稲葉サラスニューアルバム感想 踊りたくなる独特な世界観の名曲

楽譜とイヤホン

稲葉サラスの待望のニューアルバム「Maximum Huavo」、予想を上回る完成度の高さを持った名盤です。

コロナの影響でライブが延期になったのが本当に悔やまれるくらいの名曲ばかりのアルバムです。

B’zともソロ活動とも違う独特の世界観がたっぷり詰まっていました。

具体的に何が最高だったのかを書いていきます。

思わず踊ってしまう名曲の数々

今作の魅力はズバリ自然と踊ってしまいたくなる曲調が多いということです。

B’zは純粋に盛り上がる王道中の王道の曲調が強みで、バラードでも一度聴いたら耳から離れない強力な催眠術のような虜にする曲ばかりです。

聴いたら誰もが好きになる、思わず口ずさんでしまうような曲調で構成されているのがB’zだと思っています。

稲葉さんのソロは激しいよりはどこかしんみりしているような世界観です。

歌詞自体も本当に完璧超人なのかと思うくらいに暗いですし、盛り上がる曲でも一発で好きになると言うよりじわじわという表現が合うと思います。

ただ、今作の稲葉サラスはそのどれとも明確に違います。

稲葉さんは30年以上もB’zとして続けてこられてソロもこなして、ここにきてさらにそのどれとも違う世界観を展開する素晴らしさに驚きます。

基本的に稲葉サラスはライブ映えする、しかも聴いて盛り上がるより全員参加で観客も踊ってしまい全体で盛り上がるような曲ばかりです。

それも、盛り上がりそうな曲全てが踊りたくなるというよりは

「この曲は踊りたい、この曲はジャンプしたい、この曲は手拍子でリズムを取りたい」

と自然と思えるように同じ盛り上がるでも楽しみ方が違う曲ばかりです。

一度聴いてこの曲好き!!!と思えるのも稲葉サラスの魅力です。

B’zの曲は一度聴いて「凄すぎるでしょ!?」ってなった後、何度も何度も聴きなおして

「やっぱり凄いや・・・」って感動します。

稲葉さんのソロは「へえ~、いいじゃん!流石だな」からのいつの間にドハマリしてヘビーローテーションで聴いてしまいます。

今作は聴いた瞬間「あっ!!!これ凄くいいじゃん!」って感じで一発で心を掴んで、楽しい気持ちにさせてくれる曲ばかりです。

ギターも気持ちいい音を奏でていて、ディスコで踊るようなダンサンブルな曲の様で何かちょっと違う。

明るい人種だけが乗れる曲ではなく何故かディスコで明るい奴しか立ち入れない雰囲気なのに自然と暗い人間も巻き込まれていくような曲ばかりです。

ディスコの様でディスコのような怖い感じとも違う。

不思議な魅力とノリに溢れたのが今作の特徴とも言えます。

陽気なリズムにくたびれた歌詞

ディスコのような陽気なリズムなのに何故か暗い人間でも受け入れられる理由は稲葉さんの書く歌詞はどことなくくたびれているからです。

歌詞もB’zともソロとも違う独特の世界観で展開されます。

B’zの歌詞って本当に良いですよね。頑張ろうぜとか負けないで行こうとかそういう明るいメッセージとダメ男の気持ちを的確に表現する鋭さが魅力です。

2018年9月以降の稲葉さんは全体的に不調で一部からは声帯をやってしまったなんて不吉なことを言われていましたが原因は声帯ではなく喘息だったらしい...
自分はB'zが好きで好きでしょうがないんです!!その理由の一つとしてB'zがモテない男の気持ちがわかっているからなんです。 B'zというと...

稲葉さんのソロはひたすら暗いです。

本当にライブで暴れまわる人間?って疑いたくなるほど鬱屈した暗い世界観があります。

稲葉サラスは、その中間と言って良いのかわかりませんが非常にくたびれています。

珍しく社会風刺のようなメッセージ性もありますけど、ひたすら歌詞に出てくる人物が疲れ切って世を憎むこともせずひたすら疲れています。

例えば「Mujo Parade~無情のパレード」では

「Hey oh 不満は垂れ流すけど Hey oh 革命とかには興味ない」

という、現代社会を風刺しているような感じを出しつつなんだかしらないけどくたびれて疲れ切っている様を表現しています。

他にも

「高い値札に 心が満たされる 成功者の証求めただもがくもがく」

みたいな皮肉のような表現も多々あります。

満たされない焦燥感と絶望に苛まれているけどどうしようともする気概がなくてただひたすら疲れているような歌詞なのです。

理不尽なことはある、あるけど立ち向かって頑張ればいいのにその少しを惜しむからつまらない日常から抜け出せないというメッセージが非常に強いです。

暗いようで暗すぎない、メッセージ性はあるけど別に頑張れとかは言ってくれない。

疲れる原因をただ解明してくだびれているのを笑っているような感じです。

ただ、聴いた瞬間ぎくりとする歌詞は稲葉サラスでも顕在なのは確かです。

B’zともソロとも違う独特の世界観

踊り出したくなる曲調なのにくたびれた歌詞。

ディスコという陽キャだけのパーティーに何故か陰キャが紛れ込んでしまった状況のような曲ばかり。

この決して交わりそうにない二つが何故か上手く合わさって歌詞は疲れているのに自然と明るく動き出したくなる感情。

この独特の世界観をなんと表現したらいいかわかりませんが、今までとは全く違う稲葉サラスだけの唯一無二の世界観があります。

それは、決して不愉快ではなくむしろ心地よさすらある謎。

聴いてみれば確実にこの独特の世界観にハマります。

是非聴いてみてください。

限定版のライブ映像は必見

初回限定盤には、2017年の稲葉サラスのライブ映像が付いているというあまりにも太っ腹すぎる特典があります。

B’zともソロとも違う二人のお茶目で面白い掛け合いやダンスなど今まで観たことが無い稲葉さんを堪能できます。

また、ソロの曲も演奏されていますがサラスさんがいるとまた違ったギターの音色で新しい楽しみ方も出来ます。

B’z、ソロのライブと全く引けを取らない真摯でストイックで感情が湧きたつような素晴らしいライブです。

ライブ映像セットの方が絶対に満足度が高いです。

 

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