子供の教育費が高すぎ!いくらかかるかではなく成果を求めるべき

子供一人を育てるのに3000万円かかると言われています。

人によって教育費は様々ですが大きな支出であることは間違いありません。

子供の教育費が高すぎて貯金も出来ないって人は教育費を聖域だと思ってじゃぶじゃぶ使い過ぎです。

教育費においても成果を求めれば全員幸せになる理由をFPが解説します。

教育費はいくら必要かではなくいくらかけるか

教育費に対していくらかかるかと考えるのはナンセンスです。

教育費はいくら必要かよりいくらかけようとしているかのほうが大事です。

安く済ませようと思えば別に塾に行かないようにしたり、そもそも大学に行かないようにしたり、なんだったら高校も行かないようにする。

そうすれば、はっきり言って子育てにお金はそれほどかかりません。

よほど給料が少なすぎて生きていけない人以外は子育ては余裕で出来ます。

だから、教育費はいくらかかるかではなくいくらかけようとしているかで全く支出額が変わっていきます。

で、教育費が高すぎてどうしようもない。

生活がカツカツだと言う人は確実に収入に対して過大な教育費をかけすぎているのです。

生活が苦しい人は自分たちの給料が少ないから苦しいと思っていますが違います。

どんなに稼いでいても教育費でカツカツな世帯は非常に多いです。

なぜそんなことが起こるのか?

それはパーキンソンの法則によるものです。

パーキンソンの法則第2法則にはこうあります。

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

つまり、いくら収入があろうが少なかろうが教育費を絶対の聖域として出来るだけ投資しようと思えばいくらでもかかってしまうのです。

だから、教育費が高すぎる!一体いくらかかるのか?

ではなく、自分は一体子供にいくらお金をかけようとしているのかを把握していないと教育費が青天井になります。

教育費が高い世帯は優先順位をつけていない

じゃあ、教育費が高くなりすぎてしまうのは何故か?

一体どうすれば教育費が青天井にならないのか。

その答えは教育費に対して優先順位を付けることです。

仕事だとほとんどの人が優先順位をつけて考えます。

全くお金にならない、コストしかかからないプロジェクトを部下が実行しようとしたら絶対に止めますよね。

それなのに、子育て、こと教育費になると優先順位という概念が頭の彼方に消えてしまいとりあえず出来る限りお金をかけようとします。

なんでもとりあえずという気持ちでお金をかければお金はなくなります。

お金なんていくらあっても足りないですから。

そのため、教育費が高すぎる!貯金が出来ないと思っているならそれは優先順位がつけられていない証拠です。

優先順位とは明確な目標と成果

教育費に対して優先順位と言うと確実に

「大事じゃないものがない!全てが大事だから!」

と考える人が多いです。

でも、よく考えてみて下さい。

例えば朝の忙しい時間に自宅で自分の手が離せない状況を思い浮かべてください。

そんな状況で、やかんが沸騰して吹きこぼれている、子供が喧嘩をして泣いているのに配偶者が郵便受けに新聞を優雅に取りに行っている。

そんなことをしたら胸ぐらをつかんで「お前はバカか!?」ってなりますよね。

郵便受けに新聞を取りに行くのも大事ですよ。

世間の情勢が知れるし、郵便受けがパンクするのを防げます。

または、仕事で関係のある話題があるかもしれません。

全て何事も大事です。

しかし、その他を差し置いてまですべきことかと言えば違いますよね。

このように優先順位をつけないと全てが大事となってしまうのです。

そもそも世の中において大事じゃないものの方が少ないです。

なんでもあった方が良いし、やった方が良いです。

でも、時間も金も体力も有限です。

だから、優先順位をつけるのです。

それは子育て、教育費においても同じことです。

そのため、聖域ではなく優先順位をつけるのは絶対に大事です。

で、優先順位とはどうすればつけられるかといえば自分がどんな子に育ってほしいかを考えることです。

大体の親が、高学歴で英語が出来てプログラミングも出来てコミュニケーション能力があって異性の扱いも上手くて誰からも好かれて人生順風満帆で過ごせる子を目指します。

はっきり言ってそんな人間いないし、いてもいけ好かないですよね。

婚活で理想ばかり上がって結婚できない人と同じことになっています。

大体が国際社会で役立つために英語、これからの時代に必要だからプログラミングを始めます。

しかし、普通に考えて国際社会で働く子にしたいのですか?

プログラミングで理系職に進ませるのですか?

そこらへんを何も考えずとりあえずお金をかけてしまっているのです。

極端な話、自営業で人とのつながりが必要だと判断したら塾とか行かせず、家でパーティーを開いて関係作りを覚えさせる方が有意義です。

将来どういった分野で育ってもらいたいのかがないと無限大に金がかかります。

そして、子供も疲弊します。

だから、将来具体的にどのような人になって欲しいか?

そこから逆算して今何をしたらその能力が身に付くのか考えるべきです。

そして、優先順位が低いものは無くすべきです。

まとめ

教育費は高すぎる、かかりすぎるのではなくかけているのです。

それは何でもできるスーパーマンを目指して優先順位をつけていないから。

別に万能じゃなくても得意を伸ばして活躍できる子供に投資すべきです。

無理に背伸びをしても続きません。

大事なのは苦手を受けれてからの戦略思考です。

詰め込まずのびのびと大器晩成でも良いから幸せに生きてくれる子育て法がこの本が非常に参考になります。

優先順位をつけてしぶとい子供に育てるべきです。

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