転職活動は大体が3カ月から6カ月で決めています。この情報だけ聞くと焦りますが在職中なら長期戦でも全く問題ありませんしむしろメリットだらけです。
なぜ在職中の転職活動は長期戦でも良いのか理由を説明します。
安定した収入がある
会社が嫌で嫌で仕方が無く勘弁してくれと思うからこそ転職活動をするわけなんですが、よほどブラック企業でない限り今すぐにでも辞めなければいけない理由なんて存在しません。転職活動は在職中でも良いんです。
その理由として勢いで辞めてしまうと当たり前ですけど収入が無くなります。収入が少ないから辞めて転職しようとしてもいきなり全くの無収入になるのはきついです。
自己都合で退職した場合3か月間は待期期間でお金が貰えないので少なくとも3カ月は援助が無い限り完全な無収入ニートになってしまいます。
さらに、転職活動は地元で簡単に見つかれば良いですがなかなか上手くはいきません。自分の地元が田舎である場合そもそもの企業数が少ないので東京や大都市圏と比べて難しくなります。
そうなるといつまでもニートをしているわけにはいかないので仕事を探すのですが県外にわざわざ行かなくてはいけません。交通費を完全に出してくれる会社ばかりではないので実費になります。
安定した収入が無いと実費で色々転職活動をすればみるみる貯金が減っていき真綿で首を締めるような重苦しい気分になってしまいます。
その点在職中であればとりあえずは収入が安定しているので県外で就職活動を行っても貯金がみるみる減るなんて事態は避けられるのでかなり精神的に余裕があります。
焦らず活動が出来る
転職活動で一番まずいのが焦ることです。
会社を辞めてしまった場合空白期間が長くなると転職で不利になるのである程度活動して上手くいかないととりあえず内定が出たところに飛びついてしまう可能性が高くなります。その結果転職活動が失敗したら何のために転職したのか意味が分かりません。
しかし、在職中であるならばとりあえずは収入があるし、例え長期戦でも空白期間で出来ることは全くないので焦らず活動することが出来ます。
だから、落ちても焦る必要が無いし受けたくもない企業を妥協して受ける必要もない。また、正直微妙な企業から内定を貰っても喜ぶことはあっても変に飛びつくことが無くなります。
自分を客観的に冷静に分析してから入社する企業を選ぶことが出来るので焦りからくる失敗を起こすことが無くなります。
そのため、在職中でじっくりと腰を据えて活動した方が長い目で見た時に自分が納得する決断を下すことが出来るのです。
ただ、実際の転職活動は在職中だろうが離職しようが簡単ではないですし、一番大事なのは決して諦めない強靭なメンタルです。
実際の転職活動で気を付けなければならないことは以下の記事を読んでください。
色々な企業を見れる
転職活動を長期間行うことで色々な企業の情報を知ることが出来ます。
転職活動なんて言っても所詮縁という名の運です。自分が転職活動している時期に求人を出している企業の中から選ばなくてはいけませんし、景気が悪ければそれだけ求人が少ないです。
だから、慌てて離職してしまうとその時期の限られた企業の中で選ばなくてはいけないので自分が納得できる企業があるかは完全な運ゲーであると言えます。
しかし、長期戦で転職活動を行うならば様々な企業を見ることが出来ます。例えば求人が多い1~3月、6~9月が一番採用活動が活発化しますがそれ以外の時期に穴場的な企業があるかもしれません。
どんなに計画的に求人が多い時期に辞めても所詮長期的な構えの前には無力です。しかも、長いこと色々な企業を見て活動すればどの企業が良くてどの企業は駄目という選球眼が磨かれます。
株で絶対に勝つ一番の方法はどんな状況であっても株式市場にしがみつくことであると言う格言があります。転職活動でも同じことが言えます。
長く活動することで自分が納得がいく求人が出てくる可能性があるので色々な企業を見て自分が一番納得する結果を残しましょう。
転職活動が失敗しても残れる
転職活動って良い話しかありませんが普通に失敗するどころか内定が貰えないこともあります。
もちろん諦めず活動すれば就活と同じでいつかは内定が貰えますが、在職中であると新卒の時より知恵がついているので色々と考えた結果内定を貰っても辞退したり、いざ活動してみると予想以上に大変で尻込みしたり、活動してみた結果意外と現在の会社って悪くないかもって思ったり色々当初の考えと違ってくることなんて普通にあると思います。
そんな時離職していると前の会社が良いなと思っても戻ることは普通は出来ませんので後の祭りです。
しかし、在職中であるならば最悪残るという一見すると情けないと思うかもしれませんがとりあえず働き場があるのでなんとかなります。また、情けないなんて思う必要はありません。
転職活動をする前は辞めることばかり考えてネガティブでやる気が無い状態だったのが現在の会社で頑張るしかないと思えることが出来たので素晴らしいです。やる気があればそのうち仕事でも以前よりは成果が付いてくると思います。
また、諦めきれない場合現状を分析して資格などの勉強をするようになるかもしれません。この場合も転職活動をしなければ無かった変化ですし資格を取って評価されれば今の会社が好きになるかもしれません。
とにかく、現状を変えようと努力することは結果がどうであれ長い目で見れば無駄ではありません。
転職活動に失敗して残ったのが人生で一番最良な選択になるかもしれない。そんな可能性を残しながら活動できるのが在職中に転職活動が出来るメリットです。
まとめ
転職活動は落ちたりエージェントが凄い勢いで求人を紹介するので焦ってしまいますが焦ることはありません。焦らないために在職中に腰を据えて長期戦の構えで転職活動することを勧めます。
ただ、転職活動は一度はしても良いですが誰でも転職することが最善とは思いません。転職活動をする前にこの本を読んでおきましょう。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
納得する転職するにはどうすればいいのか。転職のもやもやが解決し転職活動に対して前向きな考えが生まれます。さらに、エージェントの活用についても記載されいるので是非一度は読むことを勧めます。
また、転職サイトも必ず2つ以上登録しましょう。何でも比較できると安心感が違います。
とりあえずはリクルートエージェントとDODAに登録しておけば納得がいく活動が出来るのではないかと思います。
DODAはどちらかというと未経験者が業種を変えるための転職活動というよりは同業他社への転職に強いと感じました。求人の内容も多くは経験○年以上の様にスキル重視での応募要件があるので同業他社でスキルアップがしたいと考えている人はDODAが一番良いと思います。
リクルートエージェントの方は未経験から経験者まで幅広く対応してくれる転職界の王様と言えます。どれかに特化しているわけではありませんが、全て万遍なく出来るオールラウンダーがリクルートなんです。個人的にはリクルートの方が対応が良いと思います。転職活動時の考え方や面接でのマナーなどの情報をキャリアアドバイザーから最初に貰えるので転職活動するなら絶対に役立つ情報がただで貰えるのでとても助かります。
是非、自分の納得がいく転職活動して現状より幸せな環境で働いてもらいたいと思います。
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