「俺が責任を取る」とかカッコいいことを言っていても実際は責任逃れをしたり、キレたりする嫌な上司や先輩なんて数多く存在しますよね。
そんなムカつく奴らはなぜ存在してしまうのかの原因と対処法を紹介します。
自分を大きく見せようとしているだけ
言っていることが矛盾している人は自分を大きく見せようとしているプライドが高い人が多いです。
例えば「俺に任せろ」とか「責任は私が取る」なんて威勢が良いカッコいいことを言っても実際に問題が起きると知らん顔する上司って多いですよね。
これは、本気で責任を取ってあげようと思って言っているよりは、自分のなりたい理想の上司像を自分なりに表現して気持ちよくなっているだけなのです。
気持ちよくなっていただけなのに実際に問題が起こって現実を見せつけられると、げんなりして素の自分が出てしまうだけなのです。
自分の影響がない範囲でカッコいいことを言って株を上げて良い上司を気取りたかったのに実際に自分に影響が出てしまい嫌がっているだけです。
ちょっとカッコよく見せたかったのに予想以上の問題が起こって矛盾した態度を取ってしまっているのです。
物事の本質を理解していない
言っていることとやっていることが違っている人で多いのが物事の本質を理解していないので支離滅裂なことになっている場合が多いです。
物事を正確に把握していれば基本方針はぶれないです。
言っていることとやっていることが違うということは、本質を理解せずその場の思い付きでなんとなく言ってみたり始めたりしたけど実際は思うようにいかない。
思うようにいかない時に、初心に返って反省していけば矛盾しても良いのですがそれを誤魔化すために矛盾に矛盾を重ねて意味不明なことになってしまっているのです。
物事の本質を理解せず適当に始めるとちょっとしたトラブルが起きた時にあたふたして場当たり的な対応になります。
場当たり的な対応が本来やるべきことと矛盾していくので、言っていることとやっていることが違う人になっていくのです。
老害で過去の栄光の夢を見ている
年をとっても立派な人はいますが、完全に年功序列で役職を外れても力を持っているような会社では老害が多いです。
老害は大体過去の栄光を夢見ていて、栄光にしがみつこうとします。
今の事業では通用しないことでも「昔ながらの理念が大事で今までこれで上手くいったから」と耳障りの良い様なことを言っても、老害の時代とは状況が変わっているので上手くいかないことが多いです。
そんな時に素直に認めてくれれば人格者として尊敬できるのですが、大体は上手くいっていないのにごり押ししたり、言っていたことと全く違ったことをなし崩し的に始めていくのです。
こうなると最初に言っていたことと違うことをしているので、「なんだ・・・こいつ?」となっていくのです。
老害になって、時代遅れなことを全力でやるので途中からおかしくなって支離滅裂な結果になります。
結果として言っていることとやっていることが違う意味不明な人になっていくのです。
本音を隠した言い訳をしている
言っていることとやっていることが違う場合で一番多いのが、本当は違うことを思っているのに世間体とかプライドとかが邪魔をして意味不明なことをしてしまう場合です。
簡単に言えば会社に染まってしまっていて心の奥底では矛盾しているとわかっているのに洗脳された結果脳みそは表面上良いことを言ってしまうのです。
よくある例として、「わが社はあくまでお客様、顧客重視の姿勢であり続けているからこそ成長してきている。この気持ちを忘れてはいけない」ともっともらしく素晴らしいことを言っている人っていますよね。
でも、実際は顧客無視とか何も考えずとりあえず値上げとしか平気でやるような上司や会社ってありますよね。
言っていることとやっていることが完全に矛盾しているのですが、この場合最初に言った言葉は自分自身に対する言い訳です。
本当は顧客とかめちゃくちゃどうでもいいし、会社よりも自分の生活の事しか考えていないのですが、それを本音で言うと角が立ちます。
また、値上げも出来なくなる可能性もあります。
だから、こんなにも全体のことを考えて頑張っている自分が努力しても無理だったから値上げさせてくれという言い訳をしているだけなのです。
恋愛でモテない人が恋愛とか興味ないと言っているのと一緒です。
本当は興味あるけどモテないという事実が耐え難いので最初から興味が無いからモテないと思われる状況に身を置いてしまっていると言い訳をしているのです。
怒らないからやってみろという言葉も、本当は失敗して面倒くさいことになったら怒るなんて言うとクズ扱いされます。
だから、良い上司を演じてそんないい上司すら怒らせる人が悪いと言い訳を無意識のうちにしてしまっているのです。
この言い訳によって会社の上司や先輩は言っていることとやっていることが違うことになるのです。
ただ、本心は言葉より行動した結果の方です。
人間は言葉ではなく行動で評価するのが間違いないです。
言い訳をして本心を隠しているから矛盾した人になるのです。
言っていることが矛盾している場合の対処法
言っていることが支離滅裂でストレスが溜まる上司相手の対処法を紹介します。上手く立ち回れるかで長く働けるかが決まります。
普通にシカトする
言っていることとやっていることが違う人は、正直に言って信用できない人物です。
いざという時に一切頼りにならない人に構うだけ時間の無駄です。
まともに対応してはストレスの元になります。
そこで、話半分に聞き流してシカトするのが大事です。
真面目におかしい人と取り合ってはいけません。おかしい人と関わると確実に精神が病みます。
相手の言動に一切期待しない、興味を持たないシカトの姿勢を貫くことでストレスが和らぎます。
いちいち反応したり考えたりするからストレスになるのです。
ダメな奴だといい意味で諦めてしまえばストレスが無くなります。
何をやってをシカトしておけばいいのです。スルースキルこそが人生を豊かにして救ってくれるのです。
スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法 [ 大嶋信頼 ]
遠回しに指摘する
どうしても一緒にプロジェクトを進めていかないといけない人だとスルーするばかりではいけませんよね。
なので、王道ですが遠回しに指摘するのが良いと思います。
間違ってもストレートに指摘してはいけません。
ストレートに指摘すると過剰反応して面倒くさいことになります。
なんかすっ呆けた感じで「あれ?経験不足ですみません!でも、この場合ってどうなるのですか?」って聞いておくことが大事です。
嫌われるかもしれないとシカトしても良いですが、逃げられない場合は嫌われる覚悟でしっかりと指摘することも仕事では大事です。
振り回されてしまうのは一生のストレス、言うは一時のストレスだと思いましょう。
嫌われたくないという気持ちが自分を潰してしまいます。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]
嫌な上司からは転職する
シカトしても指摘しても無理なら転職も視野に入れましょう。
人間関係のストレスでやることに悪いイメージがいまだありますが、人間関係って仕事をする上でめちゃくちゃ大事です。
必ず改善するなんてことは無いですが、やらなければ一生ストレスを抱えることになるので地獄です。
どうしても無理なら転職しましょう。
転職するときはこの本を読んでおいた方が良いです。
転職のテクニックにとどまらず自分の人生とキャリアの棚卸についての考え方まで学べます。まさに、一度でも転職を考えたら読みたい本です。
転職活動をする際は自分の仕事の適性や現在の適正年収を知っておかないと転職しても失敗したり、高望みし過ぎて転職できないこともあります。
ミイダスを使って自分自身を把握しておきましょう。
まとめ
言っていることとやっていることが違う人は、自分自身を良く見せようとして意味不明なことになっているのが原因です。
そんな人に真面目に構うだけ無駄です。極力スルーしてしまいましょう。
言い訳をせず努力するってめちゃくちゃ大変ですが、矛盾した人にならないように意識していきましょう。