就職や転職をする時に安定した会社に入りたいと思う人が多くいますがはっきり言ってそんな会社は今の時代存在しません。
ありもしない幻想を追っても駄目です。
大事なのは普遍的スキルを身につけて常にスキルアップすることが安定への絶対条件なんです。
大企業だってリストラや倒産がある時代
今の時代絶対に安定で一生安泰な会社なんて存在しないと思います。
例えば一昔前にJALが経営破たんするなんてこの世の誰も疑いもしなかったですよね。また、天下の東芝が不正改正で凋落するなんて予想出来た人間はほとんどいないと思います。
そして、昨今格差社会が進み企業、特に大企業と呼ばれる会社ほど従業員や消費者ではなく株主などの富裕層ばかりに目がいっています。
だから、何も考えずリストラや給料カットで一時的な黒字を作って敏腕経営者なんて言われて持て囃されている世紀末です。
何かあれば簡単に社員をクビにしたり給料を減らして見せかけの利益を追求する現代において絶対に安定なんてものはもはや幻想でしかありません。
絶対安定なんて思って生きているともしもの時に自分の人生が足元からひっくり返されることになるのでどの企業や組織に属するかは昔ほどあてにならないです。
また、大企業や公務員になってもうつ病になる可能性だって十分にあり得ます。
だから、企業や組織に依存する生き方は実は一番リスキーな人生設計なのです。
社内スキルの高さ=プライドに意味はない
社会人経験がある程度積んだ人間ならわかってもらえると思いますが、仕事ってそこそこな無能でも長く働けば必要最小限のことが出来てそれなりにはなるのです。
そして、怖いのが新入社員や若い時は謙虚に学んでいたのが傲慢になり油断するようになります。
そうなるとまず起こることは仕事に慣れたという状態を自分が頭が良いと勘違いする非常に痛い現状が起こります。
これは本当に恥ずかしいことだと思っています。
なぜなら、小学6年生が小学1年生に偉そうに全てをわかったような態度で分数の計算のやり方をドヤ顔で教えているようなものなんです。
小学1年生だって6年生になれば分数の計算くらい余裕で出来るようになるのに先にちょっと経験したからと言ってさも何でも知っているかの如く偉そうに語る様は醜悪以外の何物でもありません。
また、いずれ誰でも出来るような基礎的な知識など正直意味がありません。誰でも替えが効くということですから。
もっと最悪なのは社内だけでしか使えないような社内スキルを誇らしげに語ってしまったら人間として終わりです。
社内スキルがあると会社内だけでは重宝されることもあるかもしれませんが結局一歩外に出れば役に立たないのにプライドばかり肥大していきます。
一番くだらない社内スキルは社内の噂話など人間関係のあれやこれやを知っていることです。
このスキルは本当に社外で一切クソの役にも立たないのに何故か社内では自分は何でも知っているかの如くプライドばかりが高くなり意味が無いです。
安定だからと会社や組織に依存することは社内スキルのみを高めることになってしまい、いざという時プライドばかり高いのに能力は足りない人間になってしまうリスクがあるのです。
普遍的スキルの高さ=安定な理由
絶対的に安定な企業なんてものは存在しませんが安定に生きることは出来ます。
安定に生きるためには普遍的スキルを身につけることです。
既に一つの企業に自分の人生を何も考えずに預ければ良いなんて時代は終わってしまいました。
そのため、大事なのは企業に安定性を求めるのではなく自分自身に安定性を求めるのです。
どこに行っても通じる普遍的スキルがこれからの自分の人生を救うのです。
社内で褒めてもらえるスキルなんて一銭の役にも立ちません。普遍的でいくらでも潰しが利くスキルこそこれからの時代一番安定性があるのです。
普遍的スキルがあれば不幸にも会社が潰れてしまっても上司と対立して会社を辞めてしまっても全く問題ありません。
なぜなら、次の企業を見つけることが出来るからです。
安定とは大企業や公務員に勤めることではありません。
安定とは究極の所食い扶持に困らないことです。
だから、普遍的スキルを身につけ真の安定性を身につけることが大事です。
そのため、普段からの仕事でも他の企業に行っても通用したり評価してもらえる仕事は積極的にチャレンジして勉強していくことが大事です。
また、資格についてもそれ自体が絶対に安定なものなんて少ないですがどこへ行っても努力できる下地とアピールが出来るのは非常に大きいです。
安定性を本気で求めるなら徹底的に自分の頭で物事を考えて行動していくことが重要なのです。
まとめ
社内スキルばかり高めてもリストラされることはありますし、リストラされた後プライドばかり高く無理な条件ばかり高望みして転職活動が上手くいかない悲惨な結果になることだって平気であります。
本気で安定を求めるならば今の時代企業ではなく自分でしっかりと物事を考えて行動してどこへ行っても食い扶持に困らないスキルをコツコツと身につけていくことが重要なのです。
どのような人生・キャリアを積んでいけばいいのかわからない人はこの本を読んでください。