舞台初心者でもわかる劇団四季のオペラ座の怪人は本当に凄い あらすじ見所など

劇団四季ってテレビでよく聞くけど舞台って本当に凄いの?って思う人は多いんじゃないかと思います。

自分も正直疑ってかかっていましたが劇団四季のオペラ座の怪人は本当に凄いです。

あらすじと舞台の魅力を素人目線から紹介したいと思います。

モテない男性は必見です。

あらすじ

『1919年、パリ・オペラ座で1870年に起こった惨事の遺品オークションが開かれた。当時の支援者であったラウル・シャニュイ子爵とバレエ教師のマダム・ジリがペルシャの衣装を纏ったサルのオルゴールを競った。シャニュイ子爵の思い入れの強さが伝わったのか、マダム・ジリはあきらめ、オルゴールは子爵の手に渡った。やがて競りはかの昔、天井から落下して大参事を引き起こしたシャンデリアへと移った。道具方が修復したシャンデリアを天井へ吊り上げると、子爵の記憶の中でシャンデリアは当時の輝きを取り戻し、劇場の天井に燦然と輝いた。そして当時の記憶が子爵の脳裏に鮮やかに甦った。』

舞台の始まりはオークション会場から始まり競りにかけられたシャンデリアが舞台の上に上がっていくと同時にオペラ座の怪人のテーマが流れます。

オペラ座の怪人のテーマ


あらすじを知っていないと一体全体何が始まったのか理解できないので絶対に勉強していった方が良いです。

あらすじの内容の後に当時のオペラ座の様相が展開していくのでしっかりと勉強しておくことでスムーズに話に入れて演技にも集中できるので120%楽しむことが出来ます。

話の見所

『パリ・オペラ座の地下には人知れず音楽の才能豊かな怪人が住み着いていた。醜く生まれついた怪人は、母親からも愛された事はなく、嫌われ迫害され続けた末に罪を犯し、オペラ座の地下に逃げ込んで、仮面をつけて孤独に暮らし続けて来たのであった。怪人は若いコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエに恋をしており、劇場側を脅迫してクリスティーヌに主役を歌わせた。怪人の思惑通りクリスティーヌは大成功を収めたが、舞台終了後に幼なじみのラウルと再会し、恋に落ちてしまった。その夜、怪人はクリスティーヌを楽屋からさらって地下の隠れ家に連れて行った。そこでクリスティーヌは仮面の下に隠された怪人の化け物のような醜い顔を見てしまった。怪人は怒り狂うが、クリスティーヌはその怒りの中に孤独にあえぐ哀れな魂を感じ取った。』

オペラ座に住み着く見た目が奇形で醜いが音楽の才能だけはある怪人と呼ばれる男が歌の才能があるクリスティーヌという女性に恋をするが叶わず嫉妬と絶望に苦しむ。

クリスティーヌは音楽の才能があり自分を成功に導き育ててくれたことに感謝し怪人を慕うものの自分に恋をしており怪人の住んでる地下に連れ去ろうとするストーカー行為に恐れを抱いている。そして別な男が本命でいる。

これだけだとただのモテないヤバい男の日常になってしまうのですがここからが見所です。

そんな嫉妬と絶望に苦しむ怪人を見てクリスティーヌは困り嫌悪すらあるが音楽の才能があり不器用で一途で孤独で哀れな怪人を見捨てることが出来ない。クリスティーヌが怪人のために(本命の男を選ぶが)愛を持って応えて怪人に癒しと幸福を奉げ孤独で苦しむ魂を救うモテない男性必見のスーパーロマンチックストーリー。

オペラ座の怪人ってお洒落な話だと思いましたよね。オペラだしパリだし。

実際はそんなお洒落なんてことありません。確かに舞台の登場人物はお洒落でカッコイイまたは綺麗ですが内容はモテない全男性必見の「お前に俺の魂が救えるのか?是非救ってくれ!!」をテーマにしたダサダサストーリーです。

そのため自分は狂おしいほど怪人ことファントムが好きになってしまいました。

一途で不器用に求めても求めても手に入らず顔が悪いことを言い訳にして積極的な行動は移せない。行動しても直接的ではなく間接的に自分の才能で相手を支えるという見当違いがいの献身さ。いざ手に入らない、他の男に傾いたとわかるや否や自分の全力を持って嫌がらせをする浅慮の浅さ。

上記全てが痛いほど自分に当てはまり「俺がファントムだったのか・・・」と勘違いしてしまうほどファントムに感情移入してしまいます。

「我が名はファントム!!」

と叫びたいです。

そんな屈折して嫌な感じのファントムに愛を持って応えることでファントムの魂を救うシーンがオペラ座の怪人最大の魅力であると自信を持ってオススメします。

ファントムが救われるシーンで自分も救われた気がするので間違いないです。

最後は本命の男と添い遂げるので疑問に思う人がいるかもしれませんがファントムな自分が解説します。

付き合うとかそんな低レベルなのことはどうでもいいんです。付き合うだけが全てなのか。違うでしょ!!ただ一度だけでも本当の無償の愛があれば他に何もいらないのです。愛を知ることが屈折した人生での最高の喜び。唯一無二なのです。多くは望まないのです。望むこと自体が恐れ多い。今ある自分の存在を、自分の良い所も悪い所も全て受け入れてくれた一瞬が人生のクライマックスなんです。その一瞬の思い出を宝物のように大事に大事に扱い永遠を生きるのがファントムなのです。

その証拠にファントムはクリスティーヌが亡くなった後も彼女の墓に愛を誓う薔薇をいつまでも添えています。

キモ過ぎて泣ける漢です。嫌いになれないわけです。なぜなら自分の分身のようだからです。

そんな感じで屈折したモテない怪人ファントムとそれに困るうら若き美女クリスティーヌの様相が魅力であり舞台でもしっかりと演技されているのでこの部分は特に注目して見ましょう。ファントムは仮面とかめちゃくちゃカッコいいけどやってることはカッコ悪いと思って見るとギャップ萌えが起こります。

マナーなどあれこれ

マナーとかかしこまったものがあるかと不安になるかもしれませんがそんなものありません!!

普通に舞台中は喋らないとか人として当たり前のことさえ出来ていれば全く問題ありません。携帯は当然電源を切るのでそこは注意しましょう。

席についてなんですけど色々あるじゃないですか。S席、A席、B席、C席。C席は3,000円代で見れて非常にリーズナブルで魅力的ですがやめておきましょう。

自分はA席で見ました。S席と比べればそりゃ遠いんですがやっぱり役者さんの表情と迫力が感じました。と言うより表情と迫力を感じられるギリギリの場所であると感じました。

B席からは2階になってしまうのですが2階なりの利点はもちろんあります。舞台全体が見やすいのは大きいと思います。

しかし遠いという印象があるとやはり寂しいと思いますし何度も行く気が無ければある程度いい席の方が魅力を十分に感じることが出来るので結果として費用対効果が高いと思います。

なので多少高いのですけど初心者はA席を強くオススメします。

今回はオペラ座の怪人を見に行きましたがそもそも何を見たらいいか迷う人もいると思います。

そんな人は劇団四季の公式HPを見ましょう。

作品の選び方を家族や恋人向けなど色々なバージョンで紹介してくれているのでどんなサイトより公式サイトを見れば絶対に一番です。

迷ったら公式サイトを見て自分に合った作品を見に行きましょう。

あと、最後はスタンディングオベーションをするのでビックリしました。周りに合わせて立ち上がりましょう。

また役者さんが何度も何度も何度も挨拶に出てくるので終わったからと一瞬で帰らず何度もしつこいくらいに出てくる挨拶に最後まで付き合って手がマヒしようなくらい拍手を惜しみなくしてあげましょう。

全身が震えてしまったオペラ座の怪人

散々ファントムについて語ったので自分の中では大満足なんですけど本来の一番の関心どころである舞台の凄さについて感じたことを書きたいと思います。

舞台ってあ~、あ~って歌うだけでしょってバカにしていたのですがいざ歌が始まると全身に鳥肌が立ちました。

もう声量が凄すぎる。体中の血液が全てが声量で震えてしまうような圧倒感があります。しかもどこまでも聞こえる澄み渡った綺麗な声をいつまでも聞いていたくなります。

会話も歌を歌いながら行うので笑ってしまうかもしれないと最初は思いましたが全くそんなことありませんでした。

むしろ全部歌って話せ!!と思うほど自然と歌と会話が調和しており内容も自然と入ってくるのでやはりプロはレベルが違うと感じました。

あと全員滑舌良すぎる。朗読の仕事でもしてるのかと思うくらい声がカッコイイし綺麗だしよくはっきりと聞こえるので内容が尋常ではなく入ってくるしいつの間にか舞台の世界に吸い込まれてしまいます。

演技が凄いのはわかりますが自分のような素人には細かい違いとか正直わかりません。ただ圧倒されるのは間違いないのですが。

素人目で見たとき本当に凄いと思うのは舞台展開の準備の早さだと思います。

舞台はもちろん背景や小道具があるのですがバタバタ準備してたら一気に現実世界に戻ってきてしまい感情移入が出来ないじゃないですか。準備が遅く暗転の時間が長ければ寝るじゃないですか。

劇団四季はそんなヘマはしません。

本当にいつ準備しているかと思うほど一瞬で舞台が入れ替わるので映画を見ているような感覚に陥ります。

ヘマを見つけてやろうと目を凝らして準備している所を発見しようと観察しましたが気づくと一瞬で入れ替わっているので本当に驚きました。

演技で客をしっかりと引きつけ舞台演出でさらに観客を舞台に引き込む手際の良さには度肝を抜かれました。

以上のようにオペラ座の怪人はファントムがモテない全男子の味方であり誰でも簡単に見れるストーリー展開です。そしてそんな面白いストーリーを劇団四季というプロ集団が震えるような演技と歌で舞台に引き込みます。そして舞台演出でさらに気持ちを盛り上げ生で映画を鑑賞しているような最高の気分にさせてくれます。

劇団四季のオペラ座の怪人は凄いと宣伝されています。誇張表現ではありません。

劇団四季のオペラ座の怪人は凄すぎる!!と自分はスタンディングオベーションで自信を持ってオススメします。

 

 

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