愛犬が亡くなって辛くてどうしようもないと考えている人がいると思いますがそれが正常だと自分は思っています。
なぜ辛いのが正常なのかどう立ち直ればいいか書いていきたいと思います。
真剣に愛した証拠
愛する者が亡くなれば辛いのは当然です。それは人間だとか動物だとかそんなの一切関係なんかありません。愛するという気持ちを持った以上別れは辛いです。
これは真剣に愛した証拠です。全くおかしいことではありません。むしろ辛い方が普通です。愛犬が亡くなってケロッとしている方が自分は信じられません。
毎日一緒に散歩してご飯を食べてマッサージをして一緒に寝てを繰り返していれば誰もかれもが情が湧きます。情が湧いた愛する生き物が亡くなって辛いと感じる心がおかしいはずありません。きっちりと心が機能している証拠です。
我慢しないで泣きましょう。涙が枯れ果てるくらいに泣きましょう。いくらでも泣いても良いんです。自分も愛犬が亡くなったとき良い大人なのにしかも男なのに花粉症なんじゃないかと思えるくらいに泣いて泣いて鼻水を無様に垂れ流しました。
大人だから泣いたらダメだとかすぐに立ち直らないといけないとかそんな考えなんか今すぐに捨てましょう。きっちり愛していれば辛いです。当り前です。大人とか関係ないです。人間として当たり前です。何もかも忘れて愛犬のことだけ思ってしっかり泣きましょう。これが出来ないと絶対に前に進めないです。
泣いた量が愛する気持ちです。全く間違っていません。正常です。
悲しいだけの日々だったか考える
まず泣かないと何も始まりません。とりあえず泣いた後色々動き出しましょう。
まず、立ち直りの速度は人それぞれです。一番世話した人が一番辛いに決まっています。立ち直りが遅いからと自分はおかしいなんて考えないでください。
足が速い人遅い人が世の中にはいますよね。足が遅いからと自分は世間的におかしい人間だなんて考えませんよね。それと一緒です。立ち直りの速度は気にしない。それだけ深く誰かを愛することが出来た証拠です。むしろ胸を張ってもいいんじゃないかと自分は思っています。
その後、今までの楽しかったことをしっかりと思い出しましょう。この過程で泣いてもいいです。泣けるならドンドン泣きましょう。
今は辛いかもしれませんが辛いだけだったらそもそも悲しいなんて感情が生まれません。楽しい日々があったのに無くなってしまったら悲しいんです。でも、楽しい日々は無駄ではないですよね。かけがえのない一日一日が自分の人生の財産ですよね。そこをしっかりと認識しましょう。
愛犬は色々なことをしてくれたと思います。可愛いだけではなくムカつくことや馬鹿で笑えることふてぶてしいことなど本当に色々あったと思います。その一つ一つを思い出して下さい。決してその子に出会えて無駄ではなかったですよね。無駄ではない我が家に来て最高の人生を送ってもらったし自分も最高の日々を過ごさしてもらったと考えましょう。
出来るならその思い出を泣き笑いながら共有できる人と語り合いましょう。苦しんでいるのが一人ではないと感じることは大事ですし喋ることで気持ちの整理がつくことがあります。
他には、線香をあげて毎日祈りましょう。意外にこのような行為が馬鹿になりません。辛いときは手を合わせて天国にいる我が子に語り掛けるそんなことで人間って救われたりするんです。出かける前に毎日祈ってあげるだけで心が軽くなります。
それと必ず無理にご飯は食べましょう。いつも通り食べなくても良いです。しかし、食べないのは絶対にダメです。天国にいる子がそんな衰弱している飼い主を望みますか。元気な姿を見せないと天国でも心配してしまいます。必ず食べましょう。
犬は飼って正解
一生を通して愛することの意味を教えてくれる犬を飼うことは人生の選択において絶対に正しかったと自分は断言できます。
なので、正解の選択をして精一杯愛してあげたあなたは本当に立派な人間だと思いますし何より飼う前と飼った後とでは人間的に成長していると思います。
亡くなれば当然悲しいんですがそれだけで終わらず我が子から受けた全てを自分の中に落とし込んでまた歩き出せばいいです。
真剣に泣ける真剣に悲しめるそんな美しい飼い主さんが愛犬は好きだったと思いますし、気持ちの整理が付いたら笑顔をまた愛犬に見せてあげてください。天国で絶対に喜んでいると思います。