大学3年生くらいになると、やれインターシップだの、ボランティアなどの鬱陶しき言葉が聞こえてくるようになります。
そんなくだらない茶番と労働のくだらなさに嫌気が差して国公立大学まで行ったのに就活を適当にやってしまいました。
声を大にして言いたいのが就活したくないと思ってもしっかりやっておけです。
就活したくない、働きたくないと思って就活を適当にやった自分の悲惨な結果を後学のために紹介します。
就活したくない、働きたくない気持ちは痛いほどわかる
就活したくない、働きたくない、ずっとグタグタ適当に生きていきたいと考えてどうにか働かないことが出来ないことか考えると思います。
これから40年以上ずっと働くとかいい加減にしろよ!って強く思う気持ちよくわかります。
バイトですらめんどくさいし、お金なんか最低限で良いからとにかく自由が欲しいと意味も無くアウトローを気取ってしまう自分もしていました。
しかし、30歳も過ぎた立派なオジサンになって転職も経験して思うのが、単なる一時の感情論で人生を台無しにするのは勿体ないということです。
人生は将棋と同じです。
最後に間違えた方が負けるゲームです。
だから、就活までどれだけ勉強を頑張っていい大学に入ったとしても就活に失敗したら何も勉強してない人と変わりません。
別に就活を失敗しても死にはしませんが、年を取るごとに失敗を取り返すのが難しいですしメンドクサイです。
とにかく、言いたいのは働きたくないという一時の感情論で自分を台無しにしないで欲しいです。
就活したくないと思っても頑張った方が良い理由
就活したくない、働きたくない、出来るなら誰よりも自由でいたいと思うでしょう。
ただ、就活は世の中の流れに乗ってとりあえずでもやっておくべきなのです。
その理由を4つ説明します。
結局どうせ働くことになるから早くやるべき
自分も働きたくないと思ってアウトローに構えていましたし、今でも働きたくなんかありません。
というより、世の中の9割以上は働くのは嫌いです。
そして、なんだかんだで働かないとよほどの資産家でない限り不可能です。
つまり、働きたくないと思っても働かざるを得ないのです。
その問題から見て見ぬふりをしているだけなのです。
どうせ働くことになる、就活することになるなら当然早い方が良いのです。
とりあえずでもやっておくべきなのです。
人より先んずる方法は、3つしかありません。
・才能がある
・人より努力する
・人より早く始める
どうせ同じように嫌々働くなら大企業など優良な企業が募集しているうちから早めに行動することが何より肝要です。
働きたくない、夢も無いなんて人ほどとりあえず大企業目指して働いた方が良いのです。
新卒カードを捨てるなんて合理的ではない
学生の時は自分はこう思っていました。
「新卒カードとかくだらない、いつだって自分は自分だ」と
しかし、実際に働いてみて転職まで経験すると新卒カードがどれほど恵まれて自分の可能性が広がっているかわかりました。
まず、新卒カードの最高に良い所は何のスキルもいらないことです。
転職に必要なのはコミュニケーション能力もありますが、やはりスキルで見られます。
でも、新卒カードがあると大学でどれほど遊んでいたとしてもスキルなんか無くても他の人も無いので求められません。
つまり、新卒カードが使える時ほどある意味自分らしくを評価されているとさえ言えます。
そして、新卒時は選べる企業が多いです。
試しに転職サイトを見てほしいですが、新卒と比べるとびっくりするくらいに求人が少ないです。
新卒の場合選べる業種、職種が桁違いに多いので選ぶのに迷ってしまいますがそれは幸福な苦悩です。
転職になると道が決まっていると言えば聞こえがいいですが、少ない求人から競い合わないといけません。
新卒カードは本当に恵まれているのです。
劣悪な中小企業で働くことになってしまう
就活を適当にやったり、働きたくないと思って後回しにして結局切羽詰まって始めてしまうと間違いなく中小企業に入社することになります。
もっと言えば中小零細企業に入ることになるでしょう。
就活をしていると意味も無く
「大企業だって今の時代いつ倒産するかわからない!」
「大企業より中小零細の方が活躍できる!」
なんて思ってしまいますが甘い幻想とルサンチマンです。
まず、大企業が倒産するなら中小はもっと倒産します。
そして、中小で活躍なんて言いますが人を見ていないあり得ない発言だとわかります。
いきなり入ってきた若造がバリバリ活躍できたとしてそれを快く思い道を譲ってくれる湯ぐれた人間は少ないです。
そして、不思議なことに変人、嫌がらせをしてくる狂人は大企業より圧倒的に中小企業の方が多いのです。
中小企業って単純にレベルが低いです。
人としてレベルも低いし、仕事のレベルも低い。
そして、給料も低いので働きたくないと思っていたのに誰よりも過酷な環境で働くことになりがちなのです。
大企業でも嫌なことはありますが、それでも福利厚生はしっかりとしているし残業も厳しくなっているので管理されているなど中小よりは全然良いんですよ。
大企業への転職は難しいから就活以上に苦労する
就活に失敗してから始めて思います。
「もっとしっかりと就活をしておけば良かった」と
中小企業より大企業の方が良いとも思うはずです。
大企業を知って嫌になって中小に行って頑張るなら別にいいのですが、何も知らずに中小で働くのが幸せとは思いません。
で、大企業で働きたいと思ってもそうはいかないのです。
なぜなら、大企業→中小は大丈夫でも中小→大企業は正直に言ってかなり難しいからです。
なぜなら、大企業の方が中小より高度で狭い範囲の仕事をしているからです。
中小は広く浅くで仕事が出来て、大企業は専門の部署があって何年かかけて経験して成長していきます。
つまり、大企業が募集する時点である程度の専門性が必要なのですがそれは中小では付きにくいです。
また、転職のライバルが大企業からの転職組が多いのでかなりきついです。
中小に入社するとかなりの努力をしないと大企業に転職できないのです。
大企業に入社するのに新卒カードが使えた時は、運でなんとかなりましたが転職時はかなり高いスキルを要求されます。
後から仕事をしながら資格を取ったり勉強するより新卒カードを上手く使ってとりあえず大企業に行った方が楽なのです。
出遅れても少しでも大きな会社に行くべき
就活したくない、働きたくないと思って結局働くことになります。
挙句中小企業でこれでもかというくらい労働のクソっぷりを体験させられることになってしまいます。
そうなる前にしっかりと就活したくない、働きたくないと思っても嫌々ながら就活をした方が良いのです。
仮に既に大企業が無かった場合は、中小企業に入るしかありませんがそれでも少しでも大きな会社に入社するべきです。
例えば自分は大企業のグループ会社に転職しましたが、それでも中小より全然良いのでとにかく最初は大きめなところを狙いましょう。
大きい方が経験が積めますしなにより、転職しようと思ったときに武器が多いので人生が楽になります。
無難にマイナビやリクルートなどの大手に今からでも登録して活動した方が良いです。
就活は社会人としての最初の一歩なのでいきなり斜に構える必要なんてありません。
無難で良いのです。
出遅れた、または向いている仕事なんか知るかってレベルで悩んでいるなら大手サイトに加えてマイナーなサイトも登録しておく良いです。
どうせ無料なので良い様に使い倒すのが賢いやり方です。
JobSpringはマイナーですが、大量に意味も分からない求人を送りつけるのではなくカウンセリングを手厚くしてくれます。
そのうえで、自分に合った求人を4~5社くらい紹介してくれるので、出遅れたまたはじっくりとやりたい人にとっては好都合です。
大手サイトにうんざりしてたら試すと良いですよ。
あとは、就活と言っても正しい努力の仕方、進め方、攻略法は存在します。
学生というか人なんて正直能力に大差なんて一般人には無いので必要なのは最小の努力でやる効率的な行動です。
適当に媚びを売るのではなく、企業を選ぶ眼も養うことを基準にした本を読んでおくと絶対に良いです。
自分が就活するときにあったら人生が違っていたと思います。
「正しい努力」で結果を出す 図解 戦略就活メソッド [ 林晃佑 ]
まとめ
世間が良いと言っても従わない方が良いようなことも多くあります。
しかし、就活でよく聞くとりあえず大企業に行け、早めに就活を始めろは圧倒的に正しい真実です。
就活したくない、働きたくない気持ちは痛いほどわかりますが、それはアウトローにやってはいけない部分です。
自分と同じ失敗をしないように就活はメンドクサイと思ってもそれなりちゃんとやった方が結果として労働に悩むことが少なくなりがちです。