簿記2級は毎年範囲が広がっており、試験時間も短くなり難易度が高くなっています。
年3回のペーパー試験では嫌がらせと思えるような問題があり合格率が難関資格と間違うほど低い時があります。
そんな簿記2級ですが、ネット試験もあり、それがペーパーより簡単と言われてもいます。
実際に受けた感想と対策を紹介します。
ネット試験の申し込み方法
簿記2級ネット試験の申込方法は2通りあります。
自宅から簡単に好きな日時を選んで申し込める方法とネット試験なのに何故か直接会場に問い合わせて申し込まないといけない方法です。
特にこだわりがなく、近くに申し込み会場があれば直接会場に行って申し込む方法をおすすめします。
その理由は料金が少しだけ安いからです。
ネット申し込みをすると事務手数料というものが550円取られてしまうので、単純に大したことしてないのにお金を取られるのは癪です。
これが直接会場に行けば基本的には受験料だけで済ましてくれるので行くのが苦じゃない距離なら直接言って話を付けた方が楽だし得です。
簿記2級ネット試験は簡単か?メリットは?
簿記2級ネット試験にまことしやかに噂されるのがペーパー試験より簡単で受かりやすいということです。
実際にネット試験を受けて合格したうえで感じることは、嫌がらせのようなペーパー試験回より簡単だが一定以上のレベルは求められるということです。
基礎知識重視でありながら、そこそこ捻った問題もあり考えさせられ100点は取れないようにしているといった本来の試験として正しい形であると言えます。
ペーパー試験でも基礎重視の合格率が高いサービス回よりは歯ごたえがあるが普通に勉強していれば普通に受かるので簡単と言う人がいてもおかしくないです。
本来の資格試験のあり方を体現してくれているのがネット試験の特徴です。
年3回しかないうちの1回に嫌がらせをされて落ちて嫌な思いをするよりは、ネット試験で受かってしまった方が得だと思います。
受けて感じたネット試験のメリットは以下の通りです。
・紙より遥かに情報の整理がしやすいので連結や損益、貸借が間違いにくい。
・下に時間が表示されるので時間管理まで勝手にやってもらえると言える。
・科目名の漢字を忘れてもパソコンだから補ってくれる
・自分が仕上がったタイミングで受けられるので長期間ひたすらやる必要がない
・結果が一瞬で出るので次に向けて動きやすい
・次の試験も次の日から3日後以降から選べるのでリベンジが早い
特にこだわりがなければ、試験らしい試験をしっかりとしてくれるネット試験を優先的に受けて合格する方が良いです。
特にすぐにリベンジが出来る点が挫折を防ぐという意味で非常に効果が大きいと個人的には思っています。
簿記2級ネット試験対策
簿記2級ネット試験と聞くと何か特別なネットならではの対策が必要かと思われますが、ほとんどそんなものは要りません。
普通の試験と同じようにしっかりと勉強をして模擬試験を解きまくり失敗点を改善していく作業を繰り返すだけです。
勉強におすすめなのが圧倒的にパブロフシリーズです。
分かりやすいことに加えてネット試験体験も出来るうえに、実際に著者が受験したうえで似たような問題を作ってくれています。
つまり、模擬試験をこなしていれば何問か似たような問題を本試験でも出てくるので得点がしやすくなります。
パソコンがあれば全く同じような形式で慣れることが出来るのが最大のメリットです。
紙の模擬問題のほかに、ネット試験用の模擬問題も各本ごとに2つ付いているのでこれをしっかりとこなすことが出来れば、まず落ちることはありません。
ボリュームたっぷりに対策が出来てネット試験にまで完全対応しているので使わない選択肢が無いとまで言えます。
まとめ
簿記2級ネット試験は、簡単とまでは言えませんが基礎問題を中心に嫌らしい嫌がらせ問題が少ないのでしっかりと勉強すれば得点出来て合格可能です。
そういった意味で簡単と言われているだけで、楽勝なイージー問題ばかりという意味では決してないです。
ネット試験は、しっかりやれば受かるし好きなタイミングで受けることが出来るので緊張もしにくいです。
嫌がらせ問題が頻発しないうちに積極的に活用するのがベストです。