ブラック企業でありがちなのは長時間労働ばかりがピックアップされますが、長時間労働だけがブラック企業なわけではありません。
長時間労働でもやりがいがあって給料をくれる会社もあれば長時間労働ではないが精神を病む人が多い会社もあります。
ブラック企業に共通するのは長時間労働ではなく、精神論が蔓延っていて洗脳されるか壊れる社員が多いです。
精神論がブラック企業に好かれる理由を説明します。
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ブラック企業が精神論が好きな理由
ブラック企業に共通するのが精神論が大好きなことです。
何故好きかと言えば精神論って実は凄く楽だからなのです。
精神論で会社が得するメリットは4つです。
知識不足でも許されるから
会社を運営していくにあたって経営者である社長は当然として役職がある人は必ず組織運営ノウハウや仕事の知識が絶対的に重要です。
特に最近は適当なことをするとすぐに訴えられたり、人が辞めたりして会社の業績に影響が出るので勉強が必要です。
知識が無ければ的確な指示や組織運営は決して出来ないのです。
会社が適当にやっても上手くいっているうちは良いですが、いつかは必ず落ち着いてくるときがあるのでそこで必要になるのが知識なのです。
しかし、ブラック企業は勉強するのが大嫌いでお金と自分だけが好きな人格が破たんしている人たちが多いです。
そんな楽をしたい人にとって精神論は物凄く楽なのです。
なぜなら精神論は具体的な指示を出さなくても成立するからです。
「みんなで頑張ろう!」
「新しいものに挑戦だ!!!」
みたいなことを言うだけでなんとなく方針が決まった雰囲気を出すことが出来るので、知識なんか一切いりません。
楽して組織運営が出来たような感じに出来るのでブラック企業では多用されます。
精神論には反論することが出来ないから
実際にブラック企業の精神論攻撃を受けたことが無い人は必ずこう言った理想的なことを言ってきます。
「精神論にはしっかりとデータを示した反論をすれば認めてもらえる」と。
これは実際に働いた経験から言わせてもらえればかなり難しいです。
なぜなら、精神論には反論さえ許されない最強の理論だからです。
例えば
「みんなで頑張ろう!!!」
「新しいものに挑戦していこう!!!」
といったものに対しては反論が出来ません。
反論すると確実に
「頑張る気が無いのか!!!」
「今のままに固執していこうとするのか!おかしいぞ」
となるのです。
具体的にどういった内容かと聞くと確実にこのような答えが返ってきて悪者扱いされてしまいます。
では、具体的な案を提示したらと思うでしょうが、具体的な案を出すと
「それは思ったものとそぐわない」
となるのです。
なぜなら、そもそも何かしらの案を出していないので何を言っても思っていたのと違うと言えば封じ込めが可能だからです。
論理的な反論はしっかりとした案を出してくれる場合にのみ可能であって、精神論は反論が出来ないのです。
だから、ブラック企業では精神論が流行るのです。
失敗しても精神論は誤魔化せるから
具体的な案を出した場合、それに沿った結果と責任が問われることになります。
売り上げ増加案が達成できたのかどうか、それに至るまでの過程は正しかったのかどうか精査されます。
それが普通で正しいことです。
ただ、ブラック企業は卑怯で嫌な奴らが多過ぎます。
責任なんか負いたくないのです。
そこで、精神論の登場です。
精神論は成功したら自分のおかげ、失敗したら下の努力不足などと転換することが容易なのです。
「みんなで頑張ろう」
と号令を出して結果が出たら、自分が組織を盛り上げたからと言えます。
失敗したら頑張りが足りないからいけないと責めれます。
自分には一切不利益なことがないのです。
全体としてどうかは一切考えず、自分のことだけ考えるからこそブラック企業では精神論が流行ります。
こういった駄目な管理職ばかりの会社は伸びないし、働きにくいです。
意見が無い社員を洗脳することが可能
ブラック企業で洗脳される社員は基本的にメンタルが弱いというより自分の意見が無く人に流されやすい人が多いです
自分で立ち止まって考えて行動していく力が無いので、上に人が言うことを鵜呑みにしたり意味も無く自分が悪いと責めがちです。
具体的な案を出すとそれが良いか悪いかの判断材料になってしまいますが、精神論にはそれがないです。
だから上手くいってもいかなくてもマウントを取ることが可能です。
常に相手が悪いと出来るので、それを教えてやっていると偉そうに出来ます。
これを繰り返していると無理な道理でも納得するようなゾンビみたいな壊れた兵隊が完成します。
なんでも理不尽な言うことを聞いてくれて反論すらしないので企業にとって良い手駒が確保できます。
ブラック企業はまともな人から辞めていくので少しでも弱い人を残して働かせるためには合理的なので精神論が強いのです。
洗脳されて壊される前に精神論ばかりの会社から転職すべき
精神論ばかりの会社は基本的にはブラック企業と考えて間違いないです。
そして、精神論が蔓延っている時点で有効な対抗策が出せない会社なので衰退していく将来性のない場所です。
精神論にばかりさらされると自分で気付かないうちに洗脳されるか、壊れていってしまうことは間違いないです。
そのため、自分の身を守るために精神論ばかりの会社からは転職すべきです。
転職活動をする前にまずは自分の本当の適正年収と向いている業種を知っておきましょう。
適正年収を知って搾取されることを防ぎましょう。
敵を知り己を知れば百戦危うからずです。
適正年収の把握にはミイダスが有効です。
無料で自分の適正年収と自分に向いている職種を教えてくれるのでそれを基準に活動できます。
実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
キャリアアドバイザーがいるような転職サイトは成功報酬で転職者の年収35%程度を会社から取っていきます。
つまり、キャリアアドバイザーが付くような転職サイトはお金がかかるので経営能力が無いブラック企業は登録も出来ず、そもそもが弾かれています。
また、求人票を見るだけで企業が求めている基準を知ることが出来るので自分がスキルアップする際にも役立ちます。
さらに、めんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
自分のキャリアの棚卸しも様々な事例をキャリアドバイザーとして見ていることから、手伝ってくれたり方向性を示してくれます。
効率よく転職活動が可能になるのです。
これが完全無料で使えるので使わないと損です。
あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
完全無料なのでいくつ登録しても安心です。
相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
現に転職に成功した人は平均4社以上登録していますから。
自分が登録したキャリアアドバイザーは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。
そのため、確実な転職のノウハウがあります。
求人数が他と比べて圧倒的に多いので登録しない手はありません!
圧倒的な求人数があれば必ず入社したいと思える会社が見つかります。
とにかく色々な求人を見たいならこれ以上はないです!
2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては優良な地元企業の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
見たことあるような地元の企業が「こんなに良い条件の勤務体系になっているのか!?」って驚くことが多いです。
地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。
また、求人数も多く求人検索機能が充実しているので希望する求人が探しやすいです。
3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
その点パソナキャリならしっかりとサポートしてくれます。
また、自分に合った会社選びも親身になって行ってくれます。
履歴書の添削から面接の受け答えまで本当に丁寧に指導してくれるので転職が初めての人はぜったいに登録すべきです。
20代でしたらマイナビAGENTがオススメです。
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20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
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転職するにあたってこの本を読んでおくと逃げの転職から攻めの転職、そして自分の将来を守ることにも繋がっていきます。
是非読んでみてください。
まとめ
ブラック企業に共通するのは長時間労働ではなく、精神論です。
ブラック企業にとっては精神論は良いことばかりです。
・知識がなくても組織運営した気になれる
・反論をさせない最強システム
・失敗しても平気で誤魔化せるから楽
・社員を洗脳できるから兵隊を増やせる
ただ、働く側にとって良いことなんて一つもありません。
貴重な人生を吸い取られることになるので自分の身を守るために転職しましょう。