新卒で入社した若い人は大体3年以内に辞める確率が30%を超えています。
若いうちは合う合わないがあるからしょうがないことです。
しかし、6年以上の経験を積んだ中堅社員が辞めてしまい、いなくなってしまった会社ははっきり言ってヤバいです。
その理由を説明します。
全てわかったうえで会社に見切りをつけている
会社って不思議なもので条件面が良くても働く人が自分と合わないだけで地獄の環境になります。
また、働く人が良くて条件が良くても自分に全く仕事の適性が無くて仕事が思うように出来ないこともあります。
なので、若いうちは職場が自分と合わなかったり仕事が自分に合わなかったりして辞めてしまうことはあります。
しかし、6年以上勤めている中堅社員だと話は違います。
ストレスを感じることはあっても今までなんとか折り合いをつけてやってこれただろうし、仕事自体もまるっきり向いていないということは無いと思います。
しかし、中堅になると今まで与えられていた仕事をやっているだけではなく特に小さな会社では早いうちから組織運営の一部を任されるなどリーダー的な仕事も増えます。
会社の全体像がなんとなく分かり始めてくるのが中堅社員なのです。
仕事の辛さも人間関係も会社の状況も全て理解し始めて辞めているということは総合的に考えてこの会社にはいる価値が無いという決断を下しています。
物事を全体的に把握できていてこれから会社を担っていく人たちが、ダメだとわかったうえで見切りをつけてしまう会社が良い会社であるはずがありません。
だから、中堅社員がいない会社がヤバい会社なのです。
世代間対立が激化してしまう
いつの時代でも育ってきた環境が違えば考えが違います。
年寄りは若手を嫌うし若手は年寄りを嫌います。
これは避けられないものです。
しかし、会社としてやっていく以上なんとか折り合いをつけてやっていかないと組織が破たんします。
そこで活躍して橋渡しをしてくれるのが中堅社員です。
間に入ってちょうどいいバランスを取れる貴重な人材が中堅社員です。
この中堅社員がいない会社だとバランスを取る人がいなくなります。
すると、世代間対立が激化するのです。
激化していい方向に議論できるかと言えばそうはなりません。
大体年寄りが老害になってやりたい放題するようになりますし、若手は表面上従っても不満タラタラで愚痴が凄くなります。
組織として完全にバラバラになってしまうのです。
そんなバラバラで上の人間がやりたい放題する会社が居心地良いはず無いですし、未来があるとは言えません。
だから、中堅社員がいない会社はヤバいのです。
残っている人はおかしい人
会社って本当に不思議なものでまともな常識人から辞めていき残る人間は他に行ったら確実に使えない、そもそも採用されないおかしい人ばかりです。
人が辞めることはどこでもありますが、中堅社員が少ない会社では残った人間は高確率で曲者揃いです。
明らかに何かが欠落している人間しかいなくなるのです。
仕事で大事なのは人間関係です。人間関係が仕事を決めていくと言っても過言ではありません。
おかしい人と働くだけで尋常ではないストレスとやる気が失われる最悪のコンボが発生してしまいます。
ここで中堅社員がいれば歯止めがかかったり、止めたりしてくれるのですがいないとおかしい人はよりおかしい人になっていく悪循環が出来上がります。
そうなると、最悪の環境で働かないといけないのでヤバい会社なのです。
まともに会社が成長してこなかった証拠
人材に穴がある会社は、何かしらの原因で人が辞めたか、その時期に業績が悪くて採用活動が出来ない状態になってしまっていた場合が考えれます。
どちらの場合でも簡単に言えば会社が健全に成長してこなかった証拠と言えます。
就活の時期とかに「人材は宝」と色々な企業が耳障りの良いことを言いますが、本当に企業が思っているかどうかは別にして会社とは人が全てというのは本当です。
自分の働いている会社でも中堅社員がいないのですが、すぐには悪影響が目に見える形で出ませんでした。
むしろ、人件費が浮いて短期的には余裕なのです。
それが、10~15年という長い年月をかけてゆっくりと目に見える形で悪影響が出てくるのです。
まともに成長できず誤魔化してやってきても、結局手詰まり感が出てしまうのです。
まともに会社が成長できていなくて、現在中堅社員がいない状態の会社がこれから飛躍的に向上していく可能性なんて少ないと言わざるを得ません。
そのため、中堅社員がいない会社は順調に成長していないうえに現状でも何かしらの対策もとれていないヤバい会社であるというわけです。
転職出来る準備だけはすべき
中堅社員がいない会社は基本的に若い人の労働力を使い捨ててベテランが私腹を肥やしているパターンが非常に多いです。
今は良いと感じていてもそんな会社に未来は無いと思います。
何かあった時のために転職できる準備だけは絶対に怠ってはいけません。
これからの時代、誰もが転職するしないは別にして転職できる能力は絶対に持っておくべきです。
上に従っているだけで安泰な時代は終わっています。
そのため、まずは自分が人生をどう生きていくか考えていくべきです。
転職できる力を身につけていく必要があると考える人が書いた本があります。
これは、転職のテクニックだけではなく仕事と人生との関係、自分のキャリアの棚卸まで含めて考えることが出来ます。
まさに、一度でも転職を考えたら読みたい本です。
また、転職しないにしても常に自分の市場価値を把握しておく必要があります。
社内で活躍出来ても社外で評価される能力や経験が無ければ何かあった時にどうにもならなくなってしまいます。
そこで、自分の適正年収を常に知る必要があります。
役に立つのがミイダスです。
質問に答えるだけで自分の適正年収を完全無料で勝手に出してくれるので楽です。是非把握だけはしておきましょう。
それとキャリアアドバイザーを使って転職活動をしましょう。
履歴書、職務経歴書の添削から面接のアドバイスまで完全無料でしてくれます。
また、企業の内部事情まで教えてくれるので中堅社員がいないような会社を避けることが出来ます。
転職サイトって登録すると絶対に転職しないといけないみたいな考えを持つ人がいますが、現職に残ることまで含めて転職活動だと思います。
ヤバいんじゃないかと思ったら、他の会社を知ってみる、自分に足りないものを教えてもらう意味でも活動は後悔が無いようにしておくべきです。
本格的に活動しないまでも3~4つは登録しましょう。転職に成功した人は平均4社以上登録しています。
1つ目がリクルートエージェントです。
業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。
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2つ目は、DODAです。
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3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
そもそも、転職活動って何をしたらいいのかといった不安までしっかりと話を聞いてくれてアドバイスしてくれたので安心感が違います。
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20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
まとめ
中堅社員がいない会社は確実に正常な状態の会社ではありません。
見切りをつけられたり業績が悪かったり人間関係が悪いなど絶対に問題があります。
だから、ヤバい会社なのです。
いつでも転職できる力だけはつけておかないと本当に困った時にどうにもらないことになるので注意しましょう。