毎年の昇給額が雀の涙ほどで1,000~3,000円程度しかないと泣きたくなりますよね。
昇給が3,000円未満の場合、はっきりと昇給が少ないと言えます。
昇給が少ないと辞めたいと思う気持ちはわかりますが、まずは現実を知って行動していくことが重要です。
昇給が少ない場合の対策と少ない理由を説明します。
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昇給が少なすぎる理由
昇給が少なすぎると仕事に対するやる気がなくなります。
ただ、会社側も従業員のやる気をなくさせて嫌がらせをしたいと思って昇給を渋くしているわけではありません。
昇給が少なすぎる理由は3つです。
会社の業績が悪い、儲かっていないから
昇給が少なすぎる会社は確実に儲かっていません。
業績が悪いから当たり前の結果として従業員に還元する分が少なくなってしまうのです。
業績が悪いのに給料を増やすと会社が潰れてしまうので、潰れるくらいなら昇給を少なくしてとりあえず存続させようとします。
大企業とか中小企業とかの括りで考えることも大事ですが、一番重要なのが会社が儲かっているかどうかです。
会社が儲かっていれば個人に能力があろうがなかろうが、勝手に昇給されていき良い給料をもらうことが可能です。
昇給が少なすぎる場合は、個人の能力関係なく絶対的に会社が儲かっていない。
ちょっとした危機的状況にあることを理解すべきです。
能力がなくても昇給幅が良いとこに行きたいなら大企業の方が相対的に儲かっているので昇給が多いです。
働いてから気付きましたが、だから誰もが会社は大企業を目指すわけです。
必要とされていない人材だから
会社が儲かっていないと昇給が渋いです。
しかし、全ての人が昇給が渋いかと言えばそんなことはありません。
儲かっていない会社かつ昇給が渋いのは、言葉悪く言えば会社があなたを必要としていないのが原因です。
ショッキングな話ですが、会社が儲かっていなくても会社にとって必要な人まで昇給を渋ると辞めることになります。
会社としては必要な人に辞められると困るのでその人だけには優遇して昇給したり、昇進させたりしています。
特に業績が悪いところほど優秀な人が抜けたらどうにもならないことになるので、まずは優秀な人から必要以上に少ない利益を分配します。
結果として、どうでもいい、どうせ転職できないと思われている人は昇給が少ない状態で飼殺すことになります。
どんな会社であっても、必要な人だと思われると昇給が少なすぎることなんて起こらないのです。
社長がワンマンでケチすぎるから
例外として優秀であったり、会社の業績が良いのに給料が悪い場合もあります。
大体が家族経営でワンマン社長である場合はどう足掻いても給料は増えません。
それどころか、気分を害したという個人的な感情論で給料を減らされたりクビになるようなこともあります。
家族経営の会社で理不尽な思いをしているなら絶対に転職した方が良いです。
家族経営の会社は会社ではなく単なる独裁政権なので人権とかもないので、頑張るだけ無駄。
失敗した経験を次に生かそうと前向きに生きる方が良いです。
昇給が少なすぎる時の対策
昇給が少なすぎるとすぐに転職を考えてしまいますが、それは最終手段として考えた方が良いです。
会社で必要とされていない人が転職しても給料が少ないし、一時的に高くなってもどうせ大して給料が活躍しないから増えないからです。
昇給が少なすぎる時の対策は転職も含め3つです。
必要とされる人材に成長する
儲かっている会社に入るとか大企業に入るとかも当然大事ですが、それって運の部分がかなり多いです。
運の部分を見て嘆いてもどうにもならないし、いつまでも順調な会社なんて大企業でも少ないです。
重要なのが市場価値も高く、会社にとって必要な人になることです。
上司だけ見て働いても業績が悪く会社が運悪く倒産したら転職ができない嫌な年を取った人間が出来上がるだけです。
そうではなく、しっかりと市場を見て自分の職種だったらどんなことが評価されるのか。
どんな経験をすればいいのか、資格を取った方がいいのかしっかりと把握して行動することです。
そうすれば、自ずと業績が悪い会社に居ても自分だけは優遇されて給料は上がるし、何があっても別の会社で働くことが可能です。
そのためには、まず自分の適性と転職するかどうかは別にして転職サイトに登録して求人を眺めてどんなことが市場では求められているか知ることです。
そして、どうせ無料なのでキャリアアドバイザーに色々質問して自分なりの戦略を立てて行動することが重要です。
仕事の適性把握にはミイダスが有効です。
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転職サイトも全て同じ求人が掲載されているわけではないので、複数登録するのがベストです。
また、キャリアアドバイザーもハズレがたまに居るので複数登録で保険をかけておくことが重要です。
個人的なおすすめは4つです。
1つ目がリクルートエージェントです。
業界最大でありブランド力があり、転職実績も一番です。
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2つ目は、DODAです。
個人的な感想としては優良な地元企業の求人が結構ある印象なので地元転職にはオススメです。
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地元で転職したいと思うなら是非活用した方が良いです。
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3つ目はパソナキャリアです。
お世辞にも求人数は多いとは言えません。
しかし、このキャリアアドバイザーの魅力は親身になって対応してくれることです。
初めての転職でわけがわからない状態のときにいきなり面接にぶち込まれても上手くいきません。
その点パソナキャリならしっかりとサポートしてくれます。
また、自分に合った会社選びも親身になって行ってくれます。
履歴書の添削から面接の受け答えまで本当に丁寧に指導してくれるので転職が初めての人はぜったいに登録すべきです。
20代でしたらマイナビAGENTがオススメです。
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20代後半でも6割程度の人が年収アップした転職が出来ているので、20代なら登録しておかないと損です。
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転職するにあたってこの本を読んでおくと逃げの転職から攻めの転職、そして自分の将来を守ることにも繋がっていきます。
是非読んでみてください。
節約、副業で可処分所得を増やす
昇給が少なすぎる場合は、上記のように仕事で必要とされる人材になるのが一番楽です。
ただ、出世したり仕事の努力はあまりしたくないと考えてしまう気持ちはわかります。
そういった場合、会社に期待するのを辞めて節約と副業で可処分取得を増やすことも有効です。
給料を1万上げるより支出を見直して1万無駄を削減する方が確実に楽だし、将来的にも価値があります。
会社だって売上を増やすより固定費を見直すことでリストラとか昇給を渋っているわけなので、固定費の削減はとにかく有効的です。
また、昇給が3,000円程度の場合、2万近く増えるのに7年の月日が必要です。
副業なら2万くらいは稼げるので7年分は上積みして所得を増やせます。
ただ、副業でかなり稼げる状態でないと結局会社に依存せざるを得ないので、中途半端だと年を取ったら切られるリスクが増えるだけなので注意が必要です。
副業そこそこ仕事も頑張るか副業で本業以上に稼げるなら良いですが、どっちも中途半端にやると将来に自分が損します。
自分が活躍できる会社に転職する
しっかりと活躍できる人材になって、今いる会社では良い給料をもらっているけどもっと欲しいなら転職した方が良いです。
給料は個人の能力ではなく会社の給与規定で決まっているので優遇してもらっても、どこかで頭打ちになります。
上限が低い会社で働いてもどうにもならないので、そういったときは転職して上限が高い会社に転職すると当然ですが給料は増えます。
会社で必要とされていた人ほど、他の会社でも評価されやすいので最初から感情的になって転職するよりかなりいい待遇で転職できます。
会社で評価されていてほかの人よりは給料が多いけど、それでも少ない場合は転職して評価されていた経験を売るのが有効です。
まとめ
昇給が3,000円以下は正直に言って少なすぎる状態です。
ただ、だからといって感情的に転職しても意味がないです。
業績が悪い会社でも必要な人にはしっかりと昇給と昇格があります。
これが無いということは、会社からは評価されていない状態なわけです。
この状況を努力して改善することで昇給も増えるし、転職した時も高い給料が提示されやすくなるのです。
業績が悪い会社に入ってしまったのは運が悪いですが、それは入社する前ではわかりにくいです。
運の悪さを嘆いても昇給は増えないので、転職サイトを見て戦略的に活動していくと後からお金はついてきます。