仕事の効率化を進めていくことが推奨される現代でありながら、人に仕事を教えず属人化して自分ばかり残業して効率が悪い人。
自分の仕事を手放さないことで忙しい人と暇な人ができてしまい業務量がアンバランスになって非常に効率が悪くなります。
仕事を手放さない人はなぜ抱えるのか、そして自分が手放さない人の後輩になって困ったときの対策を実体験から紹介します。
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仕事を渡さない、手放さない人の心理
仕事を渡さない、手放さない人は基本的に嫌がらせで仕事を抱え込むことはありません。
嫌がらせで仕事を抱え込んでも得することはないからです。
仕事を抱え込んでしまうのは基本的に自己保身の感情論から来ています。
その理由を3つ紹介します。
お払い箱にされたくない恐怖
仕事を教えてくれない、仕事を手放さない人は基本的には臆病です。
例えば、自分より若くて仕事が早い人が自分の仕事を覚えてしまったらその人は用済みになってしまうわけです。
新しい仕事を一から覚えて挑戦するか解雇されないにしても、邪魔者として扱われてしまうことは間違いないです。
基本的には会社が成長して新しい仕事に挑戦する場を提供できないのが一番悪いのですが、自己保身を考えると仕事を抱え込んで自分だけの居場所を作る方が楽です。
自分しかわからないようにすれば、お払い箱にされるような危険はなくなるので恐怖心から仕事を教えないようにしているのです。
自分の価値を示したい
仕事は暇より忙しい方が実はマシです。
仕事で暇だと楽だと思われるかもしれませんが、何のために働いているのか完全に目的を見失って嫌気が差します。
この忙しい方がマシであることを変にこじらせると忙しい=素晴らしいと感じるおかしな人が出来上がります。
自分で仕事を抱え込んで忙しくしても、周りからすれば迷惑以外無いのですが自分の中では充実感を感じます。
そして、この充実感を持って自分に価値があると酔いしれているのです。
専門家ぶって気持ちよくなりたい
人は誰でも専門家になりたがるものです。
正しい努力をして本当に専門家になってくれるのなら別にいいのですが、努力はしたくないけど専門家になりたがる粗悪な人がいます。
そういった人はどうするかといえば、正しい努力ではなく人に仕事を教えず属人化させて自分しか出来ない仕事にどんな簡単な仕事でも仕立てあげます。
ぶっちゃけその人にしかできない仕事なんて無いのですが、一瞬面倒になっても改善しようなんて人はかなり少ないです。
必死に居場所を作ろうとすることを許容すると大した仕事でないのにこの人しかできないなんちゃって専門家になります。
専門家になると自分がいないと回らない万能感とみんなが自分に聞いてきてくれる有能感が味わえます。
最高に気持ちいいのでそんな地位を手放したくないのです。
仕事を渡さない人への対策
仕事を手放さない人は基本的に厄介です。
感情論でそういったことをしているので仕事をよこせと正論を言ってもこじれることは間違いないです。
面倒な人への対策は3つです。
自分で新しく仕事を作る、相談する
仕事を抱え込んで離さない人から正論を言って仕事を渡してもらうことはほとんど不可能に近いです。
仕事を一生懸命もらおうとすればすれば何も悪いことをしてないのに関係がこじれることは間違いないです。
そこで一番有効なのが自分で仕事を新しく作ることと、上司に相談することです。
仕事を手放さない人は基本的には新しいことに一切挑戦せず同じ仕事をひたすらにこなしていい気になっています。
つまり、本来はもっとよくできる部分への改善がおろそかになっている可能性が高いです。
自分でその職場で足りていない部分を見極めて新しい仕事を作り出してしまうのが有効です。
その時に勝手に新しい仕事をすると怒られる可能性もあるので上司に新しいことをやる旨と仕事を手放してくれないことを相談しましょう。
新しいことをやってくれる意欲が評価されることは間違いないですし、運が良ければ仕事を手放さない状況が良くなることがあります。
とりあえずは腐らず新しく仕事を作り出して自分の居場所を作るのが大事です。
子分になる形で仕事をちょっとずつもらう
仕事を手放さない人は自分の仕事がなくなることを何よりを恐れています。
解雇されるかもしれないし、自分が偉そうに振舞えなくなることが苦痛だからです。
そこで、有効なのが相手の地位を脅かすような人ではないことをしっかりと証明していくことです。
仕事を手放さない時点で大した人ではないですが、自分が下手に出て子分のように振る舞い少しずつ仕事をもらえるようにしましょう。
偉そうに振舞っても脅威を感じられるだけで何もしてもらえることはありません。
子分として媚びへつらい少しずつ仕事をもらうようにしましょう。
会社も自分も成長しない淀んだ会社になるから転職する
仕事を手放さない人ってなぜ発生してしまうかというとその人個人が悪いわけではなく上司が悪いからです。
仕事を手放さない人は恐怖心からやってしまっているのである種しょうがない部分があります。
だからといって、そんな状況を放置して見て見ぬふりをしている上司が一番の問題なのです。
仕事を手放さない人にあたってしまうと、まず自分が仕事をしないわけですから成長は一切しません。
そして、同時に会社も成長をしないのです。
仕事を手放さずひたすらに同じ仕事をしているだけの人と仕事がない人、そしてそれを放置する会社が成長するとは思えません。
そういった会社ってなんかこう経験した人しかわからない淀んだ諦めに近い雰囲気があります。
自分が成長しなくても会社が安泰なら別にいいですが、おおよそは大した成長もしないか毎年少しずつ悪化しているはずです。
給料も上がらないし、そんな状態で放り出されることがあると自分が一番困るので仕事を作り出せる環境でもないなら転職するのが良いです。
転職活動をする前にまずは自分の本当の適正年収と向いている業種を知っておきましょう。
仕事は合う合わないが存在するので今一度自分がどんな仕事に向いているのか知っておきましょう。
敵を知り己を知れば百戦危うからずです。
仕事の適性把握にはミイダスが有効です。
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実際に活動するときはキャリアアドバイザーを活用しましょう。
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つまり、キャリアアドバイザーが付くような転職サイトはお金がかかるので経営能力が無いブラック企業は登録も出来ず、そもそもが弾かれています。
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さらに、めんどくさい履歴書、職務経歴書は上手いこと添削してくれるし、面接では過去にどんな質問があったか教えてくれます。
自分のキャリアの棚卸しも様々な事例をキャリアドバイザーとして見ていることから、手伝ってくれたり方向性を示してくれます。
時間がない中でも効率よく転職活動が可能になるのです。
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あと、実際に活動してみて思ったのがキャリアアドバイザーは複数登録しとくべきです。
人によって相性が絶対にあります。
全員が全員優秀ではないので色々自分の目で見て比較した方が良いです。
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相手も複数登録前提で話を進めているので逆に一つだけだと足元を見てきます。
失礼なキャリアアドバイザーっていますからね。注意しましょう。
むしろ複数登録でないと損していますよ!
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まとめ
仕事を手放さない人は基本的に嫌がらせをしているわけではありません。
多くは自分が実力がないことを知っているので、自分の地位を手放してしまいお払い箱にされることに恐怖しています。
普通は上司が新しい仕事を作ってそんな状況にならないようにするはずですが、それもしてくれていないということは会社の成長性も怪しいです。
うまく自分で仕事を作り出せるなら良いですが、全くもってどうにもならないなら転職してしっかりと仕事がある場所で働くのが一番精神に良いです。