B’zと言えばハードロックなイメージがありますが、実はバラード面でも名曲が沢山あるのです。
唯一無二の松本さんの音楽と稲葉さんの歌詞が絶妙にマッチしてB’zは全てにおいて万能だと感じます。
そんな最高なB’zのバラード名曲をB’zファンが厳選して10曲紹介します。
ALONE
B’zの言わずと知れた1番の有名バラード。
それがALONEです。
今聴くと普通のバラードのように思われるかもしれませんが、発売当時はある意味で革新的な曲だったのです。
バラード+ギターロックという今まで無かったようなテイストで登場したのでB’zといったらALONEを挙げるような人が多い名曲です。
もちろん名曲なので今聴いても衝撃は無いかもしれませんが、口ずさみたくなるような名曲なのです。
ライブでも様々な演出で盛り上げてくれるので聴きごたえ見ごたえがあります。
1995年にガンズから影響を受け稲葉さんがピアノを弾き、そのピアノの上で松本さんがギターを弾くシーンは圧巻です。
光芒
鬱屈とした曲調と歌詞から一変してサビで希望に満ち満ちた名曲バラード。
それが光芒です。
シングル発売された曲ではなくアルバム曲の1曲ですが文句なしに名曲と言えるバラードです。
稲葉さん特有の劣等感丸出しのダメダメな暗い歌詞と曲調が見事にマッチしており、冴えない青春を送った人ほど共感すること間違いなしです。
そんなダメダメで陰鬱な内容で進んでいくのですが、最後のサビになるとそれでも希望に向かって進んでいく力強い歌詞になります。
それと同時に曲調も明るくなり、物凄いハイトーンの曲へと変化していきます。
希望へ向かっていく内容と力強い歌声ではっきり言って痺れます。
収録されているアルバムは2つしかないですが、稲葉さんですら完璧に歌いこなせない難しさがあります。
ただ、苦しい状況でも負けずに諦めずにひたむきな姿を見せてくれる絶不調の稲葉さんが歌う2018年の光芒は本当に最高です。
C’mon
B’zの代表曲になり得たポテンシャルを持つ名曲。
それがC’monです。
東日本大震災の後に作られた曲で歌詞は東日本大震災を労り癒すような文句なしの名歌詞です。
それに加えてB’zらしい万人受けしやすい曲調がついており、B’zらしいB’zだからこそ出来る東日本大震災への応援歌だと思います。
誰が何と言おうとも文句なしの名曲なのですが、思ったほど話題にならなかったのだけが非常に残念です。
シングルで発売せずアルバムにだけ収録されているのがB’zクオリティーです。
特に震災後のライブでは本当に泣けるので是非聴いてもらいたいです。
HOME
コロナで大変な状況の中、これほど心に沁みわたる曲は無いと思った名曲。
それがHOMEです。
正直言えばそんなに好きな曲では無かったですが、まるでコロナの状況を最初から知っていたかのような歌詞に感動します。
ちょっとしたバラードラブソングなのかと思っていましたが、コロナで離れて会えない状況があったからこそわかる歌詞に稲葉さんの天才っぷりがわかります。
特にコロナ禍でアップされた二人だけで演奏したHOMEはレベルの高さ、そしてB’zの人間性の良さ。
その全てを体験出来て励まされました。
どのライブよりも最高のHOMEが聴けます。
恋じゃなくなる日
1曲だけとってもみても、歌詞だけをみても、アルバム全てでみても、どこを取っても名曲としか言えない曲。
それが恋じゃなくなる日です。
稲葉さんの歌詞はこの時はちょっと信じられない神がかっているので、とても若い時に書いた歌詞とは思えない切なさがあります。
また、収録されているアルバム「FRIENDS」は昔はよくあったアルバム全てを通して聴くと小説の様に出来上がっている構成です。
なので、恋じゃなくなる日だけを聴いても素晴らしいですが他のアルバム曲と合わせて聴くとこの曲の完成度の高さが爆上がりします。
移ろいゆく上手くいかない男女を描くバラードは今のゴリゴリなロック曲ばかりのB’zを知っていると意外かもしれませんが間違いなしの名曲です。
このアルバム曲は良い小説を読んだ気分にさせてくれるので是非聴いてみてください。
TIME
名曲BLOWIN’のセカンドビートなのに有名になった名曲。
それがTIMEです。
セカンドビートの曲が有名になることなんて無いのですが、そんなとこまで名曲を作り込めるのがB’zの凄い所です。
戻らない過去を後悔してグジグジ考えてしまう、そんな誰にでもあり得ることも的確な歌詞で表現しており胸に突き刺さります。
どうにもならない虚しさを感じるような歌詞とそれを助長するような曲調にしんみりと聴き入ってしまいます。
失敗ばかりして後悔が多い人ほどB’zの冴えない感じの歌詞がビンビンに突き刺さるので自分の人生を支える曲になります。
Calling
2つの曲を組み合わせたら普通に名曲になってしまった稀有な曲。
それがCallingです。
いきなりサビのロック色が強い感じから始まりバラードとは無縁の感じを醸し出しますが、サビ終わりから正統派バラードに変わります。
サビ部分の曲が信じられない難しくギター挫折曲だと言われるくらいの難易度であり、それゆえに盛り上がります。
大切な人を想う気持ちを綴った歌詞なので、震災などの時にもよく歌ってくれたのでかなり心に響きます。
また、B’zは年々進化を続けているのでCallingの最後のサビ部分で他の音が全て止まり稲葉さんの声だけになるシーンは鳥肌が立ちます。
コロナ禍でアップされた動画でも進化しているB’zのCallingを聴けるので是非聞いてみてください。
Brotherhood
1999年に発売されたゴリゴリのハードロック曲ばかりのアルバムに収録されていた曲なのに今なおファンに愛される名曲。
それがBrotherhoodです。
B’zのファンは通称BroとなっているのもこのBrotherhoodからきています。
そのくらいこの曲はファンにとって大事な大事な曲なのです。
魅力はどれだけ遠くに離れていてお互い大変であっても繋がっているといったメッセージ性がある歌詞です。
ファンとB’zの関係として見ても最高ですし、友人同士や家族に当てはめても何の遜色も無いじんわり感動できるのです。
お互いに認め合って負けずにやっていこうという歌詞なのでこれも震災時のMステで披露されました。
ファン以外には知られていないアルバム曲なのに、あまりにも反響で公式サイトが落ちるレベルの騒動になりました。
疲れた時、困った時ほど心に響くそんなバラードです。
まあた、ライブでは最後のサビでロングトーンが出て盛り上がるのも目玉です。
特に2008年は絶好調なので最高のロングトーンが見れます。
NEVER LET YOU GO
切ない揺れ動く気持ちを描いた名曲バラード。
それがNEVER LET YOU GOです。
B’zは基本的に駄目なモテない男の気持ちを代弁した歌詞やひたむきに努力していく元気が出るような歌詞が多いです。
しかし、この曲はちょっとB’zらしくない彼女がいるのにそれ以上に好きな人が居てそれを苦しくも諦めていくような歌詞です。
誰もがあるあると言いたくなるような共感できるバラードではなく、普段のB’zからは考えられない大人な内容です。
曲調も切なくダークな感じで長く活動しているからこそ色々な音楽に挑戦していて、かつ名曲を生み出しているB’zの凄さがわかります。
収録アルバムは、コアなファン人気が高い隠れた名曲ばかりを集めたアルバムなのでこれを聴いていれば立派なB’zファンです。
いつかのメリークリスマス
クリスマスに必ず流れる名曲。
それがいつかのメリークリスマスです。
シングル発売されておらず、アルバムの中の1曲ですが冬のB’z代表曲としていつまでも君臨しています。
「恋じゃなくなる日」と同じアルバムに収録されています。
いつかのメリークリスマスだけ聴いても名曲ですが、実はアルバム全て通して聴くとより名曲であることがわかります。
一連の流れにある切ない一場面なので、全体を通すとより切ない気持ちと名曲だと言われて有名になった理由がわかります。