B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 感想 全盛期を超えていくお二人

9月6日にB’z LIVE-GYM Pleasure 2018豊田スタジアムに参加して改めてB’zの凄まじさを目の当たりにしました。

30周年を迎えて二人とも50歳を超えていますが今なお進化し続けるB’zの素晴らしさを感じ取れるまさにpleasureなライブです。

全盛期はいつだったのか

B’zは2018年デビュー30周年であり常に日本のトップを走り続ける化け物アーティストです。

30周年活動しても老若男女が知っておりファンがおり、本当にいつまでも凄いため一体いつが全盛期であったかわからなくなってしまいます。

年を重ねるごとにパフォーマンスがどんどんしょぼくなったり声が出なくなっていくなら全盛期がいつであるのか思いを馳せることが出来るのですが年を追うごとにパワフルで派手なパフォーマンスとむしろ以前より声が出ていると思わせる稲葉さんの凄さに圧倒されてしまうのでいつでも今が全盛期であると感じさせられます。

しかし、あえて全盛期を失礼を承知で言わせてもらえるならば1995年前後であると思っていましたし今回の30周年ライブでもB’zのお二人が1995年をかなり意識しているように思いました。

なぜ1995年が全盛期であるかと言えば理由は3つあります。

1つ目がLOVE PHANTOMという邦楽史上最高傑作の存在

LOVE PHANTOMは誰もが一度は聴いたことがある名曲です。長いオペラのような優しい前奏から一転いきなりパワフルなサビに入る緊張からの緩和。そしてそこから息もつかせぬほど流れるメロディーで聴く人の心を捕らえて離しません。さらに歌詞も一曲の中で説教臭くもなく一つの愛しく切ないストーリーを描き切っているのでまさに邦楽史上最高傑作に恥じない素晴らしい作品なんです。

この名曲LOVE PHANTOMを発表したのが1995年です。そして2018年のライブのHINOTORIという曲はこのLOVE PHANTOMの続編という立ち位置でLOVE PHANTOMに挑戦しようという気概から作られたという経緯があるのです。

B’zのお二人にとってもLOVE PHANTOMはやはり特別であるという気持ちがあるように感じられます。

2つ目がB’z LIVE-GYM Pleasure ’95 “BUZZ!!の存在

このライブではファンの中では伝説となっている演出があります。ALONEという曲では稲葉さんが自らピアノを弾きながら歌いそのピアノの上で松本さんがギターを演奏するというマルチな才能を見せつけたりします。

そして何と言っても欠かせない伝説がやはりLOVE PHANTOMなんです。1つ目の理由でも挙げましたがここでもLOVE PHANTOMが出てきます。B’zのお二人だけでなくファンにとってもLOVE PHANTOMは特別で最高な伝説なんです。

このライブでLOVE PHANTOMは初披露だったんですがなんと演出で稲葉さんが高さ3~4階ぐらい(もっと高いかも・・・)の高さから飛び降りるという度肝を抜くパフォーマンスを披露したんです。

そんな素晴らしいものを名曲とともに見せられれば誰だって忘れられなくなります。まさに伝説をLOVE PHANTOMと共に作ってしまったのです。

このようにB’zにとってLOVE PHANTOMという曲は単なる名曲であるという枠に収まらない非常にスケールの大きい伝説として君臨しているのです。

さらにこのライブは稲葉さんが勝新太郎さんからもらった帽子を被りながら出てくるというパフォーマンスもありライブの完成度の高さもさることながらファンの中では話題に事欠かない絶対に知っておきたいライブなんです。

3つ目の理由がアルバム「LOOSE」の存在です。

B’zのアルバムは正直ファンの自分からすれば全て最高なのですがそれでもどれか一つ選べ(ベストアルバムは除く)と言われればやはり1995年発売の「LOOSE」を選びます。

このアルバムは全てにおいて完璧なんです。B’zらしさが前面に出ていてファンじゃない人が聴いても捨て曲が一つもないような完璧なアルバムであると言えます。

このアルバムはB’z自身初の300万枚を突破する売り上げをたたき出しオリジナルアルバムでは最高売り上げを達成した怪物アルバムです。

記録だけだとB’zっていつも凄いじゃんって思われそうなのでもう少し語ります。

このアルバムはB’zは二人であるという原点・初心に返って制作されており二人にとってもターニングポイントになるような作品なんです。シングル曲をいくつか入っていますがそのどれもが名曲揃いです。しかもLOVE PHANTOMが入っています。

このように「LOOSE」は二人にとって原点・初心に立ち返って成長して成功した最高傑作のアルバムであると言えます。

これら3つの理由からB’zの全盛期は1995年であると勝手に自分は決めつけさせてもらいます。

1995年とLOVE PHANTOMを超えて行け!!

なぜB’zの全盛期をここまで頑なに求めてきたかと言えば全盛期を定義しないと30周年のB’z LIVE-GYM Pleasure 2018が120%楽しめないからなんです!!

自分はライブが始まる前ツアーパンフレットを買ったのですがその中にB’zのお二人がLOOSEの看板を破って出てくるような写真があったんです。最初は????な感じだったんですけどライブが始まってから納得しました。

と言うより前情報のHINOTORIがLOVE PHANTOMの後継曲であるという意味が全て理解出来ました。全てが一つに繋がり感動したと同時に全盛期を超えてやるというB’zお二人の気概に感動して震えました。

B’zはいつも一杯勉強してさらに成長した姿を見せますと常に謙虚な姿勢を見せ本当にパワーアップしているのですが50歳を超えた今でも嘘偽りなくファンにその姿を見せていこうとする気概に本当に言葉もありません!!

 

今回のライブ演出で伝説が二つ再現されました。一つはALONEの演出です。稲葉さんがピアノを演奏しながら歌いさらにピアノの上で松本さんがギターを演奏するというBUZZのライブでの再現が行われました。実際に見るのは初めてなので本当に感動すると同時にいつまでも勤勉で挑戦を辞めない二人に心底感動しました。

そして何より度肝を抜かれたのがやはりLOVE PHANTOMの演出です。伝説の演出が再現されました!!

始めて伝説を刻んだ時は稲葉さんは30歳ぐらいでした。今は53歳、54歳です。普通に歌っているだけで一般人からすれば信じられないのに歌った後さらにバンジーで飛び降りるのですから唖然としました。その後死ぬほど叫び狂いました。伝説を生で見れると思いませんでした。また、今でもその気になればこのくらいのパフォーマンスが出来るんだぞとファンに対するメッセージでもあるのかと感じました。いつだってカッコよくて最高で挑戦的で何度でも復活するまさに火の鳥にふさわしいライブ演出です。感動しかありません!!

さらに凄いことがあります!!他のライブではわかりませんがZEROという曲で2008年以降イントロでグルグル回ることをしなかったのですが回ってくれました。泣きました!!

グルグル回る演出は自分が一番好きで好きでしょうがない演出なんですが封印されており年も年だし流石にきついんだろうと思っていましたがやってもらえました。大好きなので自宅で真似しようとやってみたことあるんですがめちゃくちゃ気持ち悪くなります。その後普通に歌うとか正気の沙汰ではないと感じるくらい目が回ります。それを50過ぎの人間がやってのけるのですから震えるのも当然です!!

そして歌声も全盛期を超えてやろうとしてるんですからB’zという存在にひれ伏すしかありません!!

普通50歳を超えれば衰えるじゃないですか。30歳の時と同じような事が出来るわけないじゃなですか。そんなの誰でもわかることじゃないですか。

しかしB’zは稲葉さんはむしろ超えて進化しています。本当に怪物です。

その凄さがわかる歌がReal Thing Shakesです。

まずLOOSEの映像が流れます。この時点でLOOSEのライブの時の様にReal Thing Shakesをやるのか・・・。でも原キーでは無理だなって思ってました。

それというのもReal Thing Shakesという曲は頭がおかしいぐらいキーが高いんです。カラオケでは絶対に歌えないレベルで高いし流石に下げて歌うしかないだろって思いますよね。あくまでこれからも全盛期を目指して頑張るからよろしく的な演出だと思うじゃないですか。

稲葉さん普通に1番のみですが原キーでしかも昔よりめちゃくちゃ声が出ているので呆然としました。とんでもないくらい声が響くので体中の水分が震えて鳥肌が立ちました。不死鳥なんて言葉すら生ぬるいまさに生きる伝説です。

30周年ライブはまさに火の鳥の如くいつまでも止まらず終わらず進化し続けてきて全盛期を超えていこうとするB’zの凄まじさが全身でビンビンに感じられる最高のライブであると言えます。

最高傑作アルバムLOOSEを破って進化して超えて行くという意思からツアーパンフレットでは看板を破っていましたし、HINOTORIは最高傑作LOVE PHANTOMに挑み常に挑戦し続ける気概を感じさせられ1995年を知っていると感動しかないライブです。もちろん新規でもめちゃくちゃ楽しめますがB’zの歴史を知っているコアなファンほど感動する演出であると思います。

むしろB’z LIVE-GYM Pleasure 2018(1995)と加えてもらいたいレベルです。

ほとんどが過去の特に全盛期をリバイバルした演出なのでネット上では物足りないという意見もありましたが勝手に全盛期を定義してその全盛期演出と比較してみると物足りないどころかむしろ進化する真摯な姿勢と気概に感動して泣いてしまうこと間違いなしの30周年ライブであると断言します。

B’zはいつだって予想を超える最高のアーティスト

このように30周年を迎え今なお進化し成長し続ける全く持って予想できない。予想しても予想の斜め上を常に超えていく最高のグループがB’zです。

B’zが活動しライブに行ける瞬間はまさにPlesere以外の何物でもありません。

いつでも全盛期を超えて凄いお二人ですが必ず終わりというものはあります!!

生きているうちに1秒でも早くB’zを知り1回でも多くライブに参加することを強くオススメします!!いつだって出し切るまで全力でやるお二人に絶対に感動して震えます。

自分自身に厳しくファンのことを真摯に考えてくれる日本史上最高のグループであると自分は思っています。

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