いつだって若い人のことがわからないのが当たり前です。
当たり前ですが仕事で接していく中でわからないと苦労しますよね。
そこで若くもなく年もとってない自分が若手社員の特徴と扱い方について知っていることを教えたいと思います。
ストレス耐性皆無
若手社員は怒られることになれていません。最近は怒らないで育てようという教育方針がしきりに持て囃されているので親からですら怒られ慣れていないのです。そのため仕事でミスをしてちょっと怒られただけでめちゃくちゃへこみます。
この世の終わりであるかのように真摯に受け止め過ぎてしまうのです。
また何かにつけて甘やかされて育ってきた世代です。なんでもネットで手に入り苦労なんてナンセンスな生き方が良しとされてきた時代を生きています。
それなのに初めて本格的に仕事についたことにより苦労することが多々あります。この苦労で苦労したことが無い若手社員は耐性が無いため潰れてしまうことがあります。
そのため叱るにしてもきつく言い過ぎずちょっとした注意程度にしましょう。
もっと言うと好きな人の言うことだけは聞こうという世代なので仲良くしてから注意していくのが一番効果的です。
リスクを極端に嫌う
昔は積極的に挑戦すれば多少適当でも何とかなる時代でした。しかし今はちょっとの失敗でボロクソに叩かれる恐ろしい時代になりました。
ネットで全て繋がっているので公の場で失敗すればどんな小さな失敗であろうがひたすら誰かを叩きたい時代になっています。
そんな世知辛い世の中で生きてきたので若手社員は積極的に挑戦をするよりも失敗をせず無難に過ごす方がより賢い生き方であると思っています。
本当は挑戦して失敗して色々勉強・経験した方が人生楽しいという先輩方の説教の意味は分かっていますがそれ以上に失敗したときのリスクがでかすぎると思っているのです。
正直言えば失敗しても気にしないのが一番なんですが失敗の恐怖心から逃れられないのが若手社員の特徴です。
そのため失敗して覚えろとか見て覚えろとか失敗前提の教育をすると上手くいきません。そのため懇切丁寧に物事を教えて成功体験を積み上げるやり方を最優先して行えば若手社員は力を発揮できます。
人と関わらない人と友達ごっこの2極化
一昔前は上司との飲み会は当たり前でストレスを感じてもついていくのが当たり前でしたが若手社員はそんなことしません。
仕事とプライベートを極端に分けます。
人とは極力関わらず仕事は仕事と割り切って黙々と仕事をすることに専念します。このスタイルは変に情が湧いたりしないので癒着とか不正とかと無縁の生き方が出来るのでプロフェッショナルな生き方なんですが多少人と関わらなければいけないと先輩社員は思うことでしょう。
若手社員は人と関わるのはめちゃくちゃ嫌いなんですが全ての人間と関わるのが嫌いというわけではありません。好きな人と有益な人とは関わっていたいと思っています。
つまり若手社員が関わってこないのは自分が有益な人間でも無ければ好かれてもいないと認識した方が良いです。
そのため何歳になっても勉強して成長して挑戦する姿を見せるか個人的に好きになってもらえばいいのです。個人的に好きになってもらうのは難しくても勉強して成長する姿は見せられると思いますしそうでなければなりません。
関わってこないから若手社員は駄目と決めつけず自分からうざく思われない程度に関わっていきましょう。常に自分も変わる意思を持つことが大事です。
若手社員は人と関わらないと書きましたが逆にベタベタ友達ごっこが好きな若手も増えています。
仕事のスキルを高めるより人に好かれて対立せず無難に媚びを売って過ごす方が賢い生き方であると思っている人間がいます。
この人種は厄介です。なぜなら、死ぬほど評価が良いからです。年上のおっさんからは大人気爆発です。こんな社員を待っていたんだと拍手喝采で迎えることでしょう。
しかし残念なお知らせがあります。若手社員は総じて会社の人間が嫌いです。面従腹背の人間が組織において一番怖いです。
このタイプは最初は本当に会社や人間が好きなのかどうかわかりません。そのため何年か注意して見る必要があります。
全く成長しないとか挑戦して色々やらない人間だった場合積極的に注意していくべきです。嫌われてしまうと思うかもしれませんが元々嫌われているので杞憂です。積極的に注意して正しく指導しないと組織が壊れていきます。
このように若手社員はタイプこそ違えども会社の人間が嫌いな人が多いです。その理由はシンプルです。
先輩に魅力が無いから。肩書ではなくあなた自身を好きになってもらえれば大丈夫ですので頑張りましょう。
傷つきたくないから人目を気にしてる
人と関わりたくないとあからさまにしてる人はムカつくかもしれませんがわかりやすいです。
友達ごっこタイプは何故媚びへつらうのかと言うと出世したいのではなく傷つきたくないのです。出世したいからでもないのに異常に人の目を気にしているのです。
ゆとり世代だと馬鹿にされて育ってきた若手社員ですが実際は個性なんてあまり無いような世代です。個性の強さで言えば年寄りの方がヤバい奴が多いと思いませんか。
ゆとり・自由とは名ばかりでネットなどの影響で画一的に小さく縮こまりながら生きてきました。
そのため人の目を常に意識しながらお利口なふりをして生きているんです。
そのためふて腐れて人と関わらず自分の世界だけで生きようとしたり失敗を過度に恐れたり友達ごっこに精を出したりするのです。
対策としてはきっちりと評価している見ているということを積極的に伝えて安心させてあげることです。評価を気にしているならばそれを利用して褒めるときはきっちりと評価してあげれば自分なりの個性を出して積極的に動いてくれます。
若手社員の優れているところ
若手社員は駄目であるかのように書いてしまいましたが良いところだってもちろんあります。
むしろどの世代よりも優秀であると自分は思っています。
優れている部分を紹介したいと思います。
言われたことは120%でやる
言われたことしかやらない若手社員ですが逆に言えば言われた内容は120%やります。それはもう完璧に念入りに仕上げます。
何故なら嫌われるのが怖いから。
仕事に対して熱意があるからやるのではなくメンドクサイが怒られたりするのが嫌なので真面目に言われたことだけは精一杯やります。
言われたことすらできない年代がいた中言われたことだけでもしっかりこなせるのは純粋に凄いしありがたいですよね。プラスαをして欲しければ指示すればいいだけです。
優秀な考えはある 言わないだけ
何も喋らないから自分の考えがわかっていないと思われがちですが自分の考えはしっかりと持っています。むしろ考え過ぎではないかと言うくらい若手社員は会社について考えを持っています。しかし一切言わないため何を考えているのかそもそも考えていないのではと思われます。
今ではネットなので簡単に勉強したり異業種のことが知れるので様々な知識があり考える材料になります。そのため優秀な考えを若手社員はしっかり持っています。
怒られたり嫌われるのが嫌なので言わないだけです。若手社員の発言をどれだけ引き出せるかが会社の成長の秘訣とも言えるでしょう。
情報収集が天才的
ネットで育った世代です。調べものなんかお手の物です。わからないことでもネットで必死に調べれば何かしらの解決策があります。そのためいくらでも情報を集める術を知っています。
どの世代よりも自分で調べて解決する力に長けているので非常に優秀です。
それゆえに人に聞かず勝手に突っ走ることもあるので注意が必要です。
自分が興味あることはとことんやるオタクタイプ
興味が無いことは一切やらないような困った世代ですが好きなことはどの世代よりもフルパワーでやります。言葉悪く言えばオタク気質の人間が多い世代なので得意な分野や好きな分野では妥協を許さず自分を信じてどこまでも走っていきます。
そんな姿が上の年代からは自分勝手や何を考えているかわからないと思われがちですが仕事でも好きになれる夢中になれる分野を見つけることが出来ればフルパワーで働いてくれるので様々な経験を一緒にしていき夢中になれるものを作って上げれれば最強の社員になってくれること間違いなしです。
まとめ
どの年代にも言えますが絶対に癖があります。その癖を異質なものと決めつけて攻撃するだけでは通用しない時代になっています。
そのため特徴を理解したうえでいかに扱いこなしていくか考えていくことが大事です。
いつだって若手社員が一番歴代で優秀ですしそうでなくては組織が持ちません。上の人間は常識を捨てていかに一緒にやっていくか歩み寄りの姿勢が大事です。