が包まれる。

ネット上で使われる「おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ…」という名言を生み出してみたり。

架空の翼が毟られているだけのに、真面目に喚いてみたり。

などなど挙げればキリがないとんでもない漫画です。

 

はっきり言って打ち切りだからこそ面白い最高の漫画です。

タカマガハラ

ジャンプではなくチャンピオンあたりで連載すべきだったと思う作品。

 

それがタカマガハラです。

 

ヤンキー×神話を題材にヤンキーがただの喧嘩ではなく神の力を宿してバトルをする厨二ヤンキーバトル漫画です。

 

絵も古臭くて到底現代の漫画とは思えません。

明らかにチャンピオンあたりで連載されている絵柄と設定なのにジャンプで連載されたばかりに打ち切りにされてしまいました。

 

ネットでは主人公がバッターボックスでバットを掲げたシーンと実際にボックスに入った位置が逆になっていることでちょっと話題になりました。

 

つまらなくはないし、ヤンキー漫画は好きなのでわりと普通に楽しめましたがジャンプ向きで無いのであっさり終わった作品です。

 

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