簿記2級は意味がない?転職に有利?取得して良かったメリットを紹介

簿記2級を取得しても何の意味も無いなんてこともたまに聞きます。

確かに資格だけで評価されるほど働くって甘くないですが、簿記2級は決して意味がない資格であるとは思いません。

実際に取得してみて良かったメリットと転職活動を通して有利だったかどうか紹介したいと思います。

簿記2級が意味がないと言われる理由

簿記2級が意味が無いと言われる理由として最も大きいのが、簡単に経理職へ転職が出来ないからです。

経理職は間接部門なので言葉悪く言えば何一つ生産もしていなければ営業もしていない仕事です。

 

それゆえに、楽そうだからと簿記2級を取得して転職を試みようとする人が数多くいますが甘くないのが現実です。

 

経理職は利益も生み出さないので、人を多く配属させるわけにはいきません。

そのため、狭き門です。

 

それに加えて希望する人も多いため比較的過剰な状態な中で企業で欲しがるのは未経験より断然経験者です。

資格取得学校では簿記2級があれば中小企業までの基本的な経理が出来るなんて謳われますが、実務と知識は大きく違います。

 

資格で学んだことより企業に合わせて杜撰な部分もあれば、より深く問われ考えなければいけない部分もあります。

これが知識だけだとどうしても通じません。

 

そのため、経験者優遇で未経験の資格持ちは優遇されにくいので簿記2級を取っても報われないことが多く意味が無いと考えられてしまうのです。

簿記2級を取得して良かったメリット

実際に簿記2級を取得して個人的には良かったと思っています。

簿記2級を取得して良かったメリットは3つです。

少しでも手当てが付く

経理職は特に利益を上げる仕事ではないので、大きな会社で高度な経営に携わる仕事をしない限り給料が安いです。

そんな安月給になりがちな経理の給料を少しでも上げてくれるのが簿記2級です。

 

簿記2級は基礎であるがゆえに会社としても持っておいてもらいたいわかりやすい資格なので手当てが付くことが多いです。

大体5,000円程度しか増えませんが、それでも1年で6万増えるのは結構大きいです。

 

また、簿記2級があるから何か具体的に変わるとかは決してないのですが、勉強する意欲があるとわかってもらえるだけでその後の扱いも多少なりとも違います。

資格は色々ありますが、単なる自己啓発とか趣味とかではなく、確実に給料と仕事に反映されていくのが簿記2級なのです。

経理職で転職する場合の身分証が手に入る

資格はそれだけで全てが完結するものでは決してないです。

会社では資格より実務経験が年を取るごとに大事になっていきます。

 

経験が第一に重要なのは間違いありませんが、実際にその知識や経験を裏付けるものってなかなかありません。

上手くアピールするぐらいが関の山です。

そこで対外的に証明になるのが簿記2級という資格です。

 

とりあえず、経理として一通りの基礎知識は当然習得していることを証明できるわけです。

それに加えてイレギュラーな実務に即した対応もしてますとアピールできれば、なかなか良い人材と思いますよね。

 

何をアピールするにしても指標があるとやりやすいので簿記2級は取得する価値があります。

最近の簿記2級は難しいですが、それでも経理としての最低限のランクが簿記2級の様に線引きされている感はあります。

基本的な知識の習得により実務経験にも活きる

資格より重要なのは実務です。

実務と経験が何より大事なのは言うまでもないですが、だからと言って基礎を疎かにしてはなんとなくわからないままに仕事を続けることになってしまいます。

 

今まで実務中心にやってきた人が簿記2級を取得すると、今までやってきた意味が理解できて世界が少し広がることは間違いないです。

 

机上の空論より実務経験の方が大事ですが、だからと言ってしっかりやらなくていいわけでは決してないです。

 

やっている仕事の意味を知って、出来るだけ本来すべき形に修正していくように自ら働きかけることが出来るようになっていきます。

そうなると、単なる単調になりがちだった仕事に面白みが増えていくことになるので毎日が充実していきます。

 

実務経験に加えて資格の証明があれば、まさに鬼に金棒なので簿記2級でも転職時において結構役に立つことは間違いないです。

簿記2級は転職に有利より無いと駄目な資格

簿記2級があると転職が有利になるとも聞きますが、結論から言えばそんなに有利にはならないです。

厳密にいえば経理職にとって運転免許証みたいな立ち位置なので、むしろ持っていないとダメな必要最低限の資格です。

 

そこそこの経験年数で持ってないと

「なんで持っていないの?」

と聞かれてしまうことは間違いないありません。

 

特に未経験から転職しようと思うと、運転免許証が無いのに車が乗りたいと言っているようなものなのでよほど若いかポテンシャルが無いと落とされます。

そのため、有利より自分がしっかりと基礎知識はあると証明するための資格なので特段有利になることは一切ありません。

 

無いとダメな資格なので取ってスタートラインに立てたと考える方が世の中の採用実態に即していると思います。

 

経理関係に携わったり会社の実態を知りたいなら持っていて決して損のない資格なのでチャレンジする価値はあります。

勉強法はこちらを参考にしてください。

毎年難易度が高くなっている簿記2級。 昔と比べて試験範囲も広ければ試験時間も短くなって受かるの難しくなっています。 ...

まとめ

簿記2級が意味が無いかと聞かれればそれは絶対に違います。

・経理職を目指すなら最低限持っておきたい資格

・多少なりとも手当てが付く

・実務経験があればより活きて仕事にも転職にも役立つ資格

基本的にはメリットが沢山ある資格だと言えます。

 

ただし、簿記2級があれば経理に未経験でも簡単に転職できるとか30代以上で考えていると意味が無い資格であると思ってしまうことが多いです。

資格を取ったら偉いのではなく、どのようにその資格を活かせていけるのか自分の状況を踏まえて考えていくことで簿記2級は役立ち度が変わります。

 

基本的には簿記2級は取っておいて決して損のない資格です。

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