学生時代勉強が出来て会社に入れば上司からも非常に評価が高い優等生。
しかし、優等生は出世してリーダーになると使えないことが多いです。
なぜ優等生は使えなくなってしまうのか解説していきます。
優等生は踏襲が得意
優等生タイプは勉強が非常に得意です。
勉強が出来ることは悪いことではありません。社会人になっても学ぶことは数多くあります。
しかし、勉強だけが得意な優等生は過去の踏襲しかしないので下っ端のうちは非常に役に立ち重宝しますが上の立場になると全く役に立ちません。
何故なら優等生は簡単な問題しか解かない。解こうとしません。
学校の勉強だけでなくその他資格の勉強でも言えることですが高得点の秘訣は難問を解く力を付けることではありません。
いかに効率よく難問は捨てて基礎問題を解けるかが大事なのです。
だからこそ、優等生は過去の事例から頻出する問題も一生懸命勉強して覚えるのですが上の立場になったら一切通用しなくなります。
上の立場になったら教科書通りな事なんて一切ありません。その時、その時で考え得る最善を追求していくことが大事です。
見たことが無い答えを誰も提示してくれない中で答えを出して進んでいくことが求められます。
それに対して基礎問題を解くことばかりに躍起になっていた優等生タイプは本来捨てていた難問を解けと要求されているようなものですから上手くいきません。
そのため、過去の踏襲をしているだけの優等生は下っ端の時は非常に優秀で重宝され出世していくのですが、出世してしまうと優等タイプとは別の能力を求められるので結果として使えないという烙印を押されるのです。
上司の好みに合わせ過ぎる
個人事業主でもない限り一緒に働く人間とは表面上仲良くやっていくことは大事です。
ただ仕事である以上決して会社の人間は友達ではありません。だからこそ、上司であってもある程度は意見を言っていくことが大事ですし個性を出して働くことが結果として組織のためになると思っています。
しかし、優等生タイプはあまりにも型にはまり過ぎます。上の人間、上司には決して逆らわず上司の好みに合わせた言動を行います。
もちろんある程度は社会人として必須のスキルなのですが上司の好みに合わせているだけでは組織が良くなっていきません。
特にリーダーになると自発的に組織のための最善を追求することが求められますが優等生タイプは上の人間の好みに合わせることばかり考えているのでいつまでも一人立ちが出来ません。
リーダーになっても上の人間が消えるわけでは無いのでいつまでも上の人間の顔色を伺って物事を決めようとするためリーダーとして存在する意味が無いです。
また、リーダーである以上上の人間と対立してでも通すべき案件、守るべき事柄がありますが優等生はそれらすべてをなあなあで終わらせようとするので下からの信頼も無くなります。
このように好みに合わすことばかりで楽をしているので優等生タイプはリーダーになってしまうと培ってきた理想や考えが無いので使えないと思われてしまうのです。
反骨精神が無い
社会に出て働くうえで一番大事なことは上司に好かれることでも仕事が誰よりも出来ることではありません。
圧倒的にメンタルが強いことが一番大事です。
優等生タイプは上の人間には逆らわず上手いこと生きていこうとしているので反骨精神を持ち何かを変えてやろうという気概が全くありません。
徹底して自己保身を図るので結果としてマイナスになる行動を取ります。
簡単に言えば自分の頭で物事を考えて行動する力が無い。地頭が悪いと言えます。
否定されても上手くいかないことがあっても自分の頭で考えたことを信じて実現させてより良くしていこうという気持ちが無いのでリーダーになってしまうと簡単に折れてしまうか何もせず肩書だけある置物になります。
リーダーに求められるのはとにかく結果です。努力した過程を認めてもらえるのは下っ端の時だけです。
リーダーである以上何事もないように現状維持に固執すれば変化が早い現代においては結果を残せないどころかマイナスな事しか起こりません。
そのため、自分でやっていこうという気概が無くすぐに折れて現状維持が最善と思ってしまう優等生タイプはリーダーになると物足りなく使えないと思われてしまうのです。
まとめ
優等生は真面目で基礎的な知識もあり決して無能でありません。
しかし、リーダーとしての自発的に物事を考えて行動して責任を負い結果を出すという事柄に対しては向いていないので使えないと思われてしまうのです。
生きる力が弱いとも言えます。
優等生タイプはリーダーではなくサポート的な役職につければ最大限に能力を発揮できるのでリーダーにしないようにしましょう。
嫌われている使えないリーダーは確実に優等生タイプであり本人も周りも不幸なだけです。