個人的にはB’zはいつでも真摯で手を抜かない姿勢が大好きなのですが
そんなB’zにも暗黒時代と呼ばれる歴史があります。
暗黒時代って聞くと気になりますよね!?
なぜ、輝かしいB’zの経歴に暗黒時代と呼ばれるものがあるのか
B’zにとって辛い時期だったのか理由を説明します。
1994年がB’zにとって暗黒時代と言われる理由
B’zは平成初期にデビューして輝かしい経歴で平成を走り切りました。
しかし、そんなB’zにも暗黒時代と呼ばれる時代があります。
それが1994年です。
1994年が暗黒時代と呼ばれる理由は3つです。
ロックアンドポップがマジのロックに傾倒した!
B’zの魅力は何と言ってもロックとJPOPの融合だと思います。
ロック&ポップがB’z最大の魅力であり、聴き馴染みが無い、聴いたとしても日本人には一部の人にしか受けないロック。
これを聴きやすいように日本人に合うようにカスタマイズしたポップがB’z最大の良さであり売れたセールスポイントだったのです。
ロック&ポップとダンサンブルでクネクネした踊りをしていたのが初期B’zです。
意味の分からない動きをするけどポップでキュートなのがB’zだったのです!
それが1994年に出したアルバム「The 7th Blues」によって完全に打ち砕かれます。
このアルバムが現在のB’zを作るアルバムであると同時に一気に既存ファンを振り落とすようなガチのロック色を前面に打ち出したのです。
暗黒時代と呼ばれるアルバムですが、普通に名アルバムで名曲揃いです。
しかし、アメリカンロック、ブルージーな曲調で今までと全く違うB’zを打ち出したのです!
本人たちは元々ロック好きなので
「自分たち、本当はこんなのがやりたかったんです!!!」
って感じだと思いますが、ファンからすると急にグレてしまったので超ビックリです!
今までのファンを振り落とすようなアルバムを出した年だったので暗黒時代と呼ばれることになってしまうのです。
しかし、そのおかげで今までないファンが増えることによりB’zのファン層、キャリアの厚みが出来ることにも繋がっているのです。
アイドルみたいだった見た目がアメリカンロッカーに変身してしまう
初期のB’zは松本さんの戦略で稲葉さんの見た目をゴリゴリに推していました。
今でいうアイドル売りを行っており、なんか変なダンスもよく踊っていました。
稲葉さんはイケメンではあるけど、可愛い系で今でいうナヨナヨした女性人気抜群の若手俳優みたいだったのです。
アイドル売りなので曲も好きな人は当然いたでしょうが、それと同じくらい稲葉さんに恋をしているアイドル推しの人も多くいたのです。
それが出したアルバムもロックならお二人もロッカーに様変わりしてしまうのです。
いきなりアメリカンロッカーのような長髪になり、路線をガラリと変えます。
当時のファンからは髪を切ってほしいと手紙が届くほど、従来のファンからすれば止めて欲しかった髪型のようです。
アルバムもロック、見た目もロック!
当時の自分たちの良さを捨てた挑戦的スタイルでファンを振り落としたので
暗黒時代と呼ばれることになっております。
シングル曲も渋いしメディアにも全然出ないでライブばかりしていた
1994年のB’zはそれはもう狂ったようにライブをしていました。
計52か所、87講演で8~9か月くらいはライブを行っていました。
今でこそYouTubeで知ってもらうとかがありますが、当時はテレビに出て宣伝して知ってもらわないといけません。
それがこれだけライブをしているとそんな暇が無いので、テレビには出てないでマニアックな曲をライブしている。
JPOP全盛期にそんな行動をしていたらライトなファンは離れてしまう原因になったのです。
また、アルバムが渋ければシングル曲も渋かったのです。
2曲、「MOTEL」と「Don’t Leave Me」です。
確かに良い曲なんですけど、どう考えても売れ線の曲ではないです。
メディアに出てきたと思ったら、ガチで渋いロックでブルージーな曲で登場する。
しかも、見た目は長髪のロック。
既存の固定ファンを完全にリセットして新しくファンを獲得していくフェーズゆえに暗黒時代と呼ばれることになりました。
まとめ
B’z暗黒時代とは、何か悪いことをしたのではなく売れていたやり方を変えて自分たちのやりたい音楽とスタイルの追求。
それに対して既存ファンが困惑した時代だったために暗黒時代と呼ばれたのです。
あえて、自分たちのスタイルで挑戦したことで離れたファンがいるかもしれませんが一気に男性ファンを獲得して今のB’zの礎になりました。
この暗黒時代を経てB’zがより飛躍した時代だったのです。