ブラック企業は劣悪な労働環境なのでまともな人なら逃げ出しますし、それが正解です。
しかし、中にはブラック企業を辞めないで働き続ける人もいます。
そんな人が居るせいでブラック企業がいつまでも蔓延って社会全体の損失に繋がります。
ブラック企業に居た経験からブラック企業を辞めない人の特徴と原因について紹介していきます。
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ブラック企業を辞められない原因
ブラック企業を辞められずいつまでも居てしまうのはブラック企業が人を辞めさせない方法に関してプロだからです。
ブラック企業を辞められない原因は3つです。
ブラック企業は精神論で洗脳してくる
ブラック企業なんだから一刻も早く辞めれば良いとブラック企業で働いたことがない人は簡単に言いますが事は単純ではないです。
ブラック企業だからと言って即行で辞めると経歴に傷がつくとか色々なことを考えてしまうのが人間です。
そんな人の弱さに付け込むのがブラック企業は上手いのです。
ブラック企業は精神論で洗脳してくるから辞められない状況になってしまいます。
ブラック企業の仕事は基本的に効率が悪い、生産性が悪い、そもそも法律的にグレーのどれかには属しています。
普通ならそんな会社では誰も働きませんが、ここがブラック企業の凄い所です。
やりがいとか、お客様へ尽くす喜びとか曖昧な精神論であたかも意味のある素晴らしい仕事であるかのように風潮します。
そして、人は強くないので迷っているところに自分が欲しい言葉を貰うとそれに縋る傾向があります。
意味が無いと認めると自分がゴミクズであると証明になってしまうので、自分は凄いから耐えられる。
この仕事は普通では対応できないお客様にも対応できる価値のある仕事であると思いこみます。
精神論で洗脳されると、悪い所もあるけど良い所もあるなどとDVを受けた人のような用語をする様になるので辞めないようになるのです。
仲間ぶった敵の同調圧力が凄い
ブラック企業は仲が良いという言葉をたまに聞きますがこれは嘘です。
一言で言えば相手のことを考えず自分のことしか考えられない連中が同調圧力で逃がさないようにしているだけです。
まず、ブラック企業はまともな人ほど辞めていきます。
そのため、頭のおかしい仕事が出来ない連中ばかりが蔓延ります。
仕事が出来ない人たちなので仕事が遅いし効率も悪いので常に薄い仕事しかしていないのに忙しいです。
自分たちが忙しいので辞められないように、仲間であるかのように過剰に演出して迷惑をかけるなという状況を巧みに作り上げます。
また、ブラック企業は全員がストレスが溜まっており人間性も劣悪です。
常に相手の悪口陰口を言いあい、探しあうような集団なので、人の評価が気になる人だと悪口を言われないように常に行動を共にするようになります。
こうなると、辞めると考えるよりいかに会社内で生き残るかしか考えない程度の低い人間になるので辞めないようになるのです。
精神的にやられると転職する気にならない
ブラック企業は何か提案しても感情的になって否定。
何も悪いことをしていないにも関わらず否定。
同調圧力で個人の意思を否定。
否定ばかりで社員の尊厳を脅かすのがブラック企業のやり方です。
何か努力してもどうにもならない状態になると学習性無力感が人生を支配します。
どうせ何かやってもどうにもならないなら何もしない方が得だと思うようになり、それが賢い生き方だと信じます。
こうなってしまうと、現状が動いて努力しても意味が無い。
何もしないで我慢して働くのが良いことだと思いこむようになります。
ブラック企業に居る人は後ろ向きで諦めている人が多いので、積極的に頑張らないのでいつまでも辞めません。
ブラック企業を辞めない人の特徴
ブラック企業は辞めない劣悪な人のおかげで成り立っています。
ブラック企業なのに何故か辞めない、辞められない人の特徴は4つです。
年齢の割にスキルが無い
ブラック企業を辞めない人の多くはブラック企業を辞められないからです。
なぜブラック企業を辞められないかと言えば単純に年齢に見合ったスキルを持っていないからです。
社会人になったら、資格ももちろん大事ですがそれ以上に大事なのは経験・スキルが最も重要です。
ブラック企業はこのスキルが悲しいほど身に付きません。
忙しくしている様でただ効率が悪いだけですし、ブラック企業な時点で小さい会社である比率が高いです。
すると、当たり前ですが大きな仕事などに触れる経験が無いのでただ忙しいだけで小さくまとまってしまいます。
辛いと思って現状維持していると、自分が知らない間に後退していることになりいつの間にか世間からいらない人材扱いされています。
ブラック企業から逃げ出さず、我慢を努力だと思っているタイプなので新しい職場への不安。
年収が下がることへの不安から一切動かずブラック企業にブラック人材が残り、それを自覚しているから辞めないのです。
真面目で洗脳されやすい
ブラック企業は洗脳が得意です。
洗脳にいつだって染まるのは真面目だけが取り柄で柔軟性が無いつまらないタイプの人間が洗脳されます。
洗脳されるとブラック企業でも、素晴らしいと思いこむようになってしまうので辞めるという選択肢が無く働き続けます。
一度洗脳されると、解けそうになっても洗脳されたことがある無能であると心が認めないので更に意固地になって洗脳されるようになります。
会社に染まり、ブラック企業に染まると最初はまともでも次第におかしくなっていくのでおかしい会社とおかしい人材で釣り合いが取れており辞めないのです。
保守的な性格で文句だけ言うタイプ
現状維持は後退であり、必死に足掻いてようやく現状維持であるのが社会人であると気付けないタイプ。
保守的な性格な人もいつまでもブラック企業に留まります。
目先の利益しか考えられず自己保身に走ってしまうと、何も抗う術がありません。
唯一の抵抗が陰で文句を言うだけです。
保守的で臆病で努力をしない性格だと、本当に抜け出すための努力をせずに言い訳ばかりします。
よくある辞める辞める詐欺がこれに該当します。
何も行動をせずに文句を言って自己保身をして、ある意味満足をしているのでいつまでも辞めずにいるのです。
臆病で自己承認欲求が強い人
臆病な性格で自分に自信が無いのをなんとか埋めようとして空回りする人。
自己承認欲求が強くてメンドクサイ人もブラック企業を辞めません。
自己承認欲求が強い人は例外なく臆病です。
臆病だから行動しません。
ろくな人生ではないですが、自己承認欲求が強いのでどこかで補てんでしないと心が壊れます。
そこでちょうどいいのがブラック企業です。
簡単に過酷な環境の中で自分が努力している、凄い自分を演出できるので会社との間でアウィンウィンの関係が成立します。
我慢は努力では決してないのですが、これに耐えている自分って凄いわと悦に入るので文句を言いつつも実は最高の環境に思っています。
心の底では不満は無いので辞めずにブラック企業で嬉しそうに働き続けるのです。
ブラック企業に居るのは人生の損失だから辞めるべき
ブラック企業を辞めないのは美徳でも偉くもなんともありません。
精神面、スキルなどから考えても人生をただ浪費しているだけです。
ブラック企業であっても辞めることに抵抗がある気持ちは痛いほどわかりますが、辞めたらわかります。
もっと早く辞めれば良かったと・・・
そのため、ブラック企業を辞めないなんて選択肢は排除して一時苦しくても自分のために行動しましょう。
自分の人生を良くする行動が転職活動です。
転職活動をする前にまずは自分の本当の適正年収と向いている業種を知っておきましょう。
適正年収を知って搾取されることを防ぎましょう。
敵を知り己を知れば百戦危うからずです。
適正年収の把握にはミイダスが有効です。
無料で自分の適正年収と自分に向いている職種を教えてくれるのでそれを基準に活動できます。
実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
キャリアアドバイザーがいるような転職サイトは成功報酬で転職者の年収35%程度を会社から取っていきます。
つまり、キャリアアドバイザーが付くような転職サイトはお金がかかるので経営能力が無いブラック企業は登録も出来ず、そもそもが弾かれています。
また、求人票を見るだけで企業が求めている基準を知ることが出来るので自分がスキルアップする際にも役立ちます。
さらに、めんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
自分のキャリアの棚卸しも様々な事例をキャリアドバイザーとして見ていることから、手伝ってくれたり方向性を示してくれます。
時間がない中でも効率よく転職活動が可能になるのです。
これが完全無料で使えるので使わないと損です。
あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
完全無料なのでいくつ登録しても安心です。
相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
現に転職に成功した人は平均4社以上登録していますから。
自分が登録したキャリアアドバイザーは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
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2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては優良な地元企業の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
見たことあるような地元の企業が「こんなに良い条件の勤務体系になっているのか!?」って驚くことが多いです。
地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。
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3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
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転職するにあたってこの本を読んでおくと逃げの転職から攻めの転職、そして自分の将来を守ることにも繋がっていきます。
是非読んでみてください。
まとめ
ブラック企業で働くことにメリットはありません。
転職したら他の会社がぬるくてどこでも頑張れるくらいしか良いことがありません。
長く働くだけスキルが身に付かず不利になるし、なにより環境に染まると自分もブラックな人間になります。
ブラック企業で働くのは一見真面目に見えて自分の人生を真剣に考えていない不真面目な人間です。
壊れる前に辞めましょう。
辞めることは勇気が要りますが、自分の人生を考えたらブラック企業だと判断したら早めに行動と決断することをオススメします。