生きるために働くのであって働くために生きるのではありません。
社員を洗脳するブラック企業ではその当たり前が完全崩壊します。
ブラック企業は洗脳の手口だけは優秀なのです。
そんなブラック企業の洗脳過程を紹介するので当てはまったらすぐに逃げましょう。
社員を洗脳するまでの過程
ブラック企業が社員を洗脳するまでの過程はどのようなものか説明します。
残業時間が少なくても精神的負荷をかけるだけで洗脳が出来るので長時間労働は絶対条件ではありません。
長時間労働は洗脳速度を速めるツールです。
論理性のない感情論で全否定
洗脳の手順は宗教にハマらせる手順と同じです。
まず初めに人格攻撃をして相手を全否定するのです。
洗脳するようなブラック企業はおかしいところが数え切れないくらいあります。
それに対して新しく入った人は当然おかしい部分に気付いて指摘をします。
それに対して全く論理性のない意味不明な感情論でごちゃごちゃわけのわからないことを言って混乱させて全否定してくるのです。
よくあるやり方として以下のものがあります。
「自分にもそんな時期があったな~、お前も年を重ねればわかる」
「お前には見えていない世界があるから軽々しく言うものではない」
「昔のことを知らないからそんなことを言うんだ!」
心当たりがある人いませんか?
一瞬納得しそうですけど、何にも論理性が無いです。感情論です。
まず、年を重ねればわかるって年齢の優位さを盾にして偉そうにしているだけで具体的な内容について語っていません。
わかるように伝えるのが仕事です。
見えていない世界に関してもスピリチュアルな感じで仕事をしてはいけません。
見える化を進めるのが仕事のはずですよ。
そして、昔のことなんて昔の人しか知らないので意味のないマウントを取っているとしか言いようがないです。
昔の重要性と現在との差異から生じるものを検証しないと意味がないです。
このように論理性も無く感情論全開で全否定されて何が何だかわからないようにして自分が悪いかもと思わせるのです。
具体性のない夢を語る
人格を否定した後は急にいい人ぶります。
「自分の会社はお客様あってのものだから」とか「がむしゃらに残業することで自己実現と成長が出来る」とか「熱い思いがあって言ってしまうだけでわかってほしい」
みたいな悪行を全て善人ぶった言い回しで丸め込もうとします。
そして最後には「みんな頑張っている。みんなで頑張ろう」という全体主義を前面に押し出してくるのです。
具体的にお客様に何をしてお金を稼いで社会的な意味がある会社なのか説明するのが普通ですよね。
残業=偉いなんて時代は終わっています。
どういった仕事で残業をやむなくしてそれが何の意味があるのか検証するのが本来の運営側の仕事です。
熱い思いより大事なのは結果です。会社はスポ根漫画ではないです。
このように一見すると良いことを言ってより間違っているのは自分でこの人たちはいい人だと思わせるのです。
ストレスを当たり前にする
人間は慣れの生き物です。
どんなに過酷な状況でもそれに適応するのです。
精神的負荷がかかる状態を当たり前にすることで完璧に感覚を狂わせます。
普通だったらストレスから逃れるために行動します。
しかし、ずっとストレス状態にあると学習性無気力になります。
どんなに不都合な状態でも逃げなくなるのです。
こうなってくると次第に「よそはもっと大変だから」とか「これが世間の普通であって文句を言うのは自分が弱いから」とか「どうしようもない」
みたいに絶望感に襲われていきます。
ヤバい状態を正常状態と認識させていくのです。
責任を分散させる
会社では上層部が責任を負って行動していかなければ絶対に会社が破たんします。
でも、ブラック企業では上層部は責任を負いません。
何をするかと言えば責任を分散させるのです。
よくあるのが大量に会議を開いて「みんなで決めたことだから」とか「全員で頑張っていくのが大事」
みたいなことを言って本来負うべき責任を下の人間に押し付けます。
ヤバい状況ですが、ヤバいことに慣れているので「誰が悪いわけでも無い。上の人も頑張っているし、自分も悪い所がある」なんて思い始めます。
本来負うべきでない責任、仕事を押し付けて不必要に悩ますことでより相手を会社以外考えられないようにしていきます。
仕上げに優しい言葉をかける
ここまで来たら最後の仕上げです。
ここで優しい言葉を掛けるのです。
「あなたのことは期待している」とか「君がいないと会社が回っていかない」とか言い始めるのです。
極めつけに「他の奴らは馬鹿だ!色々意見を出してくれる君にしか任せない」という散々否定した意見を持ち上げ始めるのです。
ここまで来ると洗脳が完成されて、今まで憂鬱な気持ちで働いていたのがもの凄く軽い気持ちで生き生きと働けるようになります。
会社のために尽くす社畜の完成です。
洗脳された社畜の特徴
実際に洗脳されてしまった哀れな社畜をどんな働き方をするのかその特徴を紹介します。
自主的な残業を始める
残業なんて誰もがしたくないはずです。
それなのに「これは趣味だから」とかわけのわからないことを言いだして残業するようになっていくのです。
また、「これはお客様のためだから必要な仕事で常に自分はプラスαを仕事を自発的に提供している」という頼まれていないことをします。
プラスαは指示を受けてお金を稼げる見込みを持ってやるべきです。勝手にやるのは自己満足です。
酷くなると「休日の方が電話がかかってこないから休日に仕事すると捗るから最高」なんて言い始めます。
休日は休む日です。完全に意味不明です。
プライベートは優先しない
プライベートの用事があるのに、緊急でない仕事の予定が入る。
普通だったら明日にでもやればいいですが、洗脳されるとプライベートより仕事の優先順位を高くします。
常に何かあったら仕事を優先してそんな自分を誇らしく思うようになります。
どんどん自分を会社という狭い世界に押し込んでいくのです。
会話の内容が会社のみ
洗脳されてると人生が会社になります。
なので、トークテーマが常に会社です。
人のうわさ話と誰かの悪口を延々と言ってるだけになります。
ほとんどの人間が洗脳されていると表面上はみんな仲良しごっこを繰り広げていつでも一緒にいようとします。
でも、心の奥底でストレスがマグマの様に沸騰しているのでお互いを監視して常に悪口を言い合えるネタを探しているのです。
監視社会を勝手に築き上げていくのです。
洗脳されていない奴を叩く
洗脳されている人は洗脳されていない人を叩きます。
自分がいかに会社のために滅私奉公で尽くしているのかの証明に洗脳されていない人を叩くことによって証明するのです。
「なぜあいつは残業しないのか!!!」とか「自分は直談判するくらい会社のことを熱く思っているのにあいつらはしょうもない」とかしょうもないことを言います。
残業しないのは普通だし、直談判なんてものが日常的に認められれば会社のシステムが完全に狂います。
洗脳された人はポイントを稼いで会社に尽くしたことを誇りたいので徹底的に染まらない人間を排除しようとします。
洗脳されているなら逃げろ、される前にも逃げろ
今までの特徴や状況に当てはまったら逃げるべきです。
洗脳されると休日に楽しみが見いだせなくなるし、心が壊れて人生を無駄にしてしまうのです。
会社に染まってしまっては絶対にいけません。
自分の人生は自分で守らないといけません。特に一生涯会社が守る時代は終わったのでこんな生き方をすると最後後悔する人生になりますよ。
だから、まだヤバいと思えるうちに逃げましょう。
ヤバいと感じられなくなったら洗脳を解くことは出来ません。
早めの転職が自分の身を助けることになります。
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まとめ
ブラック企業は隙あらば社員を洗脳しようとしてきます。
洗脳されると身も心もボロボロにされて人生を台無しにしてしまうのです。
ヤバいと気づいたら早めに逃げることをオススメします。